FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第1111回ランキング

   new
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    Brenda Russell “Piano In The Dark”
    The official YouTube channel
  2. 第 2 位 ( △ )
    Beverley Craven “Promise Me”
    The official YouTube channel VEVO
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    TSB 日テレ・土ドラ9「GO HOME 〜 警視庁身元不明人相談室」劇中効果音楽[横山克]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NBS カンテレ・ドラマ「マウンテンドクター」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    ビッケブランカ「白夜」
    abn テレ朝・ドラマ「科捜研の女24」主題歌
    ♪ 和声のウェイトをヴォーカルに重くかけています。

 週間選曲リストは、今週で 1111週目になりました。ナンバーワンのゾロ目です(笑)。インターネット草創期の個人ホームページには、キリ番という語彙もありましたが、2003年の第 1回ランキングから、21年間毎週休みなく更新し続けて、このブログは 1111のキリ番に到達しました。週間選曲リストがキリ番の週間放送視聴日記は、恒例の思う事シリーズです。

 888週目の思う事には、999週目が全期間ランキング特集にあたるので、次のキリ番は 1111週目、相当先の話でも あっという間かも と書いてあります。間違いなく あっという間でした(笑)。ただ通算週数が 4ケタになると、キリ番が発生し難くなります。ブロガーのお年を考えると、次の 1234週目が、思う事シリーズの最終回になるかも知れません(笑)。

 FM東京(TOKYO FM)の第509回 放送番組審議会議事録には、放送 50年を迎えたCOUNTDOWN JAPANの合評が載っていました。ある委員から、CDセールスが基準だったのに、握手券への反論が出て、今では SNSやサブスクの再生回数を入れたチャートになっている。みんなが聴いてる音楽などは もうないのではないかと、実に厳しい意見がありました。

 3月に秋元康 審議委員が辞任したので、握手券へ切り込めた(笑)のかも知れません。順位データは JFN38局のオンエア回数がベースになっている、つまりみんなが聴いている(笑)と、FM東京側から やんわり反論され、この委員も結論は 番組頑張れになっていましたが、COUNTDOWN JAPANの存否に係る様な、時代を捉え 的を得た意見でした。

 このブログでも 18年前の段階で「新譜だけが音楽チャートの対象か?」と題して、新譜だけがデータ対象となる事に疑問を呈し、ネットの時代には、新譜・旧譜 区別なく、個人の音楽評論やセンスも、多様な順位で表現していくスタイルが存在し得ると書いています。その時に公開したのが 第191回ランキングでした。この予見したスタイルを 第1111回まで続けています。

 予見し切れなかったのは、YouTubeなど主要動画ポータルが、ラジオ・テレビを遥かに上回る音楽接触媒体に成長したという点です。旧譜が紹介されている YouTubeには、2024年という今の段階で、その旧譜を初めて知り感動したとのコメントを、数多くのページで読む事が出来ます。新譜・旧譜に関係なく音楽の需要が産まれ、感動まで達するのが現代なのです。

 1111回を迎えた週間選曲リストでも、18年前に予見し得たコンセントを貫き、今後は さらに旧譜を大胆に加えて、最新の音楽評論を 1位から 5位までの順位で表現したいと考えています。週間選曲リスト・ルール 注意事項 03「新譜だけでなく、過去リリースされた旧譜楽曲の放送も、総て選曲対象とします」は、ブログ開始時から全く変わらない最重要なルールなのです。

第1110回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    Brenda Russell “Piano In The Dark”
    The official YouTube channel
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NBS カンテレ・ドラマ「マウンテンドクター」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    TSB 日テレ・土ドラ9「GO HOME 〜 警視庁身元不明人相談室」劇中効果音楽[横山克]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Beverley Craven “Promise Me”
    The official YouTube channel VEVO
    ♪ 動画サイトで聴かれ続けている完成された旋律と調性を有したバラード秀逸曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHKオンデマンド・大河ドラマ「太平記」テーマ音楽[三枝成彰]

 台風の進路予想は、気象庁が統一発表しており、扇形の先端が円になって その進路を示します。国内では他に、在日米軍が進路予想を発表してきました。現在では、ハワイにある Joint Typhoon Warning Center(JTWC)が進路予想を担当。円でなく点で、シャープに台風の位置を予想しています。今回の台風10号は、両者共に進路予想が毎日大きく変わる珍しいケースでした。

 「台風クラブ」(1985年)という映画がありました。台風襲来時における少年少女達の異様な高揚感 と 行動を追った奇作です。かく言う私も、木造住宅に住んだ事がなかったからなのか、自宅に気圧計まで設置しているからなのか、浜松市長ではなくとも(笑)この高揚感を理解出来ない訳ではありません。そして台風時には、決まってある楽曲を想起してしまうのです。

