第４２７回ランキング
- 第 １ 位 （ ⇒ ）
ヤドランカ「誰かがサズを弾いていた」
ＮＨＫ総合・ミニ音楽番組「みんなのうた」４ ～ ５月 オンエアー曲 - 第 ２ 位 （ ⇒ ）
ＮＨＫ総合・連続テレビ小説「おひさま」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 ［渡辺俊幸］ - 第 ３ 位 （ △ ）
ＮＨＫ総合・大河ドラマ「江 ～ 姫たちの戦国」劇中効果音楽 ［吉俣良］ - 第 ４ 位 （ ★ ）
ＮＨＫ総合・ドラマ１０「マドンナ・ヴェルデ」劇中効果音楽 ［村松崇継］
♪ 美的旋律と内省的な和声が溶け込んでいる劇伴佳曲。 - 第 ５ 位 （ ★ ）
ＮＢＳ フジ・ドラマ「名前をなくした女神」劇中効果音楽 ［井筒昭雄］
♪ 凝った和音構成と転調を感じさせる劇伴音楽。
２４日夜は、第１７回 統一地方選挙・後半戦の開票でした。ここ松本市でも市議会議員選挙が行われました。「東日本大震災」の自粛ムードから、選挙カーでの大音量連呼は 少なかった様です。ＮＨＫも ＦＭ長野も、松本市議選の開票速報は ありませんでしたが、投票した松本市民の立場としては、ネットの開票速報や、地元ＣＡＴＶの選挙特番が、迅速で役に立ちました。
その統一地方選・後半戦 投開票日の翌日「キャンディーズ」の元メンバーで早逝された女優・田中好子 さんの告別式が営まれました。先週のブログでは、もう一度 ３人がテレビカメラの前に立って欲しかったと書きましたが、田中好子 さんの遺影の前で焼香する伊藤蘭 さん、藤村美樹 さんが ワンフレームへ収まり、解散後 ３３年ぶりに ３人が、ひとつのカメラに収まりました。
当時 キャンディーズのマネージャーを勤めたひとりが、東証 1部上場の芸能プロダクション・アミューズ の経営者である大里洋吉 会長です。キャンディーズをリアルタイムで応援した人々は、いま日本社会の中核を担っています。私は、今週 仕事で信州でも大きな会社の経営者や、大地主の方と お話する機会がありましたが、話題に出たのは キャンディーズの思い出でした。
そして告別式で流れた あの田中好子 さんの肉声メッセージに感動したと、お会いした経営者や大地主の方は、口を揃えて話してくれました。「天国で、東日本大震災の被災者のお役に立ちたい」「それが私の務め」と言い切った肉声メッセージは、永遠の旅立ちが迫る自らの運命を受け入れて、なお前向きに歩んでいこうとする田中好子 さんの純粋な気持ちが 迸っていました。
どんなに天国が素晴らしい所でも、突然やってきた被災者の皆さんは 途方に暮れているだろう。だから必ず天国へ行って、被災者の皆さんを励まし喜んでもらうのが 田中好子 さんの務めだと言うのです。ここまで優しい言葉を聴いた事がありません。慈愛と言う語彙さえ超越しています。家族を亡くし残された被災者の方へも、最大の慰めの言葉になったと思います。
藤村美樹 さんの弔辞も、田中好子 さん最期の言葉を裏付ける愛惜の気持ちが満ちていて胸打たれました。田中好子 さんの病床を支えた 伊藤蘭 さん、藤村美樹 さんの姿こそ、解散後 ３３年経っても、キャンディーズのファンを決して裏切らない、メンバー同士の誠実な友情の証しでした。田中好子 さんが貫いた生き様と、あの肉声メッセージを、私も忘れる事はないでしょう。