FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第317回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NBS KTV・ドラマ「トライアングル」劇中効果音楽 [澤野弘之・林ゆうき]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    COLDPLAY “LIFE IN Technicolor 2”
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    しまざき由理「AGAIN ~ アゲイン」
    CS ファミリー劇場・ドラマ「Gメン’75」主題歌
    ♪ 編曲は 若草恵。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    JUJU「やさしさで溢れるように」
    日産自動車 テレビCMソング
    ♪ 編曲は 亀田誠治。

 日本最古のラジオチャート番組は、何か? 十数年前までは、KRラジオ東京(現・TBSラジオ)の とある番組だと思っていました。今でも その番組を最古と紹介しているサイトが存在するほどです。民放の歴史だけでは、そうだったのかも知れません。ところが ある落語家によるラジオでの ひと言から、その定説は覆されました。その落語家とは、立川談志 師匠です。

 真のラジオ マニアとは、タイムテーブルを暗記してしまいます。談志 師匠は、入門前ラジオの演芸番組に夢中で、当時のNHKラジオ放送の番組表を、まさしく暗記していたのです。談志 師匠は、今から十数年前の段階で立て板に水の如く、終戦直後のNHKラジオの番組名が、放送時刻順に口から出てきました。その中に「お好み投票音楽会」という番組があったのです。

 1949年(昭和24年)NHKラジオ第1で毎週日曜日夜 放送されていた「お好み投票音楽会」こそ、葉書リクエストの数に基づく順位で、下位から流行歌をレコード放送していた、日本最古のラジオチャート番組です。ところが「お好み投票音楽会」は、早期に順位発表を打ち切っています。あまりにも順位争いが過熱し 組織票が横行。収拾がつかなかった ためだそうです。

 NHKは、それがトラウマとなったのか(笑)チャート番組から撤退しました。同じ公共放送でも英国・BBCでは、日曜夕方にヒットチャートの全国放送が定着していたのにも かかわらずです。NHKに全国放送でラジオチャート番組が復活したのは、それから 46年後の 1995年 4月。NHK-FMの「ミュージック・スクエア」TOP20カウントダウンでした。

 そのNHK-FMが本放送開始 40周年となり、先月28日から 特別番組「FM40ラジオデー」を放送しました。FM長野が開局する前、つまり全国に県域民放FMが置局される前は、FMといえばNHK-FMだけで、毎週土曜日午後の約 3時間に渡り 全国のNHK放送局から生放送された「FMリクエストアワー」こそ、当時のFM放送の超人気番組だったのです。

 FMリクエストアワーは、ここ長野でも放送。そして私は、県境の町に住んでいたため、水戸・福島ふたつのリクエストアワーを聴く事ができました。私の葉書リクエストを最初に採用して頂いたのは、このブログでも紹介しました通り、福島リクエストアワーの宮川泰夫 アナでした。そのNHK-FM福島リクエストアワーに関して、私には 忘れ得ないエピソードがあります。

 リクエスト葉書に、軽いノリで自分の中学校名を書き、学校名と本名が放送で読まれてしまったのです。翌週 教務主任の先生に「ラジオの事で話がある」と、突然呼び出されました。絶対怒られると思いきや、その教務主任の先生から「良くやった」と、なんとこっそり褒めて頂きました。教務主任の先生も、福島リクエストアワーの隠れヘヴィリスナーだったのです(笑)。

 NHKがラジオチャート番組を全国放送しなかった、長い空白の期間を埋めたのも、このFMリクエストアワーのローカルチャートです。長野リクエストアワーで発表されたベストイレブンは、当時SBC歌謡ベストテンと 隔週おきに、地元の新聞で掲載されたほどです。今回の特別番組でも「我が青春のFMリクエストアワー」と題した回顧コーナーが放送されていました。

 その回顧の中で、長野リクエストアワーを担当していた 徳田章 アナが、当時デビュー間もない 中森明菜を軽いノリでゲストに呼んでしまい、スタジオ観覧希望が殺到。パニック寸前だったというエピソードを紹介していました。NHK-FMには、県域民放FMのトレーサビリティとして、リクエストアワーの歴史を忘れず、これからも放送を続けて欲しいと願っています。


(追記) 紹介した立川談志 師匠がゲスト出演した「話芸 笑芸 当たり芸」と、FM40ラジオデー「我が青春のFMリクエストアワー」の録音はデジタル化し、MP3ファイルで保存を続けています。

第318回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NBS KTV・ドラマ「トライアングル」劇中効果音楽 [澤野弘之・林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    COLDPLAY “LIFE IN Technicolor 2”
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Kalafina “Lacrimosa”
    TBS MBS・アニメ「黒執事」エンディング テーマ
    ♪ 和声と調性が きちんと取れているアニソンの佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    JUJU「やさしさで溢れるように」
    日産自動車 テレビCMソング

