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FM長野 リスナーである、ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を発表・保存しています。

FM長野 周波数

松本   中継局 86・4MHz   10W
大鹿   中継局 81・8MHz    1W
飯田   中継局 88・3MHz  100W
聖    中継局 78・1MHz  100W
飯山野沢 中継局 81・8MHz   30W
小海   中継局 80・3MHz  100W
木曽福島 中継局 81・5MHz   10W
岡谷諏訪 中継局 81・8MHz   50W
善光寺平 中継局 83・3MHz  100W
美ヶ原  送信所 79・7MHz 1000W
コールサイン(呼出符号) : JOZU-FM
演奏所:長野県 松本市   FM長野について

(NHK-FM)
松本   中継局 84・8MHz   10W
大鹿   中継局 85・0MHz    1W
飯田   中継局 77・4MHz  100W
聖    中継局 83・0MHz  100W
飯山   中継局 82・8MHz    3W
小海   中継局 84・9MHz  100W
木曽福島 中継局 82・9MHz   10W
岡谷諏訪 中継局 85・3MHz   50W
善光寺平 中継局 85・7MHz  100W
美ヶ原  送信所 84・0MHz  500W
コールサイン(呼出符号) : JONK-FM
演奏所:長野県 長野市 NHK-FMについて

*

FM長野について

 本社演奏所や本局送信所の地理的配置、さらに独特のコールサイン呼称など、全国のJFN加盟局の中でも、FM長野は、放送研究の価値があるユニークな存在です。

 旧郵政省による県域民放FM局の電波割り当てが、長野県にあったのは、1982年10月27日。175件の免許申請調整は月日を要しましたが、1987年 8月25日 申請一本化に合意。自治体・有力企業総意の元で、長野エフエム放送株式会社が、同年11月12日 創立。FM長野は、1988年10月 1日に開局しました。

 私は、信州の中心に位置する美ヶ原高原(海抜2031メートル)の王ケ頭にある、FM長野の美ヶ原 本局送信所が、全国のFMラジオ本局送信所の中で、最も地理的に優れた位置にあると考えています。

 FM長野の本社演奏所と本局送信所は、約11キロほどですが、直線距離のラインを追うと、送信伝搬が僅かに王ケ鼻の陰に隠れてしまいます。そこで松本市 岡田町の茶子望主山に反射板を設置。本社演奏所からのSTL波(3・436GHz 10W)は、その反射板(縦横10メートル内)に向かって送信し、反射波を本局送信所へ届ける、独特な送信の仕組みを採用しています。

 また本局送信所からの放送波は、県内9ヶ所の中継局で、エアー受けをしています。松本 中継局の場合、約8キロの距離を5素子1段1面のアンテナで受信し、垂直ダイホールで再送信しています。

 特にFM長野の中継局は、開局以来、音質劣化を避けるため、復調せず再送信している、大きな特徴があります。FM長野は、他局との比較でも、音質が優れたラジオ局なのです。

 開局当時にプレス発表された、FM長野の基本理念は、スリムな体質で健全経営を目指し、地元AM局(SBC)とNHK-FMとの住み分けをしながら、オーソドックスに徹するというものでした。

 開局当時の自社制作番組は、アナウンサーがディレクターも兼務し、自ら調整卓を操作しながら、アメリカンDJスタイルで放送。月曜から金曜まで、5日間連続 約2時間の生ワイドを、女性アシスタントとアルバイトひとりずつだけの体制でオンエアーしてきました。その様にコストをかけず、FM長野の草創期を、一生懸命支えてきたのです。

 長野エフエム放送 沿革にも まとめてありますが、その後のFM長野の番組編成方針は、この開局から数年間に培った原資を使い、役員構成の変化にスライドしながら、FM長野のステーションカラーと共に、形成されていきました。

 これからの地方における単営ラジオ局の存在価値は、道州制も視野におきながら、サービスエリア内全体の公益に、どう立脚するかで決まります。その存在価値を維持するため営利活動をし、安定経営に努める放送事業会社であるべきです。

 県域のJFN加盟局において、自主的な報道セクションを有しているのは、FMぐんま など僅少です。ですからニュースの自主取材をしないFM長野にとって、配信を受けニュースを送出する、松本本社からの自社制作生放送とネット送出の割合を低下させない事は、本社演奏所の存在理由に係わるほど重要です。

 重大な緊急災害時は例外ですが、報道部課の設置より、自主的に選択したニュース提供の報道機関と良い関係を培っていったほうが、リスナーの利益になると考えます。それ故、普段から緊急ニュースの素早い送出や、それを可能にするニュース配信報道機関との連携強化が、ニュース番組そしてラジオ局自体の価値を維持するため、なによりも不可欠となります。

 ただ配信ニュースというのは、極論をすると、札幌から配信されたニュースを那覇で放送する事も可能であり、将来まで続く地方行政区画を見据えた、配信報道機関の設定が不可欠です。

