FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第462回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    麻衣 “Stand Alone”
    NHK総合・スペシャルドラマ「坂の上の雲」第3部 メインテーマ
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    Lady Antebellum “Just a Kiss”
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング テーマ
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」劇中効果音楽 [川井憲次]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Pink Martini & Saori Yuki “Mas que nada”
    ♪ ワールドミュージックの価値を有してきた1969年歌謡曲の中で調性が整った佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    初音「紡ぎ ~ あまねく想い」
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌
    ♪ 1位 2週、登場12週。

 明けまして おめでとう ございます。 2012年(平成24年)の新春を迎えました。

 今年最初の週間放送視聴日記は、まず年末・年始のテレビ・ラジオ番組を振り返ります。12月29日 発表の FM長野“COUNTDOWN JP”年間第1位は、AKB48「フライングゲット」(推定得点:170)「コスモ ポップスベスト10」年間第1位は、LADY GAGA“The Eden Of Glory” (推定得点:74)が それぞれ獲得しました。

 30日の「第53回 日本レコード大賞」は、AKB48「フライングゲット」が受賞。視聴率は、14・9%(関東地区)をマークしています。前述の年間1位と一致しましたが、大方の予想というか下馬評通りの結果でした。ここ数年のレコ大の下馬評は、的中率 100%と言っても過言ではなく、その正確な下馬評に、不透明さ と 冗長さを感じざるを得ません。

 大晦日 放送「第62回 NHK紅白歌合戦」は、なんと紅組が優勝しました。前半 35・2%、後半 41・6%でした。7年ぶりの紅組優勝で、泣く演技を殆ど視たことがない司会の井上真央は、人目も憚らずに号泣。ネットから一斉に、紅組優勝のニュース速報が流れています。ワンセグ審査員を続けてきましたが、7年を費やした突然のアナウンス効果に驚いた次第です。

 【最終審査結果:紅組 34万3045 白組 32万3767】

 今回は、中間投票から 紅組 23万0275(61%)白組 14万3551(39%)と紅組優勢でした。ただ最終審査の内訳を詳しく見てみると、私が参加したワンセグ審査員が、紅組 4万0504・白組 4万6377と 46:54で白組多数。携帯審査員も 38:62で白。会場審査員に至っては 24:76と、3分野いずれも圧倒的に白組が多数となっていました。

 しかし、地デジ化の後 視聴者審査員の約 8割を占める様になった デジタルTV審査員では、紅組 28万4129・白組 24万6905(53:47)と、約 3万7千の差をつけて紅組が多数。総合結果で紅組は優勝しています。空気を読んだ(笑)世帯毎のデジタルTV審査員が、極力泣かない女優(笑)井上真央を号泣させるほど、劇的な紅白エンディングを生みました。

 そしてNHKホールのバズーカクラッカーから、岩手県 平泉町・中尊寺へ。11時45分ジャストの「ギャップ」ですが、紅組優勝で盛り上がり過ぎたのか(笑)紅白のエンドクレジットが出ず見切り発車してしまい、2年連続少しトラブる結果になりました(笑)。アナログとは異なり、伝送遅滞などでスイッチングが難しくなったデジタルTVの影響なのでしょうか?

 正月 2・3日の「第88回 箱根駅伝」(往路 27・9%、復路 28・5%)は、東洋大が往路・復路・総合と「完全優勝」しました。しかも東洋大は、いずれも大会新記録という圧倒的な強さで、5区の柏原選手が、圧巻の山登りでした。トップが強すぎると、復路の中継所では、繰り上げスタートが続出してしまいます。今回の下位校には、厳しい箱根になった様です。

 【経済星取表:(2003年 大納会)『 ● ● 』(2011年 大納会)】

 昨年大納会の日経平均株価終値は、8455円35銭と、1年間で 1773円57銭「下降」しました。年頭日記恒例の経済星取表は、2年連続で負星がついています。ここ数年負星が混んでおり、リーマンショックの影響が色濃く残っています。国外の経済を見てみると、減速に歯止めがかからず、国内では、やはり東日本大震災が、経済実需の低迷に反映されていました。

