FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第543回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    GLAY “DARK RIVER”
    NHK総合・ドラマ10「激流 ~ 私を憶えていますか?」主題歌
    ♪ 編曲は GLAY & SEIJI KAMEDA(亀田誠治)。
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    AZU “Circles of Life”
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  3. 第 3 位 ( △ )
    天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
    NHK総合・連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」劇中効果音楽 [中島ノブユキ]
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」テーマ音楽 [坂本龍一]
    ♪ 1位 3週、登場26週。

 第88作目のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」は、好評放送中です。2006年のSBC TBS・昼ドラ「吾輩は主婦である」以来の帯放送ドラマとなる宮藤官九郎のオリジナル シナリオは、良く練り上がっています。岩手県 北三陸市 袖が浜という架空の町を舞台としていますが、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県 久慈市が、あまちゃん の主要ロケ地です。

 東京では 引きこもりがちで何事も積極的になれなかった女子高生・天野アキ(能年玲奈)が、夏休みに母親(小泉今日子)と一緒に北三陸の故郷を訪れ、そこで見た祖母(宮本信子)の姿に憧れて観光海女になり、遂には全国的なアイドルを目指していきます。第2次世界大戦を越えていく様な時代設定が多い朝ドラの中では、極めて稀な僅か 4年間のみを描いています。

 脇役は、芸達者を ふんだんに揃えており、祖父役・蟹江敬三、父親役・尾美としのり。観光海女の仲間には 渡辺えり、美保純、片桐はいり。北三陸鉄道の駅長には 杉本哲太。そして元フジテレビ アナウンサーの八木亜希子が女優として登場し、橋本愛 演じる足立ユイの屈折した母親役を演じています。八木亜希子には、フジの社員アナになる前、演劇経験があります。

 昨年のNBS フジ・木曜劇場「最後から二番目の恋」で、テレビディレクター役を好演した母親・春子役の小泉今日子は、相当な存在感をドラマから放っています。7月29日 第103回放送の薬師丸ひろ子 演ずる鈴鹿ひろ美とのティベート(笑)は、間に松田優作の長男・松田龍平が入っている事も相乗して、往年のアイドルシーンを知る者としては 大変興味深かったです。

 また荒巻太一 役の 古田新太は、AKB48の総合プロデューサーである 秋元康を完全にパロディ設定しています。その露骨なパロディからは、模倣性よりも、リアルなシュミレーションを視ている様な感じを受けました。ドラマは、2008年 夏からストーリーが始まっていますが、時系列の流れは ある一点へ向かっています。2011年 3月11日の東日本大震災です。

 北三陸鉄道は、実在する三陸鉄道 北リアス線がモデルです。三陸鉄道 北リアス線は、大震災で大きな被害を受けましたが、僅か 5日間で一部の区間を復旧させ、無料運賃で電車を走らせた勇気ある第3セクター鉄道でした。修羅場描写が苦手な宮藤官九郎は、この3・11を境に いったい どうやってドラマの筋書きを接続させるのか? 視聴者の注目が集まってきています。

 いつも喫茶「リアス」で琥珀を磨いている勉さん こと俳優・塩見三省は、1997 ~ 98年の朝ドラ「甘辛しゃん」で阪神・淡路大震災で犠牲になる杜氏 役を演じました。宮藤官九郎が、アイドルブーム と 東日本大震災、そしてその後の復興への懸命の努力を どう結びつけていくのか? 傑作との呼び声が高い第88作目のNHK連続テレビ小説への注目が高まっています。

第544回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    GLAY “DARK RIVER”
    NHK総合・ドラマ10「激流 ~ 私を憶えていますか?」主題歌
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    AZU “Circles of Life”
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
    NHK総合・連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌
  4. 第 4 位 ( ★ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「名もなき毒」劇中効果音楽 [横山克]
    ♪ ストリングスで和声が整えられた劇伴佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」劇中効果音楽 [中島ノブユキ]

