FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第112回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    ABN テレ朝・ドラマ「相棒」テーマ音楽 [池頼広]
  2. 第 2 位 ( △ )
    滴草由実「花篝り ~ はなかがり」
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  3. 第 3 位 ( △ )
    中島美嘉「蜘蛛の糸」
    Kanebo化粧品 テレビCMソング
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「義経」テーマ音楽 [岩代太郎]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    中村雅俊「空蝉 ~ うつぜみ」
    TSB 日テレ・2時間サスペンスドラマ「火曜サスペンス劇場」テーマ曲
    ♪ アレンジによる和声も効いている、2サス エンディングにフィットした佳曲。

 先月13日に 島崎藤村の故郷・馬籠宿がある木曽郡 山口村は、岐阜県 中津川市と「越県合併」しました。平成の大合併 でも、全国で唯一の越県合併(地方自治法 第7条による越県での廃置分合)になります。田中 知事は、この越県合併に反対を表明していましたが、昨年12月の県議会で合併案が可決。結局 田中 知事も 1月に総務大臣へ越県合併を申請しています。

 昨年 2月に 高校 3年生以上の全村民を対象として、選挙形式で行われた山口村の村民意向調査では、合併賛成 971票、合併反対 578票と、賛成が多数を占めました。田中 知事の主張する、合併に県民意向調査が必要との考えも理解できますが、合併の当事者である山口村民の民意は、尊重されるべきだと思います。されど 一(いち)長野県民として やはり残念です。

 旧山口村には、テレビ中継放送所がNHK山口馬籠しか無く、名古屋や岐阜の民放テレビを、中津川の中継局を通じて視聴していました。NHK-FM中継局は、南木曾のエリアに入ります。なおNHK山口馬籠 テレビ中継放送所は、現在も長野放送局の管轄です。そして 旧山口村周辺は、飯田中継局の受け持ちエリアに含まれ、FM長野の電波が届きにくい地域にあたります。

 『FM長野・飯田 中継局』
 【送信周波数:88・3MHz 送信出力:100W 試験電波:1988年 8月31日】

 飯田 中継局は、NBS長野放送 飯田テレビ中継局に併設されており、ステージが付いた立派な自立鉄塔から送信されています。その中継設備は、第2の美ヶ原本局送信所と言っても過言ではありません。南アルプス山脈など高い山々に囲まれ、電波が伸びにくい地形である南信地域を、利得を高くした無指向性送信で広くカバーしているのが飯田 中継局の特徴です(追記あり)。

 しかし、旧山口村や南信市町村の中には、飯田 中継局の電波を、室内で良好に受信する事が難しい地域もあります。この地域では、長野県境近くから出力 100W で送信している、岐阜FM・中津川 中継局の放送を受信するリスナーも多く存在します。飯田 中継局も頑張って送信しています。旧山口村の皆さん、たまにはFM長野を「越県」して聴いてみてください。

 飯田市 上久堅の標高 771m地点から、全方面に出来る限り遠くへと、スーパーゲイン・アンテナを使用しています。FM長野全中継所最大の実効輻射電力(ERP)330Wというハイパワー送信を行っている 飯田 中継局は、中部圏に接し 21世紀に起こり得る道州制問題のキーとなる南信地域を、一手にカバーしている 重要な長野エフエム放送中継所なのです。



(追記) 2007年 7月に、NHK山口馬籠 テレビ中継放送所は、岐阜放送局管轄へ正式編入されました。

(追記) 地上波テレビ デジタル化により、NHK山口馬籠 テレビ中継放送所は 廃止されました。

(追記) FM長野 飯田中継局は、旧テレビ信州 飯田中継局へ移設しました。送信は、3素子八木アンテナを 5方面に向けて行っています。

第113回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    ABN テレ朝・ドラマ「相棒」テーマ音楽 [池頼広]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    滴草由実「花篝り ~ はなかがり」
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    中島美嘉「蜘蛛の糸」
    Kanebo化粧品 テレビCMソング
  4. 第 4 位 ( ★ )
    諫山実生「月のワルツ」
    NHK教育・ミニ音楽番組「みんなのうた」2 ~ 3月 オンエアー曲
    ♪ 秋の初放送から短期で再放送。難しいメロディ ラインですが佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    中村雅俊「空蝉 ~ うつぜみ」
    TSB 日テレ・2時間サスペンスドラマ「火曜サスペンス劇場」テーマ曲

 6日 放送のSBC信越放送「SBCラジオスペシャル」にFM長野・大岩堅一 アナが「正式な形」でゲスト出演されました。武田徹 パーソナリティや 坂橋克明 アナらと「ラジオなんかいらない」というアンチテーゼ(笑)をテーマにフリートークを展開。過去の黄金時代の回顧から、ラジオメディアの現状 と 問題点を議論し、ラジオの将来に危機感を訴えました。

 ただ全体からは、ラジオ と インターネットの連携について、あまり議論が深まっていない印象を受けました。ラジオの将来の危機感とは、ネットの急成長に比例しているはずなのですが、パネラーにとってネットは やはり苦手なのか(笑)ラジオメディアから ネット展開への具体的な提案はなく、ただラジオの世界を中心にして、その中からのみ議論している感じを受けました。

 またパネラーのひとりが「まだ どこもやっていない、子供向けのラジオ放送もやるべきだ」と言っていましたが、その様な事は、NHKラジオ第2放送で「お話でてこい」など学校放送として大昔からやっています。このラジオ メディアに関する知識の浅さには、少し失望しました。ラジオの世界を自分の足元だけ、近視眼的に見ているんだなと思わざるを得ません。

 FM・AM問わず「自社制作番組」は、それが例え短時間のオンエアーであっても、信州を愛し住まいする人々によって企画・制作・送出されてこそ、信州のラジオ番組としての放送価値が存在します。そして広域放送・全国放送とは、明確に異なるコンテンツでなければなりません。仮にそれが無理ならば、自社制作番組を減らし絞った上で、コストを下げるべきなのです。

 県域ラジオ局が最低限維持すべき自社制作番組とは、サービスエリア内のニュース、気象情報、災害時の緊急速報そして選挙の開票速報に、実は 限定されています。きちんとした放送体制を構築してないと、それらも広域キー局からの放送になってしまう事に繋がりかねません。ラジオの将来への危機感は、ローカル局の存在意義に由来しており、震源域なのです。

 FM長野は、唯一の県域ラジオ単営局として、音楽番組を主体とした放送 と トーク番組を主体とした放送の明確な類別分離をすべきです。これは未来へも通ずる「住み分け」の基本原理です。そしてFM長野は、例えフィラーでも音楽番組を主体とした放送局として、大岩 アナが FM長野の中で その方向性を指し示し続ける事も重要だと、私は 番組を聴きながら感じました。

 今回の大岩 アナのSBCラジオ出演には、もちろんFM長野社内の決裁を受けています。番組最後のクレジットでは「協力・長野エフエム放送」とアナウンスされました。FM長野 創立当時の原点を忘れずに、その原点がいつまでも長野エフエム放送の社是足り得る様に、開局当時からの社員アナウンサーである大岩 アナには、これからも頑張って欲しいと思っています。


(追記) この番組の録音はデジタル化し、MP3ファイルで保存を続けています。 2006年 3月に、大岩 アナは 残念ながらFM長野を退社しました。

第114回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    ABN テレ朝・ドラマ「相棒」テーマ音楽 [池頼広]
  2. 第 2 位 ( △ )
    諫山実生「月のワルツ」
    NHK教育・ミニ音楽番組「みんなのうた」2 ~ 3月 オンエアー曲
    ♪ 群を抜くヴォーカル特性が生きています。
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    滴草由実「花篝り ~ はなかがり」
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    中島美嘉「蜘蛛の糸」
    Kanebo化粧品 テレビCMソング
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    中村雅俊「空蝉 ~ うつぜみ」
    TSB 日テレ・2時間サスペンスドラマ「火曜サスペンス劇場」テーマ曲

 ライブドアから企業買収の触手が伸びたニッポン放送(JOLF)は、防衛策としてフジテレビに対し、158億円という巨額の新株予約権発行を、先月23日に取締役会で決議しました。フジテレビが第三者割当された新株予約権を行使すれば、新たに 4720万株のニッポン放送株を取得し、同放送の発行済株式総数(約 3280万株)を超えて、過半数を押さる事が出来ます。

 これによってフジテレビによる、ニッポン放送の子会社化は 可能になります。大幅に増加した新株は、全てフジテレビへ割り当てて、ライブドアの保有株式比率を とにかく低下させる作戦に打って出たのです。ライブドアは、ニッポン放送が企業防衛のため、株主利益を損なう決定をしたと反発。このフジテレビへの大量の新株予約権発行に差し止め仮処分を申請しました。

 東京地裁は 11日に、差し止め仮処分命令を発しています。ライブドアの主張を是としたのです。奇策とも言える企業防衛策に なんとしても拘るフジサンケイグループは、差し止めの異議を、同東京地裁へ申し立てました。しかし、16日に東京地裁は再び却下の決定。決定直後NHKがニュース速報を流すなど、FNN系を除き放送メディアは 一斉に報道しています。

 攻勢強めるライブドアは、議決権ベースで 50%を超えるニッポン放送株式の取得に成功したと幹部社員も示唆。マスメディアをターゲットにした企業買収劇は、露骨さを増してきました。ただライブドアからは、例えば放送文化の堅持や高い公共・公益性の観点から速報報道を重視していこうとか、深いラジオ放送に対する理解に基づく経営方針が、ほとんど見当たりません。

 ライブドア・堀江貴文 社長から発したニッポン放送に対する経営方針を新聞で読んでみると「一度オールナイト・ニッポンのパーソナリティをやりたかった」(笑)とか、特段のテーゼはなく稚拙な感じを受けました。どうも堀江 社長には、全体の言動からも、倫理規範や 社会常識が感じられません。逆に行動からは、倫理規範や社会常識を否定するベクトルが垣間見られます。

 インターネットの急成長のただ中にある今、声高に唱える者も多い、放送 と 通信の融合という将来像が、野心や利益至上主義から産まれる事は避けるべきだと、私は 考えます。フジテレビやフジサンケイグループを実効支配しようという、野心実現の踏み台の一段目に、ラジオ局のニッポン放送があるとするならば、一(いち)ラジオリスナーからみても、それは悲しい事です。

第115回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    諫山実生「月のワルツ」
    NHK教育・ミニ音楽番組「みんなのうた」2 ~ 3月 オンエアー曲
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    ABN テレ朝・ドラマ「相棒」テーマ音楽 [池頼広]
  3. 第 3 位 ( ★ )
    稲見英夫「週末ロマンス」
    ABN テレ朝・2時間サスペンスドラマ「土曜ワイド劇場」タイトルバック テーマ音楽
    ♪ 約 20秒のフルオーケストラ演奏は、非常に和声感が溢れる佳曲。
  4. 第 4 位 ( △ )
    中村雅俊「空蝉 ~ うつぜみ」
    TSB 日テレ・2時間サスペンスドラマ「火曜サスペンス劇場」テーマ曲
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    中島美嘉「蜘蛛の糸」
    Kanebo化粧品 テレビCMソング

 20日に 福岡県北部(福岡市)と 佐賀県北部で、震度 6弱の激しい地震が発生。震源地付近の福岡県・玄界島を中心に建物倒壊など大きな被害がありました。新潟県中越地震から間をおかず発生した北部九州での激震は、いまだに日本列島で地震活動の活発な状態が続いています。また直近の大地震震源地から、次の警戒すべき地域を割り出す事も難しくなっています。

 今回の地震直後、北九州市にあるJFN非加盟の独立系FM局“CROSS FM”は どう報道したのか、気になって調べてみました。“CROSS FM”は“COUNTDOWN KYUSHU HOT100”を、地震発生時に福岡市のサテライト スタジオから公開生放送中で、マイクは 生きていました。担当女性DJは、その瞬間に叫び声を上げてしまったそうです。

 1995年の阪神・淡路大震災発生時にも同じ様な事がありました。その時ABC朝日放送テレビでは「おはよう朝日です」の生放送中でした。司会のアナウンサーは、状況を伝えようと必死に対応していました。しかし女性アシスタントふたりが、あらん限りの叫び声を上げてしまい送出されています。テレビ・ラジオいずれでも、緊急災害時に最もやってはいけない放送です。

 “CROSS FM”は、その後の地震情報も一杯一杯の状態でしたが、なんとHOT100は、 100位から 1位まできちんとオンエアーしたそうです(笑)。私が言うのもなんですが(笑)音楽チャートより放送しなければならない情報が、被災地のラジオ局には あったと思います。生放送なのに臨機応変な番組内容の変更が出来ないのは、放送局の危機管理の問題です。

 “CROSS FM”は、成功を修めていた J-WAVEの番組編成を参考にして、開局当時にタイムテーブルを作りました。ですから“COUNTDOWN KYUSHU HOT100”は、TOKIO HOT100を、そのままモデルにしています。何故に 100位から発表するのか? 深い意味など考えもせずに、単なる模倣から番組編成をしたと思われます(笑)。

 ですから今回の様な緊急報道の必要性が切迫しても、殆ど応用が効かず、100位から 1位までオンエアーを続けてしまったのだと思われます。これでは ラジオチャート番組の本質すら、全く理解出来ていません。“CROSS FM”は、緊急の災害報道体制について一度総括すべきだと考えます。今回の地震で被害に遭われた皆さんへ、心から お見舞い申し上げます。


(追記) 今回の地震は「福岡県西方沖地震」と呼称されています。この呼称は、気象庁による正式な命名でありません。

(追記) 2008年 6月に“CROSS FM”は、債務超過による経営破綻で清算され、新会社が放送を承継しています。


ブログ開始は 2003年です。

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