 特にFM長野ニュースを始めとする、音楽放送を主体としたFMラジオ放送局の定時ニュース報道は、幅広く主要項目(ヘッドライン)を、出来る限りコンパクトに伝える事も大切です。

 松本は音楽芸術都市です。FM長野は、ラジオ放送の本旨である、第1次情報報道の迅速・信頼性を損なわないために、地域・年代に こだわらない、多くのエリア内リスナーの聴取習慣を維持すべく、良質の音楽番組を放送し続けるべきであり、文化・芸術の面からもレベルの高い音楽放送を基幹とするラジオ局だからこそ、FM長野の本社演奏所を松本に置く意義があると考えています。

 また長野県の人口動態は、全国平均と比較しても高齢化が進んでおり、当然サービスエリアとするラジオ局は、人口動態にリスナーターゲットを、スウィングさせなければならないはずです。

 安易なターゲット層を絞った番組は、ターゲット外の絶対多数のリスナーが、確実にラジオから離脱させる結果に繋がりかねません。従来からのオーディエンス・セグメント編成ではラジオを救えないのです。

 信州に移り住む前月の1991年 3月から、私は 定期発行されたFM長野の「番組表」(タイム テーブル)を収集・保存し続けています。その数は、現在200枚を超えました。開局時である1988年10月 第1号など、初期のタイムテーブルも、コピーを入手し所有しています。

 私は、ラジオ放送に対して、全国にいるヘヴィなリスナーとは違ったスタンスを、心に持っています。

 全国のラジオ放送局は、放送局である以前に、国から免許を受けた「無線局」であるという認識です。呼出符号であるコールサイン(JOZU-FM)が存在するのは、FM長野は、国から許可を受けた無線局だからに他なりません。

 このブログ特に送信解析 FM長野にも書いていますが、私がFM長野を長年愛聴している根本の理由は、佐渡島から茨城・大阪に至るまで受信可能であるFM長野が、国から許可を受けた無線局としての送信伝搬の優秀性を有しているからです。

 FM長野も、これから未来へ向かい、番組形態もDJも勤める社員さんも、そしてリスナー自身も、確実に入れ替わっていくことは避けられません。ですが、その中で私は数少ない長期間 入れ替わらないリスナーとして、健康である限り、これからもFM長野を聴き続けていきたいと考えています。

MY RADIO

tivoli audio Model One

愛用しているメインラジオです

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NHK-FMについて

 NHK-FMは、1957年に開局した、FMラジオ放送の老舗です。長野は、1964年に開局しました。クラシック音楽を中心として、ポピュラー洋楽・歌謡曲・ワールドミュージック、そして純邦楽・民謡に至るまで、あらゆるジャンルの音楽を差別なく放送しています。

 NHK-FMの最大の特徴は、オンエアー曲をノーカット完奏させる点にあり、開局以来その編成方針を貫いています。

 平日の朝・午後そして夜と、クラシック音楽放送を帯ワイドで編成。特に夜の帯番組「ベスト・オブ・クラシック」は、NHK-FMの看板番組になっており、その時間に放送されるNHK交響楽団 定期演奏会の生中継は、NHK-FMの最重要な音楽番組になっています。

 定時ニュースは、7時・12時・19時および深夜1時から4時までの毎正時に、ラジオ第1放送と同時放送されています。但しNHK交響楽団 定期演奏会の生中継の時は、基幹の19時のニュースを休止します。

 NHK-FMでは、原則として臨時ニュース・ニュース速報を放送しませんが、緊急地震速報特別警報は全国に送出。また気象警報・竜巻注意情報などは、対象エリアに向けカットインで放送されています。

 長野局からの地域放送は、現在11時50分と18時50分からの10分間のみ。土日に至っては僅か5分間ずつと、だいぶ減ってしまいました。この地域放送は、交通情報・気象情報・お知らせ などですが、全国学校音楽コンクール県内優秀作品を、この10分間でオンエアーする事もあります。

 1970 ~ 80年代のNHK-FMは、平日 午後6時台の1時間と、土曜日の午後3時間に渡り、全国の放送局が、各局ごとにリクエスト番組を中心とした独自編成をしており、個性あふれる素晴らしい時代でした。

 私は、NHK-FMの地域放送として、土曜午後各局毎にオンエアーされていた「FMリクエストアワー」を1976年から1982年頃まで、熱心に聴いていました。

 私が最初に、ラジオでリクエストが採用されたのは、NHK-FM福島局の「FMリクエストアワー」(宮川泰夫 アナが担当)でした。私の住んでいた茨城県 北茨城市では、NHK-FM水戸局の北茨城 中継局があり、またその10キロ程度隣りには、NHK-FM福島局の勿来 中継局もありました。土曜 午後には、水戸・福島2局のFMリクエストアワーを、クリアに聴く事が出来たのです。