 ここ長野県 松本市は、元日早々に関東地方最大震度4からの弱い地震がありましたが、昼間に青空が顔を出し、積雪もない穏やかな三が日を迎えました。ご愛読者の皆様、今年も『チャート★ドランカー BLOG』を、何卒よろしく お願い申し上げます。

第463回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Lady Antebellum “Just a Kiss”
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング テーマ
  2. 第 2 位 ( △ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」劇中効果音楽 [川井憲次]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    麻衣 “Stand Alone”
    NHK総合・スペシャルドラマ「坂の上の雲」第3部 メインテーマ
    ♪ 1位 2週、登場 5週。
  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHK総合・大河ドラマ「平清盛」テーマ音楽 [吉松隆]
    ♪ 打楽器を多用する洗練された和声と、静かなるピアノ旋律で紡がれた美しい秀逸曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NBS フジ・ドラマ「ストロベリーナイト」劇中効果音楽 [林ゆうき]
    ♪ 旋律や和音構成はパターン化しつつありますが、劇伴は美的で佳曲。

 13日に 野田内閣の改造が行われました。政権発足 僅か 4ヵ月での改造です。午前 11時46分に、留任した藤村修 内閣官房長官から閣僚名簿の発表がありました。NHK総合が生中継しています。今回の改造は、参議院で問責決議が可決されてしまった、山岡賢次 国家公安委員長 と 一川保夫 防衛大臣を更迭する目的でしたが、さらに蓮舫 行革担当大臣も退任しました。

 そして あの田中眞紀子 元外務大臣の婿さん(笑)であり、小沢グループに属する 田中直紀 参議院議員が防衛大臣へ抜擢されています。さらに国家公安委員長 兼 拉致問題担当大臣は、議連で精通している 松原仁 国土交通副大臣。法務大臣が 小川敏夫 民主党参院幹事長。文部科学大臣に 平野博文 元官房長官が任命されました。その他の大臣 12名は、留任という布陣です。

 岡田克也 前民主党幹事長が、内閣法第9条の第1順位指定大臣、すなわち「副総理大臣」として新入閣しました。担務は大変広く、社会保障と税の一体改革・行政改革・公務員制度改革。加えて内閣府特命担当大臣として、行政刷新・新しい公共・少子化対策・男女共同参画までも兼任します。これだけの分野を、たったひとりで担当する、類例のないハイパワーな副総理大臣です。

 【内閣総理大臣臨時代理 就任予定者 官報掲載順位:1位・岡田克也 副総理大臣 2位・藤村修 内閣官房長官 3位・鹿野道彦 農林水産大臣 4位・川端達夫 総務大臣 5位・田中直紀 防衛大臣】

 現職衆議院議員の任期も 3年目となり、だんだんと解散が射程に入ってきました。もし今年 衆議院解散がないと、来年いよいよ衆参ダブル選挙。さらに東京都議選とのトリプル選挙。遂に全国翌日開票もあり得る大変な国政選挙の可能性が生じます。野田 首相は、政治信念から消費税値上げを目指しています。今までなら反対の大合唱が起こるはずなのに、巷から聞こえてきません。

 国家財政への危機感も、きちんと認識している賢明な国民の中に、ため息まじりながら消費税値上げ容認の多数が形成されつつあるからです。この広範な国民の賢明さ や世界一の債権国という底固い国力を背景にして、今回の改造で野田内閣は、本当に消費税値上げを断行できるのか? 増税というマイナーな国政の方向から、ゆっくりと解散風が吹き始めています。

第464回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    Lady Antebellum “Just a Kiss”
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング テーマ
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「平清盛」テーマ音楽 [吉松隆]
  3. 第 3 位 ( △ )
    NBS フジ・ドラマ「ストロベリーナイト」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」劇中効果音楽 [川井憲次]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    The Little Willies “Jolene”
    ♪ ジャジーさを損なわないアレンジの佳曲。Dolly Parton そして Olivia Newton-Johnのカヴァーです。

 今年のNHK大河ドラマは「平清盛」です。脚本は朝ドラ「ちりとてちん」の藤本有紀。特筆しますが(笑)また歴史を自ら学んだ経歴がない女性のライターです。視聴率は、第1回が 17・3%、第2回は 17・8%と、20%を超えない範囲で推移していますが、案の上(笑)今回の大河ドラマを貫くべき歴史観に脆弱さが散見され、同時に問題点も並立しています。