 遂に そのAMラジオ局のFM同時放送が解禁の方向となりました。総務省は、先月17日に、V-LOW マルチメディア放送 及び 放送ネットワークの強靭化に係る制度整備に関する基本的方針案を発表し、沖縄など一部地域にしか認められなかったAM局のFM同時中継放送を、全国的に認めていく政策を示しました。これから新たな周波数割当が行われます。

 まず今までFMラジオ放送をしてなかった 90 ~ 95MHzの帯は、AMラジオ局のFM同時中継放送に割り当てる事となりました。但し難聴対策 もしくは 大災害への対策が包含的な条件です。またコミュニティ放送にも割り当てられる可能性があります。この90 ~ 95MHzという周波数帯が、AMラジオ局のFM同時中継放送のメインとして使用される様です。

 99 ~108MHzの帯は、主として地方ブロック向けマルチメディア放送の利用周波数帯となりました。具体的には、この帯を さらに 2分割し、北から各ブロックごとに割り当てます。そして中間の 95 ~ 99MHzの帯は、ふたつの異なる形態の放送同士が相互に干渉し、電波障害が発生することのない様に、ガードバンドとして放送しない周波数帯としました。

 既存のFM放送の周波数帯にも、大きな変更となるプラン発表がありました。首都圏・関西圏・名古屋・札幌・仙台・福岡など、VHF1 ~ 3チャンネルでテレビ放送をしていた地域では、同じ様にガードバンドだった 86 ~ 90MHzの帯でも、新規のFMラジオ放送やコミュニティ放送の他に、難聴対策としてのAMラジオ放送のFM同時放送が割り当てられます。

 在京のFMラジオ局は、出力 10KWで放送しており、仮に その 2分の1程度なら、5KWによるFM同時放送用の中継所が、首都圏に出現する事となり、既存のFMラジオ局にとって相当な脅威となるはずです。90 ~ 95MHzで空中線電力が大きい補完親局は、周波数等を基幹放送用周波数使用計画で定めるとされており、一定の高出力が予め許容されています。

 V-LOW マルチメディア放送推進「全国」協議会のサイトが突然閉鎖され、推進協議会も正式に解散した直後に、V-LOW帯(90 ~ 108MHz)を 3分割して、9セグメントの帯域でやってみろと、総務省に示唆されるとは、その右往左往な段取りの悪さに、TOKYO FM と JFNの電波政策に対する読みの浅さが、露見していると言わざるを得ません。

 V-LOW マルチメディア放送は、一応認められましたが、開設計画の認定の日から 5年以内に、予め定める世帯カバー率の基準を満たすよう、送信所・中継所を建設・配置しなければならず、かつ移動端末でも、放送を受信可能にするため、送信所・中継所の開設時期に係る基準を、都道府県単位まで細かく満たさなければならない、極めて難度の高い条件が付いています。

 産官一体のプロジェクトなら いざ知らず、推進協議会解散の状態で、この様な厳しい条件をクリアする、巨額の先行設備投資が可能なのか? TOKYO FM と JFNが中心となって進めていた V-LOW マルチメディア放送は、五里霧中の状態です。その中で、AMラジオ局のFM同時中継放送解禁という、日本の放送史上 重大な電波政策の変更は、現実のものとなりました。


(追記) AMラジオ局のFM同時放送は「FM補完中継」と呼称されています。

(追記) 週間放送視聴日記(2015年 2月20日)に、AMラジオのFM補完中継局を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2019年 9月 6日)に、民放AMラジオ放送廃止へ を掲載しました。

(追記) TOKYO FM(エフエム東京)は、2019年10月 8日に、V-LOW マルチメディア放送事業からの撤退を発表しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2019年10月11日)に、V-LOW マルチメディア放送(i-dio)終了 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2020年11月13日)に、民放AMラジオ放送廃止の実証実験原案 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2021年 8月27日)に、民放AMラジオ44社が停波してFMに を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年 6月 9日)に、AM停波 第1次実証実験に不参加続出 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年11月10日)に、KRY山口放送から始まるAM局のFM転換 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2024年 3月15日)に、AM停波 第1次実証実験の先にあるもの を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2024年 5月10日)に、AM停波 実証実験で radiko が除外される理由 を掲載しました。

