第1位( ⇒ )
SBC(TBS)日曜劇場「官僚たちの夏」劇中効果音楽(佐橋俊彦)第2位( △ )
abn(テレ朝)木曜ミステリー「科捜研の女」劇中効果音楽(川井憲次)第3位( ▽ )
Linkin Park“New Divide”第4位( ★ )
Diane Birch“Fools”
♪キャロルキングが舞い降りたかの様な、フィメールボーカリストの佳曲。第5位( ⇒ )
CS チャンネルNECO・ドラマ王国20「気になる嫁さん」テーマ音楽(大野雄二)
女優の大原麗子さんが、お亡くなりになりました。。大原麗子さんといえば「ザ・ベストテン」の後、木曜夜10時から、TBSテレビで放送されていたテレビドラマ枠「木曜座」が忘れられません。その初期の作品「たとえば、愛」(1979年1月 ~ 4月 本放送)は、深夜ラジオ番組最期の3ヵ月間の人間模様を描いた名作ドラマです。脚本の倉本聰は、かつてニッポン放送(JOLF)に社員として勤めた経験があり、全編当時のラジオの世界を、情感込め そしてリアルに描いています。
深夜放送のDJ、主役・九条冬子役は 大原麗子。初代ディレクターそして冬子の前夫でもあった、フリーライター工藤六助役に 原田芳雄。冬子の現夫で、広告代理店のラジオ担当営業課長・高井五郎が 津川雅彦。現プロデューサーでラジオ局制作部員・石山信介は 荒木一郎。ディレクターの三国乙彦に 三田村邦彦。六助の実妹で不倫騒動を起し、兄と葛藤する工藤章子は 萩尾みどり。そして冬子の番組の初代プロデューサーで、人気作家・南雲庄一役を下條正巳が演じています。さらに六助へ なにかと心配りをする文芸誌の編集部員・吉野哲夫には 橋爪功。冬子を取り巻くラジオ局員・名倉として 矢崎滋が、強い存在感でレギュラー出演。
ドラマは、匿名希望の葉書を、冬子が実名で読んでしまうミスから始まります。冬子の小さなミスは、投稿したリスナーがショックで命を絶とうとする事件まで発展。その事件と聴取率の低迷から、冬子の現夫である五郎が広告マンに徹し、番組の打ち切りをラジオ局へ提案します。この五郎の行動から番組の打ち切りが決定。その決定の日に、初代プロデューサーである南雲は、突然人気私小説作家の座を捨てます。病で逝った老妻の後を追う衝撃的な出来事が起こるのです。新人文芸賞で落選した作家志望の六助は、南雲の行動に作家として超えられない壁を知ります。そして結局筆を折って東京から去る決断をします。
それぞれの人間模様は、故郷の新潟へ帰る夜行列車の中で、冬子の後番組の第1回放送を聴く工藤六助と、専業主婦になり、自宅でひとり家計簿をつけている九条冬子の、同時進行な最終回ラストシーンに集約されていきます。主要な登場人物が、ラジオや文学という独特の世界で、自らの運命を受け入れ、一見矛盾に満ちた行動の中に、純粋かつ普遍な愛情を煌めかせます。
音楽は宇崎竜童が担当。大村雅朗の抜群のアレンジにより、主題歌・豊島たづみ「とまどいトワイライト」が流れるタイトルバックは、本当に美しい映像です。また第11回放送では、ドラマに「生放送」を挿入するなど、特に斬新なストーリー展開もありました。ラジオ局を舞台にした、この倉本ドラマは、極めて完成度が高い作品なのです。
この木曜座「たとえば、愛」の録画を、第4回から最終回まで、私は所有しています。しかも当時の3倍速(笑)。この「最古」のアナログ録画テープのデジタル化が「最難関」の作業になるのは間違いありません。ビデオデッキを改造する様な覚悟(笑)で、最後の最後にデジタル化しようと考えています。
私にとっての大原麗子さんは、東洋ラジオ「ミッドナイトクール」のDJ九条冬子でした。「今晩は。九条冬子です。木曜の夜は0時から2時まで、冬子がお送りするミッドナイトクール。今夜の赤坂は、降るような星です・・」。
(追記) 「たとえば、愛」は、紹介した第4回から最終回までの録画をデジタル化し、MPEGファイルで保存を続けています。
(追記) 2011年7月、工藤六助役の 原田芳雄さんが、お亡くなりになりました。。俳優として個性派を貫いた生涯でした。