FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第636回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    MAYUKO “Addio a dio”
    NBS フジ・木曜劇場「医師たちの恋愛事情」挿入歌
    ♪ 編曲は 末廣健一郎。
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    ストレイテナー “The Place Has No Name”
    SBC テレビ東京・ドラマ24「不便な便利屋」オープニング テーマ
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次]
  4. 第 4 位 ( △ )
    abn テレ朝・金曜ナイトドラマ「天使と悪魔 ~ 未解決事件匿名交渉課」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    華原朋美「はじまりのうたが聴こえる」
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング曲

 暦年で6年に1度(丑と未の年)開かれる「善光寺 御開帳」に先週行ってきました。私は 善光寺信徒会員で、我が家の菩提寺は 善光寺になります。と言うものの前回(平成21年)のご開帳は、どうしても仕事の都合がつかず 12年ぶりのご開帳参拝になりました。前回は どうしても週末が ものすごい混雑となり、平日参拝に拘ってしまったため、結局参拝できなかったのです。

 今回も残り 2週の段階で、平日が半日空き参拝する事が出来ました。午前の仕事を終え、安曇野インターから高速バスで長野駅へ到着。善光寺大門までシャトルバスに乗りました。大門からの参道は、平日でも沢山の参拝客で混雑しており、その参道を ゆっくり歩いていくと、遠くに前立本尊の回向柱が見えてきます。そして歩幅で確実に その姿が大きくなっていくのです。

 まずは回向柱に触ってから参拝しようと、自然の流れで長い行列に加わりました。ちょうど回向柱の前面の列でした。少しずつ前へ進んでいくと、遠くに見えていた回向柱が、だんだんと見上げる様になってきます。青空にそびえる回向柱は、実に美しいコントラストでした。そして回向柱に到着し、右手・左手と回向柱に触れ、しっかりと仏縁を結んだ後 本堂に登りました。

 善光寺の本尊は、1400年以上も守られている絶対秘仏です。そのレプリカである「前立本尊」阿弥陀如来像の右手に結ばれた金糸が五色の糸となり、白い善の綱として回向柱に結ばれています。内陣参拝は 拝観料を払わなければなりませんが、善光寺信徒会員は 会員証を提示すると無料です。回向柱に結ばれている綱を見上げながら次の行列に並び、前立本尊に参拝しました。

 行列に並びながら結ばれている綱を見上げていると、私には どうしてもアンテナ線の様に思えてきます(笑)。内陣参拝を終え御印文頂戴を受けると、早くも 2時間が経過していました。次は持参の御朱印帳に御朱印を頂こうと思いましたが また長蛇の列です。なんと受付まで 1時間半、御朱印を受け取るまで 1時間半、合計 3時間もかかるとのことでした。

 腰痛持ちの私としては 限界でしたので(笑)列から離れ、日赤救護所隣の休憩所テントで まず水分補給をしました。その後 信徒として大本願に参拝し、行列に並ぶ事なく御開帳記念の印も押してある大本願御朱印を頂きました。既に時間ぎりぎりです。大門前始発の松本行き高速バスに飛び乗り 帰路につきました。まるでビジネスライクな(笑)純粋に参拝だけの御開帳でした。

 御開帳期間中は、回向柱守という回向柱のミニチュアの形をした特別な御守が頒布されています。善光寺の授与品の中でも、独特な御守なのです。次の御開帳まで霊験ある御守ですが、我が家の回向柱守は 前々回の御開帳から 12年間も守って頂きました。その回向柱守を古札納所に納めて、新しい回向柱守を拝受。今回の御開帳参拝の最大の主眼が、この回向柱守の交代でした。

 行列に並び続けるのは大変でしたが、参拝を終えた後の爽快感は 格別なものです。私が初めて善光寺本堂の法要に出席した後、本堂を出た瞬間も同じ爽快感でした。前述の御印文頂戴では、善光寺のご本尊と同じ閻浮檀金(えんぶだごん)で作られていると伝承がある善光寺の金印を参拝者の頭に押します。金印を押された者は、極楽浄土へ行くと信じられています。

 この御印文頂戴の行列に並んでいると、ずっと前の先頭では、お爺さんのところに順番が回っていました。ところがお爺さんは、合掌して待っているのですが、なかなか押してもらえません。おかしいと思ったのか、お爺さんは合掌のまま、堂守さんを見上げたのです。すると御印文を押している堂守さんは、一生懸命に金印を持ち替えて、体勢を整えているところでした(笑)。

 御印文頂戴は、御開帳行事の中でも人気があって、長蛇の列です。あまりの人数を押し続けてきたので、御印文頂戴の金印が ずれてしまったのでしょう(笑)。堂守さんも お爺さんも笑っていました。そして堂守さんは 体勢を整えて金印を持ち直し、そのお爺さんには 丁寧に丁寧に頭へ押印していました。なにかこの眼で極楽行き確定の瞬間を目撃したかのような光景でした。


(追記) 週間放送視聴日記(2022年 6月 3日)に、令和4年 善光寺御開帳 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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