第545回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    AZU “Circles of Life”
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
    ♪ 編曲は Ryosuke“Dr.R”Sakai(酒井亮介)。
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    GLAY “DARK RIVER”
    NHK総合・ドラマ10「激流 ~ 私を憶えていますか?」主題歌
  3. 第 3 位 ( △ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「名もなき毒」劇中効果音楽 [横山克]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
    NHK総合・連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」劇中効果音楽 [中島ノブユキ]

 2013年は猛暑と、ブログで書いた通りの新記録達成です。12日 午後 1時42分に、高知県 四万十市 江川崎のアメダスで『国内最高気温極値』が更新されました。2007年 8月16日に、埼玉県熊谷市 と 岐阜県多治見市で観測された気温の史上最高記録が、6年ぶりに更新された事となります。但し今回は、無人の地域気象観測所であるアメダスでの極値更新でした。

 【国内最高気温極値:41・0度】

 しかし、極値を更新した観測地点が、職員が常駐する気象官署ではなく、無人の地域気象観測所であるアメダスだったため、高知地方気象台の職員が、13日に急遽 江川崎アメダスの観測機器の臨時点検を実施。今も昔も変わらない水銀柱の温度計も使い点検したところ、全く異状なし との結果が出て、晴れて我が国における最高気温の史上最高記録が公認されました。

 高知県四万十市は、史上最高気温記録の更新にテレビ局の取材が殺到。極値をマークした江川崎アメダスを、わざわざ訪れる観光客も現れ始めました。地元の新聞報道によると 地元商工会は「日本一の暑さ 江川崎」 の看板を、急遽 学園祭の看板みたいに手書きで制作(笑)。その看板を設置した地場農産物を扱う直販所は、ふだんの 3倍ものお客がやってきたそうです。

 私も今回テレビで初めて 四万十市 江川崎という地点を知り、清流・四万十川の上流に位置する、素晴らしい自然に恵まれた場所だと解りました。これから日本一暑い町として、全国的に注目される観光の名所になっていくと思います。江川崎のアメダスは、なんと最高気温が 4日間連続 40度を超えるという、これまた日本の気象観測史上初の記録もマークしています。

 「長野県の最高気温極値」も、同じ 12日 午後 1時31分に、飯田市南信濃アメダスで更新されています。今までの極値だった 38・8度から、遂に 39度台へと突入しました。飯田市南信濃アメダスの標高は、407m あります。避暑地のイメージが強い、標高の高い土地に位置する長野県で、39度台の気温をマークするとは、まさしく歴史的な異常気象に他なりません。

 【長野県内最高気温極値:39・1度】

 この最高気温記録を更新した 12日は、松本の最高気温も 34・7度をマークしていました。私は、お盆休み前の所用があって、その頃 松本市街を歩いていたのです。ところが、どうも猛暑のためか 歩行の調子がおかしくなり、息切れもしてきたのです。慌てて近くのコンビニに立ち寄り、ミネラルウォーターを 1本買って、店先の日陰で 一気に飲み干してしまいました。

 その水分補給が上手くいったのか、どうにかすぐ元気を回復して、無事帰宅できました。帰宅後気付いたのですが、所用時間も いつもの倍以上かかっており、それなのに時間がかかっていたと、全く意識してませんでした。私は、いつも公共の鉄道やバスを積極的に利用して、足腰のため徒歩を心掛けていますが、やはり猛暑下での外出は なるべく控えるのが賢明です。

 我が家で飼っているミシシッピ アカミミガメのご存じ かめクン は、この猛暑を元気一杯で過ごしています。ただこれだけの気温になると、直接の日光浴は あまりにも高温になり過ぎて危険なのです。そこで温度調節が可能な人工日光浴をメーンにしています。居室の冷房があたらない様にしており、紫外線 と 保温ライトのおかげで適切な猛暑(笑)を満喫しています。

