●第1位( ⇒ )
平原綾香「ノクターン」
NBS(フジ)木曜劇場「風のガーデン」主題歌
●第2位( ⇒ )
福原美穂「優しい赤」
●第3位( △ )
AC/DC“Rock’N’ Roll Train”
●第4位( ▽ )
GIRL NEXT DOOR「情熱の代償」
abn(テレ朝=ABC)ドラマ「ギラギラ」主題歌
●第5位( ★ )
しおり「永遠(とわ)」
abn(テレ朝)木曜ミステリー「おみやさん」主題歌
♪曲調は温い感じだが、ドラマのラストシーンとフィットする。
◆フジテレビ開局50周年記念ドラマになる、木曜劇場「風のガーデン」は、やはりテレビ史に残る作品です。脚本は倉本聰書き下ろし。「北の国から」「優しい時間」に続く、富良野三部作・最終章という位置付けが、この「風のガーデン」に与えられています。長年倉本とコンビを組んで来た統括プロデュース(制作総指揮)に 中村敏夫。そして全話の演出は、倉本聰と佳きライバル関係にあった脚本家・山田太一の実娘である、宮本理江子 フジテレビディレクターが担当しています。舞台は倉本のホームタウンである、北海道富良野市。豪椀の麻酔科医でありながら、末期癌に冒されている主人公・白鳥貞美は、中井貴一。息子の不行跡を叱責し、絶縁関係になっている富良野の開業医の父・白鳥貞三が 緒形拳。知恵遅れの息子・白鳥岳に 神木隆之介。麻酔を担当した末期癌患者の二神達也(奥田瑛二)から、最新医療設備搭載のキャンピングカーをプレゼントされた貞美は、退職しそのキャンピングカーに乗って、故郷の富良野へ向かいます。最期の夏を潜やかに過ごすためでした。しかし富良野では、知人友人そして父親に存在を知られていきます。父親役の緒形拳氏は、自身が肝臓癌という厳しい状態での撮影でした。クランクアップ直後から病状が進行し、今年10月に他界しました。「富良野三部作・最終章」という倉本聰自身のシナリオ設定に、更に超越した意味合いを、緒形拳氏は このドラマへ刻み込んでいます。密かに訪ねたキャンピングカーで、息子の末期癌に気付き、声なき慟哭をする父親。第8話「フロックス」ラストシーンは、国民俳優・緒形拳の魂を賭けた凄絶な演技でした。以前同じ木曜劇場の「Dr.コトー診療所2006」では、島の進行胃癌患者・坂野ゆかり(桜井幸子)が、奇跡の回復をするストーリーもありました。これが難病に苦しむ視聴者の間へ勇気を与えています。しかし今回の「風のガーデン」はテーマが異なり、覚悟して視聴しなければならない様です。主役を演じる中井貴一も、肉親の早逝を経験している俳優です。中井貴一の実父、名優・佐田啓二は、37才の若さで亡くなっています。「風のガーデン」は、国民俳優・緒形拳氏の敢然たる遺作として、末期医療そして地域医療のあるべき姿は何か? 富良野の美しい花々と共に問いかける大切なドラマとなりそうです。