FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第615回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    鈴木常吉「思ひで」
    SBC MBS・ドラマ「深夜食堂3」オープニング曲
  2. 第 2 位 ( △ )
    NBS フジ・ニュース情報番組「Mr.サンデー」オープニング テーマ音楽 [林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    家入レオ “Silly”
    SBC TBS・金曜ドラマ「Nのために」主題歌
    ♪ 1位 3週、登場 6週。
  4. 第 4 位 ( △ )
    中島みゆき「麦の唄」
    NHK総合・連続テレビ小説「マッサン」主題歌
  5. 第 5 位 ( ★ )
    中森明菜 “Rojo - Tierra – ”
    ♪ 第65回 NHK紅白歌合戦で視聴した、典型的な打ち込みデジタルサウンドの佳曲。

 明けまして おめでとう ございます。 2015年(平成27年)の新春を迎えました。

 今年最初の週間放送視聴日記は、まず年末・年始のテレビ・ラジオ番組を振り返ります。12月30日 発表の FM長野“COUNTDOWN JAPAN”年間第1位は、秦基博「ひまわりの約束」 (推定得点:236) 。「コスモ ポップス ベスト10」年間第1位は、Idina Menzel“Let It Go” (推定得点:181) が それぞれ獲得しました。

 同じく30日の「第56回 日本レコード大賞」は、J Soul Brothers from EXILE TRIBE“R.Y.U.S.E.I”が受賞しました。視聴率は 15・6%(関東地区)と、昨年より下がっています。レコ大の受賞楽曲にも係わらず、COUNTDOWN JAPAN 今年の年間チャートで見てみると、20位までにも入っていませんでした。

 大晦日 放送「第65回 NHK紅白歌合戦」は、またもや白組が優勝。前半 35・1%、後半 42・2%でした。8年ぶりに前回ボール投げが復活しましたが、また視聴者・会場審査のストレート集計に戻っています。特に今回は、白組大票田のモバイルからの視聴者審査参加を止めてしまい、デシタルTV・ワンセグ・アプリの当日参加のみに、視聴者審査員を限定しました。

 【最終審査結果:紅組 48万1221 白組 53万3990】

 視聴者による中間審査は、 紅組 19万4938(42・8%)白組 25万9646(57・2%)と 白組優勢。最終審査は、視聴者集計が 紅組 47万9974(47・3%)白組 53万3990(52・7%)。会場集計は 紅組 1247(45・9%)白組 1468(54・1%)という結果でした。紅組がリードしている要素は、どこにも見当たりません。

 また紅白勝敗審査のシステムに、制度破綻の可能性が強くなりました。とにかく一部出場歌手によるライブ会場からの中継は、全体から遊離している感じです。それでも お楽しみの(笑)11時45分ジャスト、NHKホールのバズーカ クラッカーから、和歌山県 高野山への「ギャップ」は、多少スイッチングノイズが入りましたが、スコーン(笑)と落ちました。

 正月 2日の「第91回 箱根駅伝」往路は、青山学院大が悲願の初優勝を遂げました。注目の 5区は、青学大の神野 選手が、驚異的なスピードで山を登り逆転しています。駒澤大の大八木 監督は、運営管理車のスピーカーから激しい叱咤を続けていましたが、芦ノ湖ゴール直前で、馬場 選手が低体温症を起こし転倒すると、一転して優しく激励していたのが、とても印象的でした。

 【経済星取表:(2003年 大納会)『 ● ● 』(2014年 大納会)】

 昨年大納会の日経平均株価終値は、1万7450円77銭と、1年間で 1159円46銭「上昇」しました。年頭日記恒例の経済星取表は、星勝星を挟んで 3連勝となります。まだ景気回復の実感が伴わないとの声も多く聞かれますが、強い円安傾向がアベノミクスの追い風となり、原材料を輸入に大きく依存する国内経済に恩恵が反映されて、勝星が連続し始めました。

 ここ長野県松本市は、厳しい寒さの年末となり、大晦日から元日にかけて、うっすらと雪が積もりましたが、翌2日 晴天に恵まれ 穏やかな正月を迎えています。ご愛読者の皆様、今年も『チャート★ドランカー BLOG』を、何卒よろしく お願い申し上げます。


(追記) 「第91回 箱根駅伝」は、青山学院大が総合・復路も制し「完全優勝」しました。視聴率は、往路 28・2% 復路 28・3%でした。

第616回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    鈴木常吉「思ひで」
    SBC MBS・ドラマ「深夜食堂3」オープニング曲
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NBS フジ・ニュース情報番組「Mr.サンデー」オープニング テーマ音楽 [林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( △ )
    中島みゆき「麦の唄」
    NHK総合・連続テレビ小説「マッサン」主題歌
  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次]
    ♪ スキャットそしてコーラスと、絶妙に和声と調性が整った秀逸曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NHK総合・連続テレビ小説「マッサン」劇中効果音楽 [富貴晴美]
    ♪ 第81回 放送では 8時14分過ぎに流れた劇伴がリスト対象です。