 3時間の生放送は、各局のNHKアナウンサーが、民放ラジオより自由闊達に担当する事が許されており、長野局のリクエストアワーでは、毎週独自のチャート(ベスト11)を発表していました。FM長野の開局前には、NHK-FMの地域放送が、FMラジオ放送の中で、大きなウエイトを占めていたのです。

 FMラジオ放送で、音楽を楽しむというスタイルを続けている人達や、曲目まで掲載された番組表を見ながら、FMラジオ放送を楽しむリスナーは、まだ多く存在します。FMラジオ雑誌は、2001年に総て休廃刊してしまいましたが、今も曲目付き番組表を掲載した“FM CLUB”誌が、定期購読限定で発行されています。

 長野県内だけでもFM長野 10ヶ所に対し、NHK-FM 24ヶ所と、圧倒的な数の送信所・中継所からの電波で、全国放送されているNHK-FMの歴史は、音楽ラジオ放送の原点は何か? いつもFM長野を始め民放FMへ問いかけながら刻んできました。そして現在もクラシック音楽番組中心の、安定した番組編成と放送を続けています。

 我が家では、NHK受信料を支払っています。この受信料には、ラジオ機能の維持にも使われており、FM長野リスナーを標榜していますが、払った受信料の分だけは、NHK-FMを聴く権利があります(笑)。クラシック番組を聴きながら昼寝が出来る休日は、至福の時(笑)なのです。

 NHK-FMには、全曲完奏で音楽放送する佳き伝統を継承しながら、FM長野リスナーである私の避難先(笑)となって欲しいものです。FMラジオ放送に囲まれた日々は、私にとって理想的なスローライフなのです。

JFN加盟局 周波数

(中部圏)
FM愛知  80・7MHz 10000W
FM岐阜  80・0MHz  1000W
FM長野  79・7MHz  1000W

G U I D E

 ここは長野県 松本市 に在住している、FM長野 リスナー『ラジオネーム:チャート★ドランカー』の個人ブログです。

 「週間選曲リスト」では、ラジオ・テレビ放送音楽に関する私の評論を、5曲ごとの選曲と順位で、象徴的に表現しています。

 「週間放送視聴日記」には、徒然なるままな身辺雑記を織り交ぜながら、オールラウンドなラジオ・テレビ番組のレビューやデータが掲載されています。

 このふたつのコンテンツを、毎週1リストにし、発表・保存しており、トップページでは、最新5週分のリストを、連記で掲載しています。

 コメント・トラックバック欄はありません。コミュニケーションツールとして、Google +1 ボタンを、全リストのフッターに設置しています。

 拍手のお気持ちが ございましたら、このソーシャルボタンから、お伝えください。

 広告等は一切表示しないポリシーで、開始時からブログを運営しています。デザイン総てが 手作りです。

 週1回「定点観測」の積み重ねで、FM長野を始めとする信州のラジオ・テレビ放送の歴史を、この小さなブログで、ゆるやかに紡いでいく事が出来れば、嬉しい限りです。


BLOG PET

かめクン

このブログでも おなじみ
長年 飼い続けている
ミシシッピ アカミミガメの
ごぞんじ『かめクン』です

L I N K S


【 週間選曲リスト 】

【 週間放送視聴日記 】

最新5週連記

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第600回ランキング

   最新リスト
公開日:
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    竹内まりや「深秋」
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」主題歌

  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」劇中効果音楽 [服部隆之]

  3. 第 3 位 ( △ )
    NHK BSプレミアム・よるドラマ「タイムスパイラル」劇中効果音楽 [池頼広]

  4. 第 4 位 ( ▽ )
    JUJU「ラストシーン」
    NHK総合・ドラマ10「聖女」主題歌

  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・連続テレビ小説「花子とアン」劇中効果音楽 [梶浦由記]
    ♪リスト対象となる劇伴が、なかなかオンエアーされない。


 このブログで毎週発表している『週間選曲リスト』が、600回目を迎えました。

 ブログ開始から 600回 の間に、約 12年 の歳月が経過し、カウンターのページ ビューも 26万 を超えました。本当に ありがとう ございます。

 つい先日「第500回記念 全期間ランキング」(All-Time Ranking)を発表したと思ったら、あっと言う間に 600回です。月日の経つのが、本当に早く感じられます。

 500回記念の際に、モバイル ブログなどの整備を行いました。その時は、出来上がったと考えていたのですが、その後のスマートフォンやタブレットの急激な普及など、さらに事情が変わり、刷新を重ねた結果、先月に やっとモバイル ブログが完成しました(笑)。

 またPCのブログについても、リスト タイトル表記を変更しました。この変更は、ご愛読者を始め、Googleのロボットさんにも大変好評でして(笑)各個別リストへ、沢山のご訪問を受ける様になりました。