 世界の気象観測結果を調べてみると、偏西風の蛇行が原因で、日本だけでなく北半球全体が、30年に 1度という猛暑に襲われている様です。極値をマークした江川崎のアメダスは、13日の午後 4時頃 雷雨があり、そこから一気に 12度も気温が低下し、多少しのぎやすくなったそうです。適切な冷房使用 と 水分補給で、今年の歴史的猛暑を乗り切りたいものです。


(追記) 2018年 7月23日に、埼玉県 熊谷市(気象官署)で、国内最高気温極値が更新されました。新極値は、41・1度です。

第546回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    AZU “Circles of Life”
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「名もなき毒」劇中効果音楽 [横山克]
  3. 第 3 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」劇中効果音楽 [中島ノブユキ]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    GLAY “DARK RIVER”
    NHK総合・ドラマ10「激流 ~ 私を憶えていますか?」主題歌
    ♪ 1位 5週、登場 9週。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
    NHK総合・連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌

 デジタルテレビに備え付けてあるGガイドなどの電子番組表を、全国規模でチェックしてみると、妙な事に気付きます。ドラマ「相棒」を再放送するテレビ局が 実に多いのです。それも通常の再放送ではありません。「相棒」は、元日やシーズン最終回などのスペシャルを除き 1時間のサスペンスドラマですが、それを 2話連続、3話連続とリピート放送していくのです。

 昔 VHSのビデオデッキを使用していた頃、2時間のテープを 3倍速にしテレビドラマのCMをカットして録画していました。こうすると少なくとも 6回分が 1本のテープへ収まり、無操作で 6回分を連続して視聴する事が出来ました。あくまでも個人的嗜好に基づく再生手法なのですが、まさかテレビ局が同じ事を放送でやるとは 思ってもみませんでした(笑)。

 この様な再放送の形態は極めて異常です。10日のテレビ朝日は、なんと正午から 5時間半に渡り ぶっ通しで「相棒」を再放送していました。この背景にあるのはドラマ「相棒」再放送の高視聴率です。平日昼間にも係わらず 10%を大きく超え、ゴールデンタイムの新作ドラマの本放送より高い時も しばしばです。それ故に異例の編成を行っているのだと思います。

 ドラマ「相棒」のテーマ音楽 と 劇伴音楽は、このブログでも高いポジションで選曲されてきました。ドラマが大人気になる前の段階からです。テーマ音楽は、2005年の年間ランキングで 1位。劇中効果音楽は、別途に2007年の年間ランキングで 5位をマークしています。今からもう 6 ~ 8年近く前になります。しかし、それ以降は 選曲が止まりました。

 相棒シリーズは、1991 ~ 1992年にかけて日テレ系で放送された「刑事貴族2・3」で共演した水谷豊を、俳優として慕っていた寺脇康文が、企画に当初から参与したと聞いています。警視庁ふたりだけの特命係 とサブタイトルがつき、まず最初に土曜ワイド劇場で 3作品 放送されました。その後 水曜夜 9時からの 1時間枠でシリーズが始まったのです。

 最初は、杉下右京役の水谷豊 と 亀山薫役の寺脇康文が、文字通り警視庁ふたりだけの特命係だったのです。ところが、2008 ~ 2009年のシーズン 7から 寺脇康文が降板してしまいます。水谷豊は、人気が出てきてから、その人気を背景に相棒シリーズのキャスティングなどへ影響力を行使し始め、遂に 自分の相棒を交代させるまでになってしまったとの話です。

 私は、シーズン3 のタイトルバックにあった、水谷豊が振り向いて待っているところへ、寺脇康文が駆け寄っていくシーンに、相棒シリーズの本質が視えていました。シーズン2 第6話の息を飲むようなラストシーンや、このブログでも劇伴音楽を絶賛したシーズン5 第8話「赤いリボンと刑事」の深遠なラストシーンは、全て水谷豊 と 寺脇康文が織り成したと思っています。

