FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第194回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    “YOUR OWN EDEN” シンフォニック・イントロダクション [中谷靖]
    資生堂 テレビCM音楽
    ♪ リスト対象は、僅か 10秒のイントロです。
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK教育・教養番組「知るを楽しむ ~ 私のこだわり人物伝」テーマ音楽 [中村幸代]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    NHK総合・ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル ~ 仕事の流儀」演出効果音楽 [村井秀清]
  4. 第 4 位 ( △ )
    平原綾香 “Voyagers”
    NHK総合・ドキュメンタリー番組「ダーウィンが来た!~ 生きもの新伝説」テーマ曲
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    木村カエラ “TREE CLIMBERS”
    モード学園 テレビCMソング

 先月24日に 名優・丹波哲郎 氏が、お亡くなりになりました。。あの007シリーズにも出演歴がある、数少ない国際派俳優の ひとりでした。丹波哲郎 氏の国内テレビ ドラマ代表作といえば、やはり あのTBS「Gメン’75」の黒木哲也 警視正や、NHK新大型時代劇「真田太平記」の真田昌幸など挙げられますが、NHK大河ドラマにも 7回出演されています。

 最後の大河出演となった、昨年の「義経」。丹波哲郎 氏の演ずる源頼政が、清和源氏として耐えに耐えた後で挙兵した炎の中、どんなシナリオでも言葉で表現出来ない、不敵な笑みをニヤリと浮かべたシーンを、このブログで絶賛しました。その後 各方面でも、大河史上に残る「名場面」との声が上がっています。人知を超えた演技が出来る稀有な名優が、丹波哲郎 氏だったのです。

 丹波哲郎 氏は、准大河の扱いとも言える1985年のNHK新大型時代劇「真田太平記」と、1998年のテレビ東京の 12時間超ワイドドラマ「家康が最も恐れた男 真田幸村」でも、同じく真田昌幸 役を演じています。同様に唐沢寿明 は、2002年の「利家とまつ」において主役・前田利家 役を演じ、また 4年後の「功名が辻」で、今週「同役出演」しました。

 過去 津川雅彦が 徳川家康 役を 2回(独眼竜政宗・葵 ~ 徳川三代)演じ、仲村トオルは「信長 ~ KING OF ZIPANGU」から「琉球の風」へ羽柴秀吉 役をリレーする形で出演しています。そして奇しくも徳川家康 役の西田敏行は 財前又一。前田利家 役の唐沢寿明が 財前五郎。山内一豊 役の上川隆也は 関口仁 弁護士として、同一の民放ドラマで共演しています。

 3人共に このブログで劇伴音楽が、2004年の年間 1位に選曲された、NBS フジ・木曜劇場「白い巨塔」の重要登場人物でした。主役が、後作の同一登場人物として出演する配役は、きちんと新作を経年で放送していく大河ドラマだからこそ可能となる、ダイナミックなキャスティングだと思います。大河ドラマは、放送文化の観点からも、常に高いレベルを保っています。

 NHK大河ドラマ「功名が辻」1日 放送・第39回「秀吉死す」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 仲間由紀恵 ➝ ◯ 上川隆也 / △ 前田吟 ➝ 永作博美 ➝ 生瀬勝久 ➝ 田村淳 ➝ 小倉久寛 ➝ 浜田学 / △ 玉木宏 / ◯ 唐沢寿明 / △ 篠井英介 / △ 多岐川裕美 / ◯ 中村橋之助 / △ 津川雅彦(回想)/ ◯ 浅野ゆう子 / ◯ 柄本明 / ◎ 西田敏行 】

 ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印  △  ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。

第195回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    “YOUR OWN EDEN” シンフォニック・イントロダクション [中谷靖]
    資生堂 テレビCM音楽
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK教育・教養番組「知るを楽しむ ~ 私のこだわり人物伝」テーマ音楽 [中村幸代]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    NHK総合・ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル ~ 仕事の流儀」演出効果音楽 [村井秀清]
  4. 第 4 位 ( ☆ )
    abn テレ朝・ドラマ「相棒」劇中効果音楽 [池頼広]
    ♪ ラストに流れるピアノ・アンサンブルは 変わらず秀逸です。
  5. 第 5 位 ( ☆ )
    中島みゆき「銀の龍の背に乗って」
    NBS フジ・木曜劇場「Dr.コトー診療所2006」主題歌

 9日に 北朝鮮は、地下核実験を決行したと発表しました。核実験とされる爆発があったのは 午前 10時35分。韓国のテレビメディアは、11時のニュースに第1報を伝えていましたが、日本は、11時45分頃 民放テレビのニュース時間帯で各局一斉に速報しています。韓国の速報は、ニュースソースが独自なため、国内メディアで その確認に時間が かかった様です。