 そこで、今までのデザインを変える事なく、このリスト タイトル表記変更に付随して、さらにPCブログの追加修正と刷新を行いました。

 リスト タイトル表記が横表示になりましたので、従来サイドバーの筆頭にありました「ベーシック リスト」のリンクを、ブログ ヘッダーの下へ、横に並べました。そしてサイドバーには、カウンター・Google+のリンクと、全リスト保存のアーカイブリンクを筆頭に置いて、操作をし易くしました。

 またブログ 各ページの最後尾には、これも従来サイドバーにあった著作権表示を、横長のフッターとして設置し、モバイル ブログとのデザイン統一を図りました。

 以上が全ページを対象とした修正ですが、最新リストを5週連記で掲載しているトップページには、サイドバーに新たな工夫をしました。

 この600週間コンスタントに、メールなとで寄せられたのが、FM長野に関する質問でした。一番多かったのは、周波数と受信可能エリアに関する質問。次は、FM長野の現状について、私がどう考えているのか? という質問です。

 FM長野リスナーを標榜しているブログですから、当然と言えば当然ですが、だいたい同じ質問が多いので(笑)同じ感じのお答えが多くなります。

 そこでトップページに関してのみ、カウンター・Google+のリンクの下に「FM長野 周波数」の詳細な表示をしました。送信所・中継所毎に、紹介したリストへリンクしており、相当高度な受信エリアに関する情報が得られるはずです。

 さらに その下には「FM長野について」と題した、FM長野に関する考察を掲載してあります。これを熟読されると、私が ちょっと変わった(笑)FM長野リスナーだと、ご理解頂けるかも知れません。

 おまけと言ってはなんですが(笑)同じ様に、NHK-FMに関する周波数と考察も掲載しました。両方読まれると、FMラジオリスナーとしての、私のディープさがお解り頂けると思います(笑)。

 FMラジオ放送は、報道機関としての根幹を維持しながら、音楽放送波に特化していると、長年理解している点に、私のリスナーとしての基本スタンスがあります。

 「週間選曲リスト」は、その基本スタンスに即して、ラジオ放送だけでなく、テレビドラマの劇伴音楽など、普段評価されない放送音楽も対象としています。さらに音楽以外のあらゆる事象について、選曲者の思考過程を公開する「週間放送視聴日記」を一体化し、毎週発表しています。

 これからも「チャート★ドランカー【FM長野リスナー】BLOG」を、引き続きご愛読頂ければ幸いです。

第599回ランキング

   
公開日:
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    竹内まりや「深秋」
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」主題歌
    ♪今週の週間選曲リストは、視聴放送媒体が総てNHK。

  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」劇中効果音楽 [服部隆之]

  3. 第 3 位 ( △ )
    JUJU「ラストシーン」
    NHK総合・ドラマ10「聖女」主題歌

  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHK BSプレミアム・よるドラマ「タイムスパイラル」劇中効果音楽 [池頼広]
    ♪ドラマでは抑制して使用しているが、洗練された劇伴。

  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・連続テレビ小説「花子とアン」劇中効果音楽 [梶浦由記]


 3日に、第2次 安倍内閣の改造がありました。

 前日までに、麻生 副総理(内閣法 第9条の第1順位指定大臣)岸田 外務大臣など、主要閣僚の留任が明らかとなり、当日は午後1時52分、留任した菅義偉 内閣官房長官から、閣僚名簿の発表がありました。

 ところが この閣僚名簿の発表時刻が微妙で、民放では報道特別番組やワイドショーが間に合わず、結局NHK総合のみが生中継しています。

 ここ10年近くの内閣は、必ずと言っていいほどスキャンダルが発生して、大臣の交替がありました。しかし、約1年9ヶ月続いた第2次 安倍内閣は、途中1人も大臣の交代がありませんでした。戦後の内閣では初だそうです。

 これには入閣候補者に、スキャンダルの種がないかどうか、徹底した調査があり、それに合格(笑)した者のみ、大臣に指名したという訳があります。

 この徹底した調査を「身体検査」と称しています。この検査の存在が明らかになった2007年 8月の第1次 安倍内閣改造の時、このブログでは、国家情報機関である「内閣情報調査室」が、その身体検査を主導している事に、驚いたと書きましたが、なんと前回の身体検査では、公安調査庁まで動員されていたと伝わっています。

 その身体検査に合格した(笑)第2次 安倍改造内閣の新大臣には、女性が5名起用され、高市早苗 総務大臣、小渕優子 経済産業大臣が、重要閣僚として入閣しました。また石破茂 地方創生担当大臣(国家戦略)は、新大臣記者会見で、道州制の推進を担当すると、言明しています。

 内閣総理大臣 臨時代理 就任予定者の指定順位は、1位・麻生太郎 副総理大臣、2位・菅義偉 内閣官房長官、3位・甘利明 経済再生担当国務大臣、4位・石破茂 地方創生担当国務大臣、5位・岸田文雄 外務大臣となっています。