 その曲とは、渡辺美里「嵐ヶ丘」です。同じタイトルでは、Kate Bushの代表曲があり、文学の世界に世界の十大小説に数えられる名作もあります。有名な 2例に比べれば、渡辺美里の嵐ヶ丘は、シングルカットもされていないアルバム収録曲です。されどこの曲こそ、天才編曲者・大村雅朗 そして 小室哲哉、渡辺美里の才能が一体になった名曲だと思ってきました。

 この嵐ヶ丘をメッセージソングと捉える方が多いのですが、音楽的に考察すると、歌詞の内容よりもイントロ・アウトロの約 2分間に、嵐ヶ丘の魅力 と 優秀性が凝縮されている感じがしてなりません。5分00秒ある楽曲の中で、イントロ・アウトロが約 2分近くも占めているのです。このイントロ・アウトロの和音構成つまり進行こそ、嵐ヶ丘の核心表現に違いありません。

 イントロの打ち込み和音は、大村・小室ラインでなければ譜的に採用する事が難しい、実に聴感に残る大胆なもので、和音繰り返しでありながら、僅かに度を変化させています。前半のキーボード主体から後半の打楽器を乗せていく和声は 実に美しく、特にDrs.の刻むリズムは、Drs.でありながら旋律的役割を果たしており、さらにコーラス リフレインの調性も見事です。

 このイントロの直後、エフェクトの効いた渡辺美里の歌唱冒頭「新聞の片隅に」。この小節だけで歌唱が既に完成しています。そしてアウトロです。イントロ部がベースですが、さらに多楽器による和音を重ねており、中には雷鳴に模したパーカッション打ち込みまで含まれています。ここまで聴感から心底を掴む様なイントロ・アウトロのポピュラーソングは、類例が殆どありません。

 開局したばかりのFM横浜で生放送されていた「ヨコハマラジオナイト 〜 渡辺美里ノーサイドステーション」で、この楽曲を初聴した時の感銘は、今でも忘れる事ができません。何故か台風が来ると想起する(笑)この「嵐ヶ丘」こそ、シングルカットされませんでしたが、イントロ・アウトロ、そして歌唱冒頭だけで、音楽的に完成してしまっている渡辺美里 最高の楽曲です。

第1109回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    Brenda Russell “Piano In The Dark”
    The official YouTube channel
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NBS カンテレ・ドラマ「マウンテンドクター」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    TSB 日テレ・土ドラ9「GO HOME 〜 警視庁身元不明人相談室」劇中効果音楽[横山克]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHKオンデマンド・大河ドラマ「太平記」テーマ音楽[三枝成彰]
    ♪ 多楽器の和声が交響詩のレベルまで達している秀逸曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    niko niko tan tan「新喜劇」

 先々月からNHKオンデマンドで、大河ドラマ「太平記」(1991年 全49回)を通しで視聴していました。シリーズ前半は 少しずつ視ていたのですが、このお盆休みを使って、後半を一気に視てしまいました。テレビ時代劇では 今でも取り上げられる事が殆ど無い、鎌倉幕府衰退から建武の新政、そして室町幕府へ移っていく一天両帝の「南北朝時代」を描いています。

 室町幕府を創設する足利尊氏 役は 真田広之。南朝の軍神となる 楠木正成:武田鉄矢。建武の新政を親裁する後醍醐天皇:片岡孝夫、婆娑羅で尊氏派を貫く 佐々木道誉:陣内孝則、野心と革新が抜きに出る執事 高師直:柄本明。尊氏側近の一色右馬介:大地康雄。さらに足利直義:高嶋政伸、足利登子:沢口靖子、新田義貞:根津甚八、桃井直常:高橋悦史らが客演しています。

 音楽は 三枝成彰が担当。17年前のブログで大河ドラマ劇伴の最高傑作と断じた「花の乱」テーマ音楽を制作。今回の太平記 テーマ音楽も、それに匹敵する見事な作品です。冒頭の雅楽器・篳篥(ひちりき)や重厚なコーラスから、劇的転調と多楽器による和声で疾走感を表現。再び劇的転調で弦楽から壮大な管楽合奏に至る、まさしく交響詩まで昇華した美しいテーマ音楽です。

 この南北朝も、戦国に類する時代です。天皇がふたり存在し、朝廷もふたつ存在します。正統の証となる三種の神器は、南朝 吉野方が保持していますが、京都の北朝も隠然たる勢力を守っています。反乱が起きると、ふたつの朝廷に勅を求め和議を謀り、しまいには降伏までし、綸旨 院宣を得て官軍だと主張します。尊氏・直義 兄弟の抗争では、特にその難解な戦国が現れます。