 年末・年始のブログが恒例記事になるため、日数が経過した事をお許しください。12月15日 投開票で行われた総選挙の結果を受けて、12月24日に特別国会が召集され、安倍晋三 自由民主党総裁が、第97代の内閣総理大臣に選出されました。新分野で構成された国会から、改めて指名選出された事によって、内閣や閣僚もリセットされ、第3次 安倍内閣が発足しています。

 【内閣総理大臣指名獲得 得票率:衆議院 69・7% 参議院 56・2%】

 この指名選挙で、ちょっと気になる点がありました。衆議院における志位和夫 日本共産党 中央委員会幹部会委員長の票数です。21議席を得て党勢拡大を誇示したのに、18票しか獲得できませんでした。もし差し引き 3票が、他に流れたら重大な反党行為になります。あらら(笑)と思っていましたが、党広報のリリースによると、この 3票不足の理由は 病欠だそうです。

 そして欠席者の一人に、なんと志位 委員長自らが入っていました。病名は インフルエンザと、同じく党広報がリリースしています。その昔のコミュニスト政党ならば、這ってでも(笑)党勢誇示の機会に必ず参加し、病欠が表面化した時点で 粛清も疑われるのですが、民主国家に 70年住まいするコミュニスト政党には、疑いの声も ほとんど挙がりませんでした(笑)。

 総理大臣指名の後 直ちに組閣に移り、午後 4時34分に、菅義偉 内閣官房長官が閣僚名簿を発表しています。17名が留任となったため、新任された防衛大臣の名簿以外は省略され、ほんの僅かな時間だけで発表が終わってしまいました。この様な省略された閣僚名簿発表には 違和感を覚えました。組閣の権威に係わる問題であり、留任でも発表を省略すべきではないと思います。

 【内閣総理大臣臨時代理 就任予定者 官報掲載順位:1位・麻生太郎 副総理大臣 2位・菅義偉 内閣官房長官 3位・甘利明 経済再生担当国務大臣 4位・石破茂 地方創生担当国務大臣 5位・岸田文雄 外務大臣】

 この第3次 安倍内閣の発足は、衆議院総選挙が終わってから 30日以内に召集しなければならない特別な国会で行われました。衆議院議員がシャッフル(笑)されたのですから、不存在となっている議長の選挙から やり直さなければなりません。そして解散のない参議院の本会議も開会し、改めて内閣総理大臣の指名選挙を行います。これを「特別会」と、正式に称しています。

 また、通常国会は「常会」臨時国会を「臨時会」と、正式に称しますが、今回の「特別会」は、第188特別国会と報道されており、これが通称も兼ねています。回数は、常会・臨時会・特別会 総て通算されており、第188回 特別国会と表記すべきだと思うのですが、なぜか「回」を抜いているのです。カイという読みが重複するのを避ける意味なのでしょうか?(笑)

 ちなみに 1回目の国会はいつになるのか? 調べてみました。戦前の帝国議会までは遡りません。現行憲法が施行されて最初の衆議院議員総選挙の直後、1947年(昭和22年)6月に召集された国会が「第1特別国会」になります。この第1特別国会の衆議院本会議 議事録を読んでみました。事務総長が職務代理として議長席に着くと即 暫時休憩になっています(笑)。

 第1特別国会は、召集された新議員が血気盛ん(笑)で、初日の議長選挙が行えないほど、議事が難航していたのだと推測できます。最終日には、議員 3名の懲罰動議まで審議されたほど、第1特別国会は、もめにもめていたのです。結局 片山哲 総理を選出した この第1特別国会は、なんと 204日間という超ロングな会期となり、閉会翌日に第2通常国会が開会しています。

 第188特別国会は、3日目に天皇陛下ご臨幸のもと開会式が開かれましたが、その日の内に閉会しています(笑)。会期僅か 3日間は、最短タイ記録です。そして第189通常国会が まもなく召集されます。第3次となった安倍内閣。経済最優先と言い切るアベノミクスの効果が、果たして国民各層に浸透していくのか? 株価・為替そして長期金利の注視が続いています。

第617回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NBS フジ・ニュース情報番組「Mr.サンデー」オープニング テーマ音楽 [林ゆうき]
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    鈴木常吉「思ひで」
    SBC MBS・ドラマ「深夜食堂3」オープニング曲
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    中島みゆき「麦の唄」
    NHK総合・連続テレビ小説「マッサン」主題歌
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NBS フジ・ドラマ「ゴーストライター」劇中効果音楽 [眞鍋昭大・笹野芽実・得田真裕・末廣健一郎]
    ♪ 4名による共同制作ですが、存在する洗練された劇伴。