 順風と言える安倍 首相ですが、最近 不可解な点がありました。広島で多くの犠牲者を出した、集中豪雨による土砂災害が起きた、先月20日から21日にかけての首相動静です。

 その日の安倍 首相は、夏休みで山梨県 鳴沢村の別荘に滞在していました。午前7時26分から、富士河口湖町のゴルフ場に行き、ラウンドを回り始めました。

 多くのマスコミが、広島で大きな災害が表面化しつつあるのに、ゴルフを始めた事に、批判が集まっています。しかし そのゴルフは1時間ほどで切り上げ、9時41分には、急遽 首相官邸へ向かっており、重大な問題点ではないと思われます。

 私が驚いたのは、その日の夜の首相動静なのです。完全に広島の惨状が伝わり、午後には天皇皇后 両陛下のご静養も、一部行事の取り止めが発表になったのにも拘わらず、なんと安倍 首相は、首相官邸から午後7時42分に、また別荘へ戻ってしまったのです。

 そして別荘で一晩過ごしました。翌21日 午前10時34分に、前述の国家情報機関である「内閣情報調査室」を統括する内閣情報官が、別荘へ訪ねてきており、安倍 首相は午後1時40分まで別荘に残り、その後 首相官邸に戻ったのは、午後3時17分だったのです。これは どうみても不可解な行動です。

 その首相動静を読んだ時、当初 私は安倍 首相の被災した広島市民に対する、冷たさを感じてしまいました。

 しかし安倍 首相やその周辺が、こんな冷たさをイメージに残す行動を起こすとは考えにくいのです。官邸サイドは、別荘に戻った理由を、首相自身の荷物整理(笑)と発表していますが、荷物整理なら、ご家族や側近が出来るはずです。

 あの日の夜、安倍 首相が別荘に、どうしても戻らなければならない理由があったとすれば、それは何なのか? 健康上の問題あるいは外交上の問題で、極秘に会わなければならない人物が、別荘に待機していたのか? 調査報道を主とするメディアも、少しずつ注目しつつある様です。

 中日新聞にも掲載されている「首相の一日」すなわち首相動静は、政治の動きを知る最高の1次情報源だと思っています。

 617日間続いた第2次 安倍 内閣で、最も不可解だった、先月20日から21日にかけての首相動静。これからの改造内閣の流れに、大きなターニングポイントだったのか、密かに注目しています。

第598回ランキング

   
公開日:
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    竹内まりや「深秋」
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」主題歌

  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」劇中効果音楽 [服部隆之]

  3. 第 3 位 ( △ )
    JUJU「ラストシーン」
    NHK総合・ドラマ10「聖女」主題歌

  4. 第 4 位 ( ▽ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「ペテロの葬列」劇中効果音楽 [横山克]
    ♪1位 4週、登場14週。2013年「名もなき毒」分 含む。

  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・連続テレビ小説「花子とアン」劇中効果音楽 [梶浦由記]


 5年ほど前のブログで、我が家のメインラジオとして、オリンパスのラジオサーバを紹介しました。ラジオサーバは、変わりなくラジオの録音機(mp3ファイル作成)として使用していますが、その後メインラジオは交代しています。

 現在使用しているメインのラジオは、チボリ オーディオの「モデルワン」(Tivoli Audio Model One)。2000年に米国で発表された、モノラルのテーブルラジオです。初見した時、デザインの斬新さと美しさに驚きました。

 本体は、中央にスイッチがふたつだけ。そして左右に、選局ダイヤルとスピーカーが、シンメトリーに配置された外観。しかもキャビネットは、ハンドメイドによる木製の家具調仕上げ。共同通信社がニュース速報を、加盟マスコミ各社に提供する際の、スピーカー装置を想起させるほどのシンプルさです。

 ところが このシンプルなテーブルラジオは、信じられないほどの高音質なのです。

 左に位置するスピーカーは、3インチ フルレンジのバスレフ型で、強力なマグネットを使っています。高級ハイファイしか取り上げない米国オーディオ専門誌が「小型ラジオの中で最新にして最高の発明」と絶賛したほど、精緻に音を再現します。

 この「モデルワン」は、スピーカーから音が出るというより、ラジオ全体から音が出ます。バスレフ型のスピーカー・ユニットから、後方へ向かう音の位相を逆転させ、キャビネット底部のポート(穴)で放出させているからです。

 底には小さな足が付いており、キャビネット底部の、ほんの僅かの隙間から、低音域の音をラジオの置場所に ぶつけてしまうのです。

 しかも木製キャビネットなので、振動や音を適度に吸収します。この発想は従来のラジオになく「モデルワン」で聴く、低音域の音楽のベース音は、ラジオ全体が共鳴し、実に素晴らしいものがあります。