 画面の映像が2年前の「龍馬伝」と同様、立体感や色彩に広がりを持たせる技術を踏襲しており、赤色は さらに強くなりました(笑)。アナログのカラーテレビが普及し始めた頃、テレビ画面に出てくる人物の顔色を 自然な感じになる様に調整出来れば、カラー調整は合格と言われた事を今でも覚えています。今回の暗赤の顔色では、調整失敗だと言われるかも知れません(笑)。

 ストーリー設定も白河院政を「王家」と表現したり、平清盛を白河法皇の落胤と決めてかかるなど、最近の大河ドラマに見られた歴史考証の軽視などの問題点が、さらに顕在化しています。間違いなく言えるのは、今回の大河ドラマ「平清盛」の時代考証が、ワークしておらず、独善を伴う独自研究へ考証を誘導しています。今作の歴史考証には、NHKが責を負うべきです。

 しかし、その未成熟な歴史考証をカバーして余りあるほど、序盤 2回の芯となった、伊東四朗 演ずる白河法皇の圧倒的存在感は、素晴らしいものがありました。特に第1回放送での清盛の生母・舞子(吹石一恵)が一斉弓射で誅せられる場面は圧巻で、昨年のスウィーツ大河(笑)を払拭するシーン・メイキングです。演技派俳優が、大挙配役されている点にも魅力を感じています。

 音楽は 吉松隆が担当。初めてテレビドラマのスコアを制作しています。テーマ音楽も歴史考証をカバーして余りあるほどの出来です。ラストで平安時代の歌謡集「梁塵秘抄」(りょうじんひしょう)の有名な一節「遊びをせんとや生れけむ」を、少女が唄う旋律パートは、テーマ音楽冒頭のピアノソロの旋律と連結しており、テーマ音楽に強いストーリー性が存在します。

 その連結が 挿入歌として指定されている Emerson,Lake&Palmerの「タルカス」(Tarkus)の オーケストレーション・イメージに繋がっていく、不思議な劇伴音楽構成となっています。私が大変気に入っているのは、タイトルバックでの平安舞のリズムと、テーマ音楽中盤の打楽器や吹奏楽を多用した和音構成に、全く違和感がない点です。

 ピアノソロ と 打楽器・吹奏楽への転調、さらに少女が唄う梁塵秘抄への転調は、相当のアレンジ技巧を必要としますが、見事に こなしています。今回の大河ドラマ テーマ音楽は、内省的な面もありますが、精巧な素晴らしい作品だと思っています。とにかく問題は、ストーリーにおける歴史考証に絞られてきますが、赤みを抑えた(笑)「平清盛」の今後の展開に期待しています。

 2012年 NHK大河ドラマ「平清盛」15日 放送・第2回「無頼の高平太」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 松山ケンイチ ➝ △ 玉木宏 ➝ 三上博史 ➝ 豊原功補 ➝ 金田明夫 ➝ △ 吹石一恵 / △ 松田聖子 ➝➝ 檀れい ➝➝ りょう / △ 阿部サダヲ ➝ 岡田将生 ➝ △ 杏 / ◯ 伊東四朗 / △ 小日向文世 ➝➝ △ 和久井映見 ➝➝ △ 上川隆也 ➝➝ △ 國村隼 ➝➝ △ 中村梅雀 ➝➝ ◎ 中井貴一 】

 ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印  △  ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。

第465回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「平清盛」テーマ音楽 [吉松隆]
  2. 第 2 位 ( △ )
    NBS フジ・ドラマ「ストロベリーナイト」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    Lady Antebellum “Just a Kiss”
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング テーマ
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」劇中効果音楽 [川井憲次]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    abn テレ朝・木曜ドラマ「聖なる怪物たち」劇中効果音楽 [沢田完]
    ♪ リスト対象は 綺麗な変奏が味わえる劇伴です。