 第44回「下剋上」は、観応の擾乱勃発が時系列で描かれています。3日連続の猿楽三昧に呆れる登子や、宴会感覚でやってきた道誉らの観劇の最中、直義・師直が合戦との出兵速報が入ってきます。さらに酔客を演じ偵察していた直義派の僧・妙吉(白川俊輔)にも別ルートから速報が入る、その猿楽舞台から見た 尊氏・登子・道誉・妙吉 の表情変化が、実に素晴らしいのです。

 実はこの合戦は、尊氏の深謀による企みで、尊氏は猿楽を観ながら合戦が勃発するのを密かに待っていました。軽い気持ちでやってきた登子 と 道誉は、事態の急変につれて尊氏の怖さを悟っていきます。その後 登子は 登子らしく、そして道誉は 道誉らしく寝返りを演じながら(笑)仲裁的役割を果たしていく、観応の擾乱勃発となる このエピソードが、私は 一番気に入っています。

 北条高時 役 片岡鶴太郎と、長崎円喜 役 フランキー堺の独壇場となった第22回「鎌倉炎上」。楠公八臣の和田五郎は 桜金造、神宮寺正房に でんでんを起用。正成 と 楠公八臣らが後醍醐天皇に戦勝報告をした第23回「凱旋」など、傑作エピソードが数多い大河ドラマですが、私は「下剋上」から最終回までの観応の擾乱と、陣内孝則が演じた佐々木道誉に強い魅力を感じます。

 本放送当時、武将姿の真田広之を、洋装で沢口靖子、北畠顕家 役の後藤久美子、足利直冬を産む藤夜叉 役の宮沢りえ が囲む宣材スチール写真があり、それを見た時、来年の大河大丈夫か? と思ったのですが、杞憂でした。前半は 茨城県で、後半は 長野県で、私が引っ越しをした年に本放送を視た個人的に思い出のある「太平記」は、今でも視聴価値を有する名作大河ドラマです。

第1108回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Brenda Russell “Piano In The Dark”
    The official YouTube channel
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NBS カンテレ・ドラマ「マウンテンドクター」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    TSB 日テレ・土ドラ9「GO HOME 〜 警視庁身元不明人相談室」劇中効果音楽[横山克]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    niko niko tan tan「新喜劇」
    ♪ 8日のNHK―FM「ミュージックライン」で聴いた、禁則な転調で整った旋律を醸し出している様な不思議な佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    Jorja Smith “High”

 南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」も、発表から 1週間が経過し、気象庁は 呼びかけを終了しました。このブログでも発表 10分後の 8日午後 7時25分から 11日午後 6時13分まで、南海トラフ地震巨大地震注意に関する臨時のお知らせを、総てのページに掲載しています。とても 3日や 7日間程度で巨大地震の危険性は収まりませんが、初発の啓蒙には 加わりました。

 このブログは、週 1回金曜日の更新にこだわって 21年間続けてきました。それでも 2016年に臨時のお知らせ機能を設置。緊急時には PC・スマホを問わず、総てのページでメッセージを流す事ができます。南海トラフ臨時情報は、緊急時ですので臨時のお知らせ機能を使いました。突発で記事の入れ替えが生じ ブログ更新時間が遅れる時も、この機能でお知らせしています。

 このブログが スマートフォンでは、アプリとして使える様になりました。ご愛読者の皆様には、トップページをブックマークして、毎週最新記事をお読み頂いておりますが、今月からトップページをスマホのホーム画面に追加されますと、このブログがアプリとしてインストールされ、他のネットサイトのページと一緒ではなく、ブログを独立したアプリとして閲覧保存できます。

 アプリと言ってもゲーム系のネイティブアプリではなく、ブログを閲覧する目的だけのWEBアプリです。しかもブロガーである私が大嫌いな(笑)鬱陶しいプッシュ通知機能は 付加しておりません。もちろん非営利ですので、広告の表示など変わらず一切ありません。今まで通りブックマークをする感覚で、このブログを気軽にスマホのホーム画面へ追加してみてください。

 アプリとして新規に入れた機能は 殆どありません(笑)。スマホのホーム画面に追加した時に現れるアイコンは、いつもの八分音符ですが、色合いを少し濃く はっきり出現する様にしました。また初期表示されるアプリケーションネームは、字数制限に収まる様に“Chartd Blog”と新たに設定してあります。このアプリケーションネームは、構造化データにも登録済です。

 ブログをアプリとして起動した時に最初に現れるスプラッシュ画面は、アイコンと同じデザインの八分音符です。この様なWEBアプリを起動させると、ピンボケしたスプラッシュ画面が現れる事がよくありますが(笑)このブログでは、素朴な八分音符が鮮明に現れる様にしました。今回のアプリ化では、アイコン と スプラッシュ画面だけを、改良版で搭載してあります。