 ですから「モデルワン」を、さらに素晴らしい音質で聴くには、共鳴が途切れさせないため、木製家具など低音が素直に表現される台に置く必要があります。

 但し我が家には2台「モデルワン」があり、1台は、オーディオテクニカ製の木製オーディオ スタンドに置いていますが、もう1台のキッチン用は、固くて高所である冷蔵庫の上に置いてあり(笑)その程度でも、遜色なき素晴らしい音質が味わえます。

 そして この「モデルワン」の最大の特色は、モノラルラジオという点です。

 ステレオHi-Fiは、確かに楽器などの空間的な配置を、聴覚で認識でき、モノラルにすると、その配置がミックスされてしまうと考えがちです。ところが この「モデルワン」は、全く違うのです。ステレオHi-Fiにおける左右の音の分離が「モデルワン」では、前後で起きるのです。

 人間の声を忠実に再現するため、中音域に厚みを持たせているため、ヴォーカルが素直に定位して聞こえますし、クラシックやジャズなどを聴いた時などは、ひとつひとつの楽器の音が、ちゃんと分離されるのです。

 初めての方へ ご案内にも書いていますが、私は ひとつひとつの楽器の音が聴き取れます。しかし低音と高音を上げた、ドンシャリなステレオHi-Fiの場合、私の聴覚では、無意識に楽器の音を探り当てている感じが否めません。

 ところが この「モデルワン」の場合、聴取位置での音像の乱れがなく、音楽の進行に合わせて変化しながら、楽器音が前後に並ぶのです。まるで演者がそこにいる様な、臨場感があります。さらに楽器音を探り当てる必要がないので、大変楽にリスニングができます。

 また この「モデルワン」のスピーカーは、音の解像度が尋常ではなく「モデルワン」の外部入力で、デジタル テレビの音声を聴いていると、サスペンスドラマなどでの爆弾の爆発音などは、余りにも忠実に再現してしまうので、居室で爆発が起きたのかと、びっくりしてしまうほどです(笑)。

 ラジオとしての受信機能も最高水準を維持しており、スピーカーと同じ大きさの選局ダイヤルは、5:1 にギアダウンしており、かつ選局状態が最良の時には、中央のライトグリーンに光っているパワーインジケーターの下で、オレンジのインジケーターも光り、アナログながらも、簡単で正確なチューニングをすることが可能です。

 私の様に、FM長野とNHK-FMを往復する選局を繰り返しているラジオリスナーにとって、こんなに快適で楽しいチューニングが出来るラジオは、他にありません。

 この「モデルワン」は、特にFMラジオ放送の受信に精力を注いでおり、携帯電話の基地局で使われている特殊なトランジスタ“GaAs MESFET”を、ラジオに初めて搭載し、受信感度を大幅に向上させました。

 さらに音声信号の不要なノイズをカットする、多層セラミックIFフィルターを、FM専用の独立した受信信号処理回路として備えています。このフィルター採用は、既に生産中止になった高級FMチューナーの設計と同じ考え方で、FMラジオ放送のクリアな音質を保障しています。

 この様な「モデルワン」の優れたラジオ機能のため、FM長野の“JET STREAM”を聴くと、素晴らしいイージーリスニングの世界が楽しめますし、FM長野ニュースを聴いていると、まるで近くでニュース原稿を読んでいるかの様な、音声の再現性を感じ取る事が出来ます。

 「モデルワン」設計者のヘンリー・クロスは、1950年台の学生時代に、ボストン交響楽団のFMラジオ生中継をしたいという夢を抱いて、仲間とラジオスピーカーの開発を始めました。

 そしてオーディオ業界のパイオニアとして、世界のHi-Fiの歴史に名を残す、数多くのステレオ装置の開発をし、Hi-Fiを極めた末、最晩年近くに発表したのが、なんとモノラルのテーブルラジオだったのです。

 この「モデルワン」で、NHK-FMクラシック音楽放送の最高峰である、NHK交響楽団の定期公演 生中継を聴くと、FMラジオ放送を、最高の音質で聴きたいという、ヘンリー・クロスの生涯を賭けた想いが、理解出来る気がします。

 ヘンリー・クロスは、最高の音質を心豊かに聴ける、究極のラジオを1台具現し、生涯を閉じました。そのコンセプトは、放送局から送信されるFMステレオ放送を、最高の技術でモノラル音声にしてから、スピーカーで届けるという、発想の大転換から生まれています。

 このラジオの唯一とも言える欠点は、他のラジオに比べて大変高価である事です。しかし お値段は張りますが、私はお薦め出来ると思っています。このブログでは広告等は一切表示しないポリシーですので、詳しくは ご自身でお調べください(笑)。

 最高のテーブルラジオである「チボリ オーディオ モデルワン」(Tivoli Audio Model One)は、我が家のメインラジオなのです。

第597回ランキング

   
公開日:
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    竹内まりや「深秋」
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」主題歌
    ♪同一ドラマが1位・2位評価。