 相棒とは、あくまでも水谷豊と 対等の存在なはずです。高い人気の源泉は、水谷豊ひとりから湧き出しているのではなく、ふたりだけの特命係という根本のコンセプトから流れているのです。現在 相棒シリーズは、高い人気を博していますが、企画当初から参与してきた寺脇康文あっての相棒であって、寺脇康文が降板した以降のシリーズは「相棒」と言えないのです。


(追記) 週間放送視聴日記(2022年10月28日)に、寺脇康文あっての相棒 part2 を掲載しました。

第547回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「名もなき毒」劇中効果音楽 [横山克]
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    AZU “Circles of Life”
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  3. 第 3 位 ( △ )
    天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
    NHK総合・連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」劇中効果音楽 [中島ノブユキ]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NHK総合・ドキュメンタリー番組「ドキュメンタリー同期生」テーマ音楽 及び 演出効果音楽 [東谷尚]
    ♪ 音楽制作者不明。和声と調性が整った劇伴を使用しています。➝ その後 音楽制作者追記済。

 30日 午前 0時から「特別警報」の運用が始まりました。特別警報とは、重大な災害が起きる急迫の場合に発表する、従来の警報・注意報より高いレベルのスーパー警報です。特別警報は「その地域で数十年に一度の現象が予想される場合」のみ発令されます。この特別警報には、従来の大津波警報、噴火警報(レベル 4 ~ 5)緊急地震速報(予測 6弱以上)も含まれます。

 この特別警報の運用開始を受けて、特別警報が発令された場合、対象となる県域・広域(首都圏・関西圏など)のNHK総合テレビ・Eテレは、チャイム付きの字幕速報で、特別警報を伝える事になりました。同時に全国の総合テレビ・Eテレ さらに BS 2波では、特別警報をチャイムなしで字幕速報。事態の推移によっては、特別警報に関する特設ニュースも放送します。

 ラジオ第1放送 と FM放送では、特別警報発令と同時に全国へ向けて速報。ラジオ第2放送でも特別警報が発令された県域・広域で速報を行います。FM長野を始めとする民放ラジオ局など、日本民間放送連盟としての特別警報に関するマニュアルは、まだ発表されていませんが、重大な警報のため、緊急地震速報 開始の時と同様に、民放も対応していくと思われます。

 そして これは私見ですが、大雨特別警報、暴風特別警報、高潮特別警報、波浪特別警報、大雪特別警報、暴風雪特別警報なども、緊急警報放送(EWS)の運用基準に加えるべきだと考えます。現在の緊急警報放送は、東海地震の警戒宣言や 津波警報 さらに災害対策基本法 第57条に基づく 都道府県知事や市町村長からの要請。以上 3種に基準が限定されています。

 特に 災害対策基本法 第57条に基づく都道府県知事や市町村長からの要請による放送は、1985年の開始から僅か数例しかありません。緊急警報放送とは、速やかに送出されるべきであって、災害情報の高速化・高度化の観点からも、要請を待つという性格のものではないと考えます。この「特別警報」の発令も、緊急警報放送の放送開始基準に加えるべきです。

 今回の特別警報 運用開始で少し気になったのは、その始期です。4月 1日の年度初めではなく、8月30日と ずいぶん中途半端な時期から始まりました。集中豪雨などが多くなる 7月前に開始するのが筋だと思うのですが、現に 7月28日に起きた山口・島根両県の集中豪雨は、特別警報の発令基準に達していたにも係わらず、運用開始前だからと発令されませんでした。

 気象庁は、もう少し特別警報の運用準備を、スピードアップすべきだったと思います。公共公益性を高く有するラジオメディアでは、緊急地震速報 や J-ALERT さらに特別警報を、やむを得ず放送するといったスタンスではなく、その放送局の存在理由に係わる重大なコンテンツであるといった発想の転換をして、通常番組より優先した迅速な警報放送に努めるべきです。


(追記) 週間放送視聴日記(2018年 7月20日)に、特別警報は究極の気象警報を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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