 民放テレビで一斉に速報されたのにも関わらず、NHKは ローカル番組の放送時間帯だったためか、特設ニュースまで至りませんでした。NHK総合には、平日 正午前 と 午後6時台にローカルの放送枠があります。各地方局は事前の企画で構成し、機転が効きません。この枠がNHK緊急報道のウィーク ポイントで、大地震や緊急事件が発生すると、やはり体制が遅れるのです。

 結局NHKは、地下核実験の詳報を 正午のニュースで登坂淳一 アナが伝えていました。但し一気に情報が入ったためか、陪席で解説をする国際部記者の名前を紹介し忘れるなど、少々混乱していた様です。12時40分に 長野放送局では、ローカルニュースを関口泰雅 アナが 5分間放送。朝ドラ再放送を挟んで 午後 1時からの特設ニュースは 阿部渉 アナが担当しました。

 NHKお馴染みの軍事評論家・江畑謙介 氏も登場し、どこよりも早く爆発の規模から「実験失敗」の可能性を示唆。特設ニュースは そのまま午後 3時10分まで続いています。今回 NHK正午のニュースは、40分間に渡り総合・FMとサイマル放送。「ただ今テレビと同時に放送しております。」などのラジオ独自のナビゲーションは、内多勝康 アナが担当していました。

 長野市の気象庁 松代精密地震観測室でも観測した人工爆発が、もし本当に北朝鮮の地下核実験なら、これは全世界への重大な挑戦です。周辺国はおろか人類全体を人質にして、国家の体制維持を謀っていると解釈されても否定できません。全体主義国家として、あのナチスドイツさえも到達した事がない極めて危険な段階に入りました。国際社会の すみやかな措置が求められます。


(追記) 2009年 5月25日 北朝鮮は、2度目の地下核実験を決行しました。
 2013年 2月12日 北朝鮮は、3度目の地下核実験を決行しました。
 2016年 1月 6日 北朝鮮は、水爆と称する4度目の地下核実験を決行しました。
 2016年 9月 9日 北朝鮮は、5度目の地下核実験を決行しました。
 2017年 9月 3日 北朝鮮は、6度目の地下核実験を決行しました。

第196回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NHK教育・教養番組「知るを楽しむ ~ 私のこだわり人物伝」テーマ音楽 [中村幸代]
  2. 第 2 位 ( △ )
    abn テレ朝・ドラマ「相棒」劇中効果音楽 [池頼広]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    “YOUR OWN EDEN” シンフォニック・イントロダクション [中谷靖]
    資生堂 テレビCM音楽
    ♪ 1位 2週、登場 7週。
  4. 第 4 位 ( △ )
    中島みゆき「銀の龍の背に乗って」
    NBS フジ・木曜劇場「Dr.コトー診療所2006」主題歌
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル ~ 仕事の流儀」演出効果音楽 [村井秀清]

 NHK水曜シリーズドラマ「夜会の果て」(1997年 9月 ~ 10月 本放送)が、今週までNHK総合で再放送されていました。明治維新後、帝国憲法発布時の内閣総理大臣になった元勲・黒田清隆(江守徹)と、商家の娘から清隆の後妻に入った黒田滝子(黒木瞳)の生涯を描いた異色の作品です。本放送は、ドラマ枠のタイトル通り、水曜の夜 10時から全 6回でした。

 サブキャストは、松方正義 内務大臣:森山周一郎、伊藤博文 枢密院議長:なべおさみ、大隈重信 大蔵大臣:長門裕之、西郷従道 海軍大臣:磯部勉、井上馨 外務大臣:寺田農、三条実美 太政大臣:角野卓造、五代友厚 大阪商法会議所会頭:財津一郎。そして函館戦争で敵味方だった黒田と深い友情で結ばれた、旧幕臣の榎本武揚 逓信大臣を 佐々木功が演じています。

 日本の歴史の中で最も美しい時代は 何時か? と問われれば、この「明治時代」だと私は答えるはずです。維新以降 幾度もの政変で、元勲達は 時に失脚しますが、生命ある限り 近代日本の礎を積み上げていきます。そして人材登用では、例え旧幕臣でも有能であれば受け入れ、特に 黒田清隆 と 榎本武揚が織り成す 明治新政府での人間関係は、日本の政治史上最高の美談です。

 維新の十傑と言われながら、我が国 最後の内戦である西南戦争で逆徒になった西郷隆盛や、佐賀の乱を起こした初代 司法卿 の江藤新平も、最終的には復権を果たし、維新功労者として叙位の名誉を賜っています。その明治時代の寛容さにも、心ひかれるものがあるのです。ドラマでは、黒田を始めとする元勲達が、西郷隆盛の名誉回復に動き出すシーンも描かれています。