 6日に 北陸地方で大きく展開していた、老舗CDショップ チェーンの「山蓄」が倒産しました。長野県では 馴染みがないと思いますが、山蓄は、本社があった石川県のラジオ局と深く結び付き、地元音楽シーンをリードしてきた、全国的に有名なミュージック ショップでした。FM石川(ハローファイブ)が、独自の路線を歩めたのも、山蓄の影響だったと認識しています。

 10年ほど前に、JFN加盟局の中でも際立っていたFM石川を一度聴きたいと思い立ち、私は 金沢へ旅行しています。そして その個性的な番組や、山蓄など地元音楽産業の強いタイアップで音楽シーンをリードしていくFM石川(ハローファイブ)のスタイルについて、FM長野へ意見の手紙を出した事がありました。それほどFM石川は、モデルケースだと思っていたのです。

 しかし この 10年の間に、インターネットの普及 と 構造不況で、CD店頭売りの音楽産業が疲弊市、FM石川 看板番組の“KANAZAWA HOT 100”は、放送時間が 4時間から 1時間55分まで短縮。遂に山蓄も倒産してしまいました。この墜落で象徴される様に、景気の先行きに危機感を持った全国のラジオ局からは、手荒な春の番組改編が散見できます。

 さらに北陸から衝撃的な報道が流れてきました。KNB北日本放送の相本芳彦 アナウンサーが、富山3区から民主党公認で立候補するとのニュースです。私は ショックを受けました。富山3区は 国民新党・綿貫民輔 代表の地盤です。ところが綿貫 氏は、比例代表・北陸信越ブロックに転出するとの事。相当な根回しやアタックが、相本 アナに あったと推測されます。

 相本アナは、富山県民なら誰でも知っている、名実 共にKNBラジオ人気ナンバーワンのアナウンサーです。平日 午後の看板ワイド番組のパーソナリティと、KNBのラジオセンター部長を兼務していたほど、名実ともに これからもKNB 北日本放送の屋台骨を支えていく大きな存在のアナウンサーでした。北陸地方最高のラジオパーソナリティと言っても、過言ではありません。

 特に70年代から 90年代にかけては、日曜日 午後の洋楽ヒットチャート番組を、長年 生放送で担当していました。毎週KNBの洋楽チャートTOP20を自ら集計作成し、そして放送を続けてきた、全国に数人しかいないラジオチャート番組の全てが解るディスクジョッキーでした。その相本 アナが、突然の衆院選 出馬表明をし、KNBを退職されてしまったのです。

 2004年の参院選でも、YBS山梨放送の大柴堅志 アナウンサーが、山梨選挙区から保守系無所属候補として立候補。善戦したものの落選しています。大柴 アナもYBSラジオを通じてラジオメディアを愛し、地元酒蔵メーカーが 1社スポンサーのコンパクトな邦楽チャート番組を、土曜ワイド番組の中核として開発した、ラジオチャート番組の本質が理解できる方でした。

 大柴 アナは、常連リスナーひとり ひとり との繋がりを、親身になるほど大切にした稀な器量の放送人でした。私が当選の可否を超えて残念なのは、大柴 アナにしろ、今回の相本 アナにしろ、一度立候補を表明してしまえば、もう二度と社員アナウンサーとしてマイクの前に立てなくなる事です。根本からラジオが解る人材が減っていく今、それが一番残念でなりません。

第319回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]
  2. 第 2 位 ( △ )
    Kalafina “Lacrimosa”
    TBS MBS・アニメ「黒執事」エンディング テーマ
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NBS KTV・ドラマ「トライアングル」劇中効果音楽 [澤野弘之・林ゆうき]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    宮本笑里 “Fantasy for Violin and Orchestra”
    ♪ 映画音楽のジャンルですが、純クラシックとして内的で深い美しさを有する佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    COLDPLAY “LIFE IN Technicolor 2”

 現在使用しているPCが、購入から 1年経過しました。この間 大きなトラブルも ありませんでしたが、先日 徹底したバックアップ作業を行いました。やはり意を決した時にこそ、PCのバックアップを やり遂げなければなりません。エックスデーは 突然やってきます(笑)。HDDというヤツは、まるでユーザーの気持ちを見透かす生き物みたいな感じさえします(笑)。

 今まで全角 30万文字を超えるブログのテキストデータは、更新毎にバックアップしてきました。そのデータファイルは、Google さんのドライブでも保存しています。とにかく重要なファイルは、異なるメディアでの「多重バックアップ」を心掛けました。データベースは、Googleドキュメントにより運用し、そのバックアップをローカル環境で保存するほどです。

 このブログは、ライブドアさんのサービスを利用していますが、サーバを直接レンタルして、オープンソースのブログソフトウェアにより直接運営する方法を、現在検討しています。ローカル環境では、外付けHDDも検討中ですが、クラッシュのリスクがあります。一括管理できる外付けの保存メモリに関しては、高額な価格の点からも現状では、決め手に欠ける様です。

