FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第1069回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・特選!時代劇「お登勢」テーマ音楽 [野村知成・藤野登]
    ♪ 音楽制作は、音響効果担当者であると独自に特定しました。
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    英国 ITVテレビ・itv NEWS AT TEN テーマ音楽 [Johnny Pearson]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    林部智史 “Omoide”
    BS松竹東急・土曜ドラマ「商店街のピアニスト 永遠の調べ」主題歌
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    beabadoobee × Laufey “A Night to Remember”
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    ドレスコーズ「最低なともだち」
    BSテレ東・土曜ドラマ9「たそがれ優作」主題歌

 2028年に全国民放AM 44局は FMになると、大々的に民放連が記者会見を打ってから 2年が経過しました。総務省が法的に整えたAM停波の第1次 実証実験に参加したのは、僅か 13局 29・5%に留まっています。既に放送免許更新は 終えており、これ以上実証実験の参加が増える事はありません。民放連の見通しの甘さが、この参加局数の少なさに露見しています。

 AM停波の第1次 実証実験に参加する局は、IBC岩手放送、IBS茨城放送、BSN新潟放送、MRO北陸放送、FBC福井放送、SF東海ラジオ放送、KRY山口放送、RNB南海放送、RKB毎日放送、KBC九州朝日放送、NBC長崎放送、RKK熊本放送、MBC南日本放送、以上 13局です。その内 12局は、中継局停波だけで実証実験に参加します。

 親局である本局送信所の停波。即ち第1次 実証試験で、完全なFM移行まで目指す唯一のAM局は、KRY山口放送です。発表となった実証実験日程では、来年 2月 5日の須佐田万川中継局(萩市・300W)の停波を皮切りに順次停波を行い、7月29日に本局送信所(周南市・5KW)を停波します。また送信出力を下げる減力放送を行う予定も含んでいます。

 KRY山口放送は、全国のAM局の中でFM補完放送網が最も充実していました。山口県内のNHK-FM送信施設 16局、FMYエフエム山口の送信施設 11局に対して、KRY山口放送のFM補完中継局は 14局もあり、実証実験参加の基準である既存FM局の世帯カバー率 90%を完全にクリアしています。従って第1次 実証実験の段階で、親局停波まで踏み込めるのです。

 またKRY山口放送は、デジタル同期放送というFM補完中継局の周波数を統一する技術を独自開発しています。14局あるFM補完中継局の周波数は、ふたつにまとめられており、電波干渉なくカーラジオなどでの移動聴取が可能になっています。このデジタル同期放送は、革命的な送信手法で、それだけKRY山口放送が、最も先進的なFM補完中継を行っている証拠です。

 しかし他の民放AM局は、KRY山口放送の域まで達していません。次に先進的とされる IBS茨城放送や RNB南海放送には、デジタル同期放送の技術が無く、親局である本局送信所の停波実験まで踏み込めずにいます。またKRY山口放送も、実証実験の進行状況で固定客であるリスナーが、どうAMからFMへ切り替わっていくのか? その過程こそ真の実証実験となります。

 KRY山口放送は、厳しいカバー率基準をクリアしました。14局ものFM補完中継局を設置出来た背景には、日本海側での外国電波混信対策、そして瀬戸内海側での南海トラフ巨大地震対策のFM補完中継がフル仕様で認められたからです。故に周波数がふたつに統一されています。親局停波の先駆けとなる、KRY山口放送が行う第1次 実証実験に注目が集まっています。


(追記) 週間放送視聴日記(2024年 3月15日)に、AM停波 第1次実証実験の先にあるもの を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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