FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第1120回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    AIESH「花の行方」
    テレビ東京・ドラマ9「D&D 〜 医者と刑事の捜査線」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    CS LaLaTV・外国テレビドラマ「リゾーリ&アイルズ ~ ヒロインたちの捜査線」テーマ音楽 [James S.Levine]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    CS 時代劇専門チャンネル「隠密奉行 朝比奈」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [渡辺俊幸]
  4. 第 4 位 ( △ )
    Sarah Brightman “Stand Alone”
    NHK総合・スペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    Soccer Mommy “Driver”
    ♪ 1位 3週、登場 7週。

 『第60回 米国大統領選挙』は、6日に投開票され、共和党のドナルド・トランプ 前大統領が返り咲きで当選しました。トランプ 前大統領には、間断なき口禍が起きていましたが、銃撃事件の時に見せた精神的なタフさは、広範な米国国民へ訴えるものがあった様です。やはりバイデン 現大統領からハリス 現副大統領への予備選無き民主党候補変更には、無理がありました。

 【獲得選挙人数:トランプ 候補 312 ハリス 候補 226】

 開票速報マニアの私としては、毎回仕事の休みをとって(笑)米国大統領選の開票速報を視ています。CATVを通じてCNNテレビの開票速報特番をメインで視聴してきましたが、CNNは 明らかにハリス 民主党寄りのスタンスを取っていましたので(笑)CBS・NBCテレビ開票速報のネット配信や、NHK・ABCのラジオ開票速報も合わせてチェックしました。

 CNNを始めテレビメディアの開票速報は、出口調査に関して、性別・人種・投票行動を決めた政策などの分析に絞って扱い、そのデータのみを紹介していました。あくまでも市郡単位での開票所取材 つまり 開票実票の動向だけで、各州の勝者である選挙人獲得を判定しています。これは 選挙報道本来の姿であり、日本の出口調査偏重の開票速報と明らかな違いがありました。

 しかし今回のCNN開票速報は、報道番組として失策でした。日本時間午前 6時の開始から、ハリス 候補当選に決め打ちした内容だったのです。朝発表した出口調査予備集計で、現政権に不満を持っているか? との設問に、7割が不満だとの結果から、トランプ 候補圧勝のシグナルが出ていても、ハリス 現副大統領への批判ではないと弁解し、シグナルを無視していたのです。

 8年前のブログで、世界一の選挙アナリストと断言したJohn King アンカー 兼 首席国内担当記者も、この決め打ちに取り憑かれていました。マジック ウォールを駆使した分析を行っていても、ハリス 候補優勢との結論を変えず、トランプ 候補が有利になると、ハリス 候補逆転の要素ばかりを探していたのです。決め打ちに固執し、的外れな分析を放送してしまいました。

 午後 3時46分に親トランプ系のニュースチャンネル・FOXテレビが、トランプ 候補の当選確実を速報。トランプ 候補は これだけで勝利宣言を行ってしまいました。されどCNNやメジャー各局は、事前の世論調査と異なる、殆どの激戦州でトランプ優勢を示す開票状況に困惑し、選挙人過半数突破の判定ができません。結局 7時30分にやっとCNNが当確を打っています。

 【Popular Vote:トランプ 候補 50・1%  ハリス 候補 48・1%】

 獲得得票数の全米集計である“Popular Vote”でも、トランプ 候補が勝ちました。8年前の大統領選 2位から、初めて過半数を超える結果となり、候補間の差を拡大して、最高権力者を巡る紛争を起こりにくくする「間接選挙」のシステムは、今回の場合 直接選挙と同じ結果をもたらしました。まさしく事前の世論調査と異なるトランプ 候補の圧勝を示していたのです。

 私は 激戦のノースカロライナ州でトランプ候補がスムーズに勝利した時、トランプ 候補の当確を確信しました。やはり予備選の洗礼を受けなかったハリス候補は、大統領候補の資格が欠けていた様に思えてきます。トランプ次期政権の順風を示すかの様に、同日投開票の連邦議会選挙でも、上院・下院共に共和党が過半数超の情勢で、予算・立法ともにブロックが無くなりました。

 当確が出た後のCNN速報本部は、まるでお通夜の様に(笑)パネラーの言い訳を延々と流していたのです。トランプ 次期大統領のキャラクターを軽く甘く見てしまい、全米有権者の本音を読み違った事自体、二流以下のメディアだと証明してしまいました。世論調査の精度の低さと、裏読みが出来ない米国メディアの能力の低さが露呈した、トランプ 次期大統領の復活劇でした。


(追記) 投開票日から 3日後の 9日に、全州の勝者が決まり、獲得選挙人数が確定しました。最終の獲得選挙人数を掲載しています。また 14日早朝に共和党の当選者数が、連邦議会 上院・下院の過半数を超えた事も確実になりました。


ブログ開始は 2003年です。

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