  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」劇中効果音楽 [服部隆之]

  3. 第 3 位 ( ▽ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「ペテロの葬列」劇中効果音楽 [横山克]

  4. 第 4 位 ( ★ )
    JUJU「ラストシーン」
    NHK総合・ドラマ10「聖女」主題歌
    ♪2010年 年間4位のドラマ「ギルティ」主題歌と、旋律パターンは類似しているが佳曲。

  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・連続テレビ小説「花子とアン」劇中効果音楽 [梶浦由記]


 お盆が過ぎても、暑い日が続いています。私のお盆休みは、連続6日間 取れましたが、歯の詰め物が取れてしまったのと(笑)エアコンからポタポタ水滴が落ち始め、その対策に追われた6日間でした。

 ちなみにエアコンのほうは、ドレンホース(排水ホース)の詰まりが原因で、それを取り除いたら、簡単に水漏れは止まりました。

 昨年に我が国の最高気温 極値を出した、高知県 四万十市 江川崎では、この日本記録を守り抜こうと(笑)地元商工会が直販所に、アメダスの大型モニターを設置。江川崎に加えてライバルの(笑)岐阜県 多治見市と埼玉県 熊谷市の最高気温を10分おきに表示し、監視体制を引いていました(笑)。

 しかし この夏の最高気温推移は、昨年と異なり、松本市内で吹く風も、高原で感じる爽やかさがあり、やはり昨年ほどの猛暑ではないようです。

 今週の週間選曲リストでは、NHK総合で現在放送されている、土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」主題歌と劇伴音楽が、1位・2位を占めました。週間選曲リストで、1位・2位を同一ドラマで占めたのは、2010年の大河ドラマ「龍馬伝」以来2回目です。

 「芙蓉の人」は、草創期の天気予報の精度を上げるためには、富士山頂での冬季気象観測が不可欠だと考えた、民間気象学者・野中到が、自費で観測所を建設し、生命を賭して、1892年(明治25年)に、2時間おき1日12回の山頂越冬観測を決行。その夫と行動を共にした千代子夫人の心情を感動的に描いた、新田次郎の名作です。

 原作者である作家・新田次郎は、気象庁 観測部 測器課長として、1964年(昭和39年)に竣工した、富士山レーダーの建設を指揮し、作家として描いた野中 夫妻の富士山頂 気象観測の想いを、大きく結実させた人物です。

 「芙蓉の人」は、1982年にNHK少年ドラマシリーズで、野中到:滝田栄、野中千代子:藤真利子として放送されており、私は本放送を視聴しています。その時視た、水銀気圧計による観測不能のエピソードとシーンが、未だに忘れられません。

 私は子供の頃から、気圧計という気象観測器具が大好きで、我が家には、円形のアネロイド式気圧計が2台あります。アネロイド式気圧計と異なり、気温や設置場所の高度などで常時補正しなければならない水銀気圧計は、富士山頂であるが故に、水銀柱が下がり過ぎ(460ミリメートル)計測不能になってしまったのです。

 今回の野中千代子 役である松下奈緒は、どうしてもピアニスト・音楽家のイメージが消え去らず、女優としてではなく、これだけドラマで演技が出来るピアニストに成長したのは、日本の音楽史上初ではないかと考えてしまいます。

 16日の第3回放送で、松下奈緒 演じる野中千代子が、冬の富士山を登りつめた時、山頂に望む野中観測所の遠景は、激しく回転する風速計と共に、大変美しかったです。

 「芙蓉の人」のドラマと小説は、野中到・野中千代子そして新田次郎が、富士山頂 気象観測へ注ぎ込んだエネルギーに、しっかり裏打ちされた本当の物語です。

第596回ランキング

   
公開日:
  1. 第 1 位 ( △ )
    竹内まりや「深秋」
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」主題歌

  2. 第 2 位 ( ▽ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「ペテロの葬列」劇中効果音楽 [横山克]

  3. 第 3 位 ( △ )
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」劇中効果音楽 [服部隆之]

  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHK総合・大河ドラマ「軍師官兵衛」劇中効果音楽 [菅野祐悟]
    ♪テーマ音楽と別途に、10日 第32回放送から使用を始めた劇伴トラックを評価。

  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・連続テレビ小説「花子とアン」劇中効果音楽 [梶浦由記]


 今日は69回目の終戦記念日です。日本でラジオ放送が始まったのは、1925年(大正14年)ですが、我が国で最も重大なラジオ放送は何か? と問われれば、それは第2次世界大戦の終結を告げた『玉音放送』だと、間違いなく断言出来ます。

 1945年(昭和20年)8月15日 正午から放送された、昭和天皇による終戦の詔勅朗読、いわゆる玉音放送は、毎年 日本武道館で行われる、全国戦没者追悼式の黙祷の起点になるほど、その放送開始時刻が、戦争終結の一瞬として扱われています。