 国内流通スマホの 97%以上は、iPhone または Android どちらかになるそうです。今回のアプリ化を期に、ブログのフォントサイズについて、確認 と 微調整を行いました。iPhone でも Androidでも、テキストの行数 と 文字配列は 同じになると思います。アプリになったチャート★ドランカーBLOGを、今後ともよろしくお願い致します。

 ブログのカウンターが、13日に 75万 を突破しました。ご愛読 ありがとう ございます。

第1107回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NBS カンテレ・ドラマ「マウンテンドクター」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  2. 第 2 位 ( △ )
    Brenda Russell “Piano In The Dark”
    The official YouTube channel
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    TSB 日テレ・土ドラ9「GO HOME 〜 警視庁身元不明人相談室」劇中効果音楽[横山克]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Jorja Smith “High”
    ♪ ラップなハウスで妙な民族音楽色を感じる佳曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    ONE OK ROCK “Delusion∶All”
    ♪ 邦楽的移調も目立つが精度の高いロックビート。

 『第33回 オリンピアード競技大会』が 12日 閉幕しました。大会14日目の 8日に宮崎県で震度 6弱の激震が発生。気象庁から我が国初の公的地震予知である、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表され、五輪ムードが霧散してしまいました。それでもフェンシングの金、セーリングの銀、そして馬術の銅と、地道な選手強化が実った競技にメダルが輝いています。

 【パリ夏季五輪 優勝記録:フェンシング男子フルーレ団体・日本チーム「金メダル」 体操男子種目別鉄棒・岡慎之助 選手「金メダル」 レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級・文田健一郎 選手「金メダル」 レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級・日下尚 選手「金メダル」 レスリング女子53キロ級・藤波朱理 選手「金メダル」 レスリング男子フリー57キロ級・樋口黎 選手「金メダル」 ブレイキン女子・湯浅亜実 選手「金メダル」 レスリング女子57キロ級・桜井つぐみ 選手「金メダル」 陸上女子やり投げ・北口榛花 選手「金メダル」 レスリング女子62キロ級・元木咲良 選手「金メダル」 レスリング男子フリー65キロ級・清岡幸大郎選手「金メダル」 レスリング女子76キロ級・鏡優翔選手「金メダル」】

 以前のブログで、各国獲得メダル数の序列の仕組みについて書いた事があります。まず金メダルの数、同じなら銀の数、さらに同じなら銅の数と順位を付けていくシステムです。大会第5日には 日本が首位に立つ場面もあり、記念にランキングのスクリーンショットを撮っておきました(笑)。前回 東京夏季五輪に次ぐメダル数で、最終のランキングは 3位となりました。

  【パリ夏季五輪 獲得総メダル数:金 20 銀 12 銅 13】

 有観客になったパリ夏季五輪。日本選手も活躍し、盛り上がっているはずなのですが、大雨とあの演出(笑)だった開会式以降、何かケチがついた感じが否めません。深夜から早朝となる国内のテレビ視聴率は、全般的に伸び悩んでいます。NHKプラスやTVerによるネット視聴が凄いとメディアは謳っていますか、第三者公証のない数字を、何処まで信用出来るのでしょうか?

 統計学を学んでいれは、マジックに気づきます(笑)。パリ夏季五輪開会式をリアルタイムで視聴した人数は、4165万人に達したと、ビデオリサーチ社は発表しました。そんなはずはないと断言出来ます。この数字には 生中継以外のハイライト番組も含まれており、しかも 1分間視聴すればカウントされる到達人数で、32地点の集計を全国規模へ勝手に引きのばしているのです。

 それならば 2時間以上開会式を生中継で視聴したパーセントを、調査対象となるエリアの人口だけに乗算したトゥルー視聴人数を計算したらどうなるのでしょうか? きっと 100万人がやっとかも知れません。集計手法を操作した数値よりも、実感の累積が正確なのです。純粋な競技を通しても、過去のオリンピックに比べて、パリ夏季五輪は、少し盛り上がりに欠けていました。

 この熱が冷めた感じは、日本だけでなく、世界各国のテレビ視聴率に現れています。やはりコロナ禍での東京夏季五輪が流れを変えてしまいました。拝金主義のIOCが、一都市開催に拘るレーゾンデートルも崩れ始めており、どうもこのパリ夏季五輪あたりから、高額な放送権料に見合ったスポーツコンテンツを維持してきた国際オリンピック運動は、曲り角に達している様です。

 2026年冬季はイタリア・ミラノ、2028年夏季は米国・ロサンゼルスで開催されます。とにかく開会式は憲章に立脚した式次で穏やかに行われ、気持ち良く競技中継を楽しめるオリンピックになってもらいたいものです。この記事は、9日午後 8時26分にアップ。閉会式終了直後の12日午前 7時11分まで加筆修正しました。連日のオリンピック放送視聴お疲れ様でした。


ブログ開始は 2003年です。

Search

Mail-form


 ご愛読者(拍手)ボタンがあります。