 ジェームス三木は、ドラマ化されていない歴史素材を徹底的に研究し、一から書き下ろしていく事が出来る数少ない脚本家です。「夜会の果て」も、その書き下ろし作品のひとつです。音楽は あの「官軍行進曲」をベースに池辺晋一郎が制作。薩長中心の元勲政権から 立憲議会政治への進展に、旋律と和声がクロスしていく様な、とてもキレのいい劇伴音楽群となっています。

 このドラマは、終始一貫して黒田清隆 と 榎本武揚の変わらぬ友情が深く描かれています。鹿鳴館外交を展開していた元勲達の虚実入りまじった日々と、黒田の後妻となった滝子の栄華から、政商になれなかった実家と共に没落していく流れを描いた、この水曜シリーズドラマ「夜会の果て」は、本放送当時に録画保存していますが、今回の再放送で、改めてDVDに焼きました。


(追記) 「夜会の果て」の録画は、総てデジタル化したMPEGファイルで保存を続けています。

 5日に このブログが、世界最大のウェブディレクトリ“Open Directory Project”(dmoz)日本語階層に正式登録されました。登録カテゴリは、Top > World > Japanese > アート > ラジオ > 番組 > 音楽 です。

第197回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK教育・教養番組「知るを楽しむ ~ 私のこだわり人物伝」テーマ音楽 [中村幸代]
  2. 第 2 位 ( △ )
    中島みゆき「銀の龍の背に乗って」
    NBS フジ・木曜劇場「Dr.コトー診療所2006」主題歌
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    abn テレ朝・ドラマ「相棒」劇中効果音楽 [池頼広]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    倖田來未「夢のうた」
    abn テレ朝・木曜ドラマ「だめんずうぉ~か~」主題歌
    ♪ 複数の旋律類似は明らかですが、和声は損われないバラード佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル ~ 仕事の流儀」演出効果音楽 [村井秀清]

 今、FM長野の看板番組は何か? 即答をするのが難しいと思います。全放送番組を通して考えてみると、平日(火 ~ 土)深夜 0時からの“JET STREAM”は、不変の看板番組に間違いありません。そして 1992年 4月に放送開始した、土曜夕方の“SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI”も やはり看板番組だと思います。

 以前 看板番組だった日曜夕方の「サウンド アドベンチャー」終了後、いくつかの後発番組が生まれました。現在 同時間帯に放送中の“NISSAN あ、安部礼司 ~ beyond the average”も、ユニークだと各方面から声があります。「アバンティ」のドラマ版というべきもので、オンエアーされる邦楽の選曲センスは、普遍性を感じさせるほど抜群です。

 その他 JFN系での“Adult Oriented Radio(AOR)”も個性的で、これからの看板番組候補に類すると思っています。その昔 FM長野にも「マイ・ハーティ・タイム」など自社制作の看板番組がありました。しかし、ここ数年の自社制作番組、特に帯の生ワイドは、スクラップ&ビルドが殆どで、なかなか看板番組が育っていないのも現状です。

 いずれにしても個人商店的でなく(笑)フォーマットを代々のパーソナリティ・スタッフが引き継いでいける様な番組のみ、FM長野 そして JFNの看板番組と称される資格はあります。奇をてらわず着実に、10年 15年と長年に渡り放送を続けてこそ、看板番組として認められるのだと思います。番組の継続期間は、看板番組か否かの重要な判断基準に間違いありません。

 そうなると、5分ミニ番組にも看板番組があります。「FM長野ニュース」も、看板番組かも知れませんが(笑)やはり 1988年10月の開局以来 18年間、毎週 日曜 13時55分から休まず放送を続けているクリエイティブ・ヨーコ(本社・長野市)提供の「いい旅ともだち」は、プロダクション制作の完パケながら、FM長野の隠れた看板番組だと思っています。

 もしかすると、20年 30年先の看板番組は、フィラーの音楽放送枠だったと言う事にもなりかねません(笑)。ただラジオメディアは、リスナーの生活の無くてはならない脇役であり続けるべきで、その点から考察していけば、フィラーの音楽放送枠は、あながち看板番組になり得る素地が あるのかも知れません。看板番組の要素には、景気動向も陰ながら控えているのです。


(追記) 「いい旅ともだち」は、2010年 3月に放送が終了しました。放送期間は 21年6ヵ月でした。

(追記) “SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI”も、2013年 3月に放送が終了しました。放送期間は 21年でした。


ブログ開始は 2003年です。

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