 大晦日からお正月にかけて、NHKラジオ第2放送の年末年始ラジオ番組を数多く録音しました。いつも寝正月なので(笑)録音には、我が家のラジオサーバーの留守録機能を総動員しています。ラジオフリークは 数多くいますが、年末年始のラジオ放送の中でも、この様なラジオ第2の番組を録音しておくのは、全国で 5人いないのではないかと思っています(笑)。

 まず元日 朝のラジオ体操(笑)。365日 放送するラジオ体操の元日は、どんな感じなのか? 前から聴きたいと思っていました。ピアノ伴奏で、お正月の定番曲「春の海」を流し、ラジオ体操の歌の前に講師が新年の挨拶をします。他にも NHKラジオ第2放送で、三が日しか放送しない「雅楽」や「筝曲(そうきょく)演奏」の時間など、レアな年始番組が録音出来ました。

 年末にかけてネット上へ、放送開始 80周年を迎える、ラジオ第2放送の広告が大挙流れ、総合テレビでも、ラジオ第2放送のPRミニ番組をオンエアーしていました。平日 15分間 密やかに放送している「朗読の時間」も、新年は 女優・松たか子が担当し、大々的に宣伝したのは 今までない事です。村上春樹を読んだ 朗読の時間 スペシャルも、今回録音しました。

 NHKラジオ第1放送では、既に 4月新編成の概要が発表になりましたが、相当 首を傾げる内容です。まず平日午前の「ラジオ ビタミン」を終了させて、新しい生ワイド番組を編成しました。番組名が「すっぴん!」(笑)。さらに土日の夜 3時間に、若年齢層向けのワイド番組も編成。あの「ラジオ深夜便」の午後 11時台まで削り、この番組に時間を割いてしまいました。

 近年、低年齢層のラジオ離れが進んでいます。NHKも民放ラジオと 共同キャンペーンを打つなど対策を進めていますが、首都圏を中心としたラジオ聴取率調査でも、一部の番組で 10代の男女(T層)に「※印」すなわち聴取ゼロの記録が散見される様になってしまいました。しかも それが深夜の若者向け番組にも現れているとの事ですから、制作サイドの危機感は募ります。

 ここ数十年のラジオの世界は、性別・年齢層や職業別にターゲットを絞って放送番組を決める「オーディエンス・セグメント」編成が席巻していました。NHKラジオ第1の新編成の方針も、若年齢層までターゲットを伸ばしたいという「オーディエンス・セグメント」の考え方からだと思われます。しかし、若者向け番組でも そのターゲット層に、※印がつく時代なのです。

 ラジオリスナーを なめてはいけません。安易なターゲット層を絞った番組は、他の年齢層を敵に回す結果にも繋がりかねないのです。そしてターゲット外の絶対多数の大衆は、確実にラジオから離れていきます。1 ~ 2%の少ないパイだけを取り込もうと躍起になり、残り90%以上のラジオを聴かない人々の理由を真剣に考えなければ、もはやラジオに未来はありません。

 絞るべきターゲットがあるとするならば、性別や年齢層などの安易なものではなく、知的水準や多次元的な社会階層なのです。単純なオーディエンス・セグメント編成は、特化が昂じて非ターゲット層に対し、差別や蔑視を助長する可能性さえあります。どうしても疲弊してきたラジオ制作者は、見下す様な番組制作をしたほうが楽だと、本能的に考えているのかも知れません。

 もしNHKが若者向けのワイド番組を開発したいのなら、ラジオ第1でなく、まずラジオ第2放送ですべきです。それは「お話しでてこい」などの幼児向け番組も存在する、教育専門波のラジオ第2放送だからこそ可能なのです。若者に絞った番組とは、教育番組に他なりません。総合波であるラジオ第1放送が維持してきた、知的水準のキープを怠ると 逆効果になります。

 若者は、若者のまま留まらず、必ず壮年になっていきます。ラジオ番組の聴取者を、都合のいい様に単純な年齢層で勝手に切り取り、その切り取った年齢層しか理解出来ない様な、パーソナリティや スタッフしか最初から招集しない 短絡的な「オーディエンス・セグメント」編成では、少子高齢化を迎え成熟しきった この国において、もはやラジオメディアを救えないのです。


ブログ開始は 2003年です。

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