 もっと楽にバックアップ出来ないものでしょうか? 例えば ブログ機能に関しては、定期的 もしくは ワンクリックで、総ての設定やデータベースが、別のサーバにバックアップ出来る様な機能があれば、と思っています。そして緊急の時に必要があればバックアップを、ワンクリックでブログを完全に復元出来れば申し分ありません。バックアップの自動化こそ理想なのです。

 さらに いつでも別サーバを使って、復元のテスト と 内容の確認が出来る機能があれば、申し分ありません。ネットで公開しているブログ機能の場合は、最悪の事態が起きた時に、一刻も早い復元(リカバリ)も必要です。とりあえず今回は、ドキュメント フォルダーの重要ファイルや、PC内に残っていたテレビ番組の録画ファイルを、外で保存すべく移動させました。

 特に動画ファイルは、相当メモリを消費していたため、今回のバックアップ作業で、一気に空きが出来ました。これだけ分散すると 備えあれば憂いなし。逆マーフィーの法則(笑)なのか、あるいは 空きメモリが増えたせいなのか、PCの動きは だいぶ軽快になりました。昨年の購入時に 5年の無料保証が付きましたので、あと4年は 今のPCを愛用したいものです。


(追記) 2010年 4月に、このブログは さくらインターネットへ移転し、WORDPRESSで独立運用しています。

第320回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Kalafina “Lacrimosa”
    TBS MBS・アニメ「黒執事」エンディング テーマ
    ♪ 編曲は 梶浦由記。
  2. 第 2 位 ( △ )
    宮本笑里 “Fantasy for Violin and Orchestra”
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NBS KTV・ドラマ「トライアングル」劇中効果音楽 [澤野弘之・林ゆうき]
    ♪ 1位 6週、登場10週。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    CS 時代劇専門チャンネル・時代劇「同心暁蘭之介」テーマ音楽 [渡辺岳夫]
    ♪ 時代劇のテーマ音楽らしからぬ大変ユニークな和声。

 2009 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が 24日 行なわれ、日本が 5-3で韓国に勝利し、連覇を遂げました。決勝戦の視聴率は、平日昼にもかかわらず関東地区で 36・4%。瞬間最高も 45・6%をマーク。「ダブル エリミネート方式」によって、なんと 9試合中 5試合が韓国戦という、実に不思議なトーナメントを勝ち上がりました。

 今回のWBCにおいて 侍ジャパンは、まず第1ラウンドをA組 2位で通過しました。トーナメントなので、勝ち上がる と書きましたが、決勝トーナメントである第2ラウンドは、この「ダブル エリミネーション方式」のため、なんと 1回負けても勝ち上がります(笑)。この点が実に解りにくく、敗退して選手が帰国するため(笑)には、2回負ける必要があるのです。

 昨年 このブログで、北京夏季五輪・女子ソフトボール競技の「ページ システム」を取り上げました。ページ システムは、予選リーグの順位を トーナメントで確認していく様な方式ですが、この「ダブル エリミネーション方式」は、特に敗者復活を色濃くしたトーナメントで、勝っても負けても敗者復活戦(笑)にも見え、どの程度勝ち進んでいるのか、実に把握しにくいのです。

 数あるスポーツの中で 1番解りやすい勝者決定方式は、やはり東京六大学野球の新人戦だと思います。六大学ですから 6チームしか存在しないのですが、1回戦 2試合・準決勝 2試合・3位決定戦 と 決勝 1試合ずつという、2・2・1のヤグラで、優勝が あっという間に決まります。当然 2チームが シード扱いになりますが、公式リーグ戦の順位は 無関係です。

 私は、この東京六大学野球・新人戦のトーナメント方式が、日本中 いや 世界中のスポーツ大会で、最も純粋でシステム的に美しい勝者決定方式だと思っています。高校野球も全てが勝ち上がりのトーナメント方式ですが、地方大会は ともかく、全国大会の抽選は、隣県同士の試合を避けるとか、凝り過ぎな感じがします(笑)。また回戦毎に抽選をするのもどうかと思います。

 やはり高校野球の抽選は、一切の作為を入れず単純明快に行うべきです。今回のWBCは 参加16チームですから、FIFA的な 4チーム 4組の予選リーグ戦を行い、上位 2チームにより 4・2・1のヤグラを組んで、解りやすい決勝トーナメントにしたほうが良いのでは? と考えてしまうのです。やはり歴史の軽重がFIFA と WBC の差に現れてしまっています。

 この様な解りやすい方式は、特殊ルールのお好きなWBCに採用されないのでしょうか? スポーツ大会の勝者決定方式は、国内であれ世界であれ、誰にも一発で理解される様にすべきだと思いますが、とにかく準優勝チームと 5回戦った末での優勝なのですから(笑)地力の差が結果に反映されたのだと思います。侍ジャパン、WBC連覇 本当に おめでとう ございます。


(追記) 週間放送視聴日記(2023年 3月24日)に、2023 WBC優勝・野球世界一 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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