 しかし終戦の日。8月15日のラジオ放送は、それだけではありません。玉音放送の前もラジオは放送していたはずです。

 私は学生時代、この玉音放送の直前、いったい何が放送されていたのか、大変興味があり、放送史の大きな断片である、玉音放送直前の東京中央放送局(JOAK)の放送内容について、相当 私的に研究しました。

 まず2冊の文献を入手しました。それは大宅壮一「日本のいちばん長い日」と、徳川夢声「夢声戦争日記」です。

 「日本のいちばん長い日」は、玉音放送前日の終戦決定の御前会議から、玉音放送までの24時間に渡り、玉音放送録音盤を奪取しようと、陸軍省・近衛師団幹部が起こした、クーデタ未遂いわゆる宮城事件(きゅうじょうじけん)の顛末を、克明に記したドキュメンタリーです。

 14日 深夜から15日 早朝にかけて、宮内省と東京中央放送局(JOAK)は、反乱将校に占拠されましたが、断続的に放送が続いていました。それは空襲(警戒)警報発令中だったからです。

 関東地区で空襲(警戒)警報が発令されると、東京中央放送局(JOAK)の放送は中断され、放送を送出する権限が、日本放送協会から東部軍司令部放送室に移ります。宮城事件で東京中央放送局(JOAK)が占拠された時、空襲(警戒)警報発令中だったため影響がなかったのです。

 その実際の放送については、当時最も人気の弁士・声優であった徳川夢声の「夢声戦争日記」に詳述してあります。徳川夢声は、東京中央放送局(JOAK)に出入りし、当時のラジオ放送、特に空襲警報の内容を日記に記録していました。

 占拠が鎮圧され、警報も解除となった15日 午前7時21分、東京中央放送局(JOAK)は、玉音放送の予告を放送しています。ところが8時32分に、また警報開始のブザーが鳴り、空襲警報が発令されます。

 米英の連合国軍には、日本が終戦を受け入れた事は、既に伝わっているはずでした。ところが監視目的か否かは不明ですが、戦闘機の侵入が続いていたのです。

 東京中央放送局(JOAK)に出入りしていたおかげで、終戦を事前に知っていた徳川夢声は、撃墜まで伝える空襲警報に、終戦が決裂したのではないのか? と不安を日記に記しています。

 この「夢声戦争日記」は、放送文化誌 1955年(昭和30年)8月号に、続マイク雑感として掲載されたオリジナルと、中央公論社から発行された単行本とでは、細部に違いがあります。

 玉音放送が始まる30分ほど前から、兵舎・学校・工場では整列の上、予め流されていたラジオ放送を、多くの人々が聴いていました。そして その聴取した内容や様子を、日記に記述した人も多数おり、夢声戦争日記との違いが解ってきました。

 例えば徳川夢声の空襲警報の記録は、文語体ですが、実際の空襲警報は、解りやすく口語体が主でした。さらに「夢声戦争日記」では、玉音放送冒頭の記録が、明らかに脚色されていました。

 また空襲警報の放送文には、最後に「以上」と表現されるか、終了アナウンス・時刻告知アナウンスが加えられていました。

 さらに玉音放送直前には、正午の時報が流れていたのが確認されています。当時の時報は、既に自動式になっており、予報音が30秒前から流れる、大変長いものでした。となると「夢声戦争日記」に記載がありませんが、正午の時報の前には、ステーション コールが放送されていたはずです。

 これらを考慮の上で修正し、玉音放送の直前の放送を再録してみました。もちろん違っている点があるかも知れません。その後 新しい事実が解りましたら、その時点で追記・修正する事を お約束します。

 我が国放送史上、最も重大なラジオ放送である「玉音放送」。その直前には、中断されたまま、戦後69年間 実質再開する事はなかった、第2次世界大戦 最後の空襲警報が放送されていたのです。

 1945年(昭和20年)8月15日

 午前11時45分

 「東部防衛司令部、横須賀鎮守府司令部発表。 8月15日11時。 1、敵艦上機250機は3波に分かれ2時間に渡り、主として飛行場、一部交通機関、市街地に対し、攻撃を加えました。 2、11時までに判明した戦果は、撃墜9機、撃破2機です。以上。」(沈黙)

 午前11時55分

 「目下、千葉・茨城の上空に敵機を認めません。千葉・茨城両地区、関東海面は警報発令中ですが、東部防空情報を一時中止します。ただ今時刻は12時5分前でございます。」(沈黙)

 午前11時59分

 「ジェイ、オー、エイ、ケイ。こちらは東京中央放送局であります。」
 (59分30秒から時報予報音が開始)

 正午(時報本報音)

 「ただ今より重大なる放送があります。全国の聴取者の皆様、ご起立願います。・・・」