 昨年 入会した“radiko プレミアム”ですが、屋外FMアンテナを設置しましたので、地元のFM長野 と NHK-FMで充分との気持ちに変わりがありません。それでもradiko プレミアムで、久しぶりにJ-WAVEの“TOKIO HOT 100”を聴いてみました。FM長野 と J-WAVEは、正式開局日が全く同じ 1988年10月 1日です。

 茨城に住んでいた頃、1988年 8月 1日の試験放送開始時からJ-WAVEを聴いており、開局前 40番目のリスナーだという、J-WAVE発行のナンバリング受信確認証を頂きました。今でも大切に保管しています。ですから 1988年10月 2日の“TOKIO HOT 100”第1回放送も、私は聴いています。順位は 発表せず、前夜祭の様な感じでした。

 翌週 10月 9日 放送が、正式には第1回のチャート発表となりました。邦楽は、氷室京介やサザンオールスターズなど数曲で、残り 95曲以上が、全て洋楽という結果でした。そして10月16日 放送は、試験放送の時報前に必ずオンエアーしていた Richard Palmer“Across The View”が、72位にランクしたのを強烈に覚えています。

 あれから26年。ジョンカビラ・ジェームス天願・キャロル久末 そしてクリスペプラーと、開局当時の主力ミュージック ナビゲーター達の中で、開局以来 休みなく通して出演しているのは、日本語の語彙選択が極めて正確なバイリンガルである、クリスペプラーただひとりです。クリスペプラーは、“TOKIO HOT 100”を、開局以来 26年間続けています。

 J-WAVEの開局当時、日曜日の午後は、QR文化放送で「決定!全日本歌謡選抜」というベスト50を発表する人気邦楽チャート番組があり、横井宏・常行和夫 両氏の編成陣は、この番組に対抗すべく一気に 100位まで拡大したチャート番組を開発したのだと推測できます。ですから、開始時間は 午後 1時と全く同じで、放送枠が ほぼ一致していたのです。

 私は、“TOKIO HOT 100”が、ヒットチャートを発表しているのではなく、チャートに擬似したステーションの順位付きプレイリストを、100曲発表しているのだと思っています。現在コンセプトを「今、東京で最もヒットしている曲や、リリース前の未来のヒット曲 100曲」と説明していますが、未来のヒット曲は 間違いなく、今 ヒットしていません(笑)。

 ラジオチャート番組の本質は、全ての選曲を聴取者に委ね、今 最も多数の聴取者が満足する選曲を、統計学的手法で客観的に行う事にあります。ラジオチャート番組の人気が出ても、この本質が解らないスタッフが制作担当すると、途端に番組の構成を変えてしまい番組は 潰れてしまいます。全国のラジオ局で、私は リスナーとして、この様な場面に沢山立ち会ってきました。

 例えば“TOKIO HOT 100”の主要データである「全番組のオンエアー」ポイント。1回のオンエアーで 1ポイントを与えると、1位のオンエアーポイントは、せいぜい週 20ポイント以内となり、明確に順位がつくのは 5 ~ 6位止まりです。圧倒的多数の 1ポイント楽曲が毎週発生しています。放送時間帯ごとにポイントの加重を行っても結果は ほぼ同じです。

 100位まで順位を算出する“TOKIO HOT 100”は、ヒットチャート番組として 根本的な構造矛盾を抱えているのですが、ラジオ放送局のオフィシャルチャートを、1週間のオンエアー回数に求める事は正答なのです。音楽ステーションとしてのカラーに基づき、人気楽曲 と その順位を独自に提示すべきであり、それには 最もオンエアーされた楽曲群が値します。

 本来ならば順位が明確な毎週トップ 5程度を、オンエアー回数により発表するチャート番組が理想となるはずです。J-WAVEの場合、それに旧態のCDセールスやリスナー投票などで引き伸ばし(笑)100位まで発表しているのですが、AIRPLAYを主要データとする基本的考え方に立脚しているからこそ、26年間 番組の人気を維持しているのだと思います。

 ただ現在JFL 5局で、日曜午後のHOT100を発表しているのは 3局だけになってしまい、100曲チャート番組は 陰りが見えてます。されど放送が 26年以上続いている事実からも、前述のAIRPLAYの考え方を踏まえたチャート番組は、制作者がラジオチャート番組の本質を理解し続けている限りにおいて、紛れも無く長寿番組のコンテンツなのです。

第618回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次]
    ♪ 川井サウンドの集大成と言うべき楽曲。
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NBS フジ・ニュース情報番組「Mr.サンデー」オープニング テーマ音楽 [林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    鈴木常吉「思ひで」
    SBC MBS・ドラマ「深夜食堂3」オープニング曲
    ♪ 長野では 今月から放送開始しました。
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    中島みゆき「麦の唄」
    NHK総合・連続テレビ小説「マッサン」主題歌
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NBS フジ・ドラマ「ゴーストライター」劇中効果音楽 [眞鍋昭大・笹野芽実・得田真裕・末廣健一郎]

 昨年の秋の事です。松本市役所から 突然宅急便が送られてきました。全く身に覚えