FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第105回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    山下達郎「忘れないで」
    NHK総合・NHKアニメ劇場「名探偵ポアロ と マープル」エンディング テーマ曲
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    信近エリ “Lights”
  3. 第 3 位 ( △ )
    SBC MBS・ドラマ30「メモリー・オブ・ラブ」劇中効果音楽 [栗山和樹]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    平原綾香「明日」
    NBS フジ・木曜劇場「優しい時間」主題歌
    ♪ 楽器音も自然に浮き出してくるヴォーカルの存在感が際立つ佳曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NHK総合・大河ドラマ「義経」テーマ音楽 [岩代太郎]
    ♪ 若干総花的な和音構成ですが、重厚さは保持している佳曲。

 17日で「阪神・淡路大震災」から、10年となります。その日 私は、BK宮田修 アナが伝える地震情報で、神戸震度 6(実際は 7)の第1報を知り、直後から愛用の高性能ラジオ“SONY ICF-EX5”を使い、長野県長野市の自宅で、電離層が消えて聴こえなくなる午前 8時頃まで、558KHzのAM神戸(CRラジオ関西)を遠距離受信していました。

 中波 558KHzの電波は、大変伸びが良く夜間から早朝にかけて、全国で遠距離受信が可能です。大震災発災時は まだ夜明け前で、兵庫県外の広範囲でAM神戸を傍受していた、多くのラジオリスナーの存在が後日判っています。長年AM局の遠距離受信に慣れていた私も そのひとりでした。私の傍受を含めて、多くの同録テープから震災直後の様子が検証されています。

 AM神戸は、震災発生時から十数分の放送停止(無音声 無変調状態)がありました。そして自家発電装置が作動し、午前 6時の時報は送出。多くの放送パーソナリティやスタッフは避難した後、崩壊の危険性のあるスタジオにスタッフが 2人だけ残っていました。その残っていた 2人。生ワイドの女性アシスタント藤原正美 さん と 丸山 ディレクターが放送を再開しています。

 藤原 さんは 泣きだしそうでしたが、その声は 被災地に届いていました。「しゃべりましょうか、はい。 AM神戸の・・スタジオです。 スタジオが、現在ただいまの地震で壊れております。音声が途切れております。情報が入り次第お伝えします。こちらは、AM神戸 558です。ただいまの地震のためオンエアーが途絶えております。情報が入り次第お伝えしてまいります。」

 そして午前 7時半から 8時頃には「新しい情報は 入り次第お伝えします。暫くレコード音楽をどうぞ」と音楽が流れていたのを、私は 強烈に覚えています。あの震災報道での評判が高かったAM神戸(CRラジオ関西)でさえ、初動は 一杯一杯の状態でした。日頃 人気のある番組を 何千回放送しても、初動の緊急災害報道の 1回の不手際で、放送局の存在理由は 瓦解します。

 大地震の被災者は、急迫時に活字を読む余裕などありません。ラジオは、音声での緊急情報により、多くの人命を救援できる唯一のメディアです。どうか全てのラジオ局が、大震災を忘れずに、普段から緊急災害報道のシステム整備 と 訓練を、間断なく続けていく様に、心からお願いする次第です。「阪神・淡路大震災」で犠牲になられた方々に、改めて追悼の意を お伝えします。


ブログ開始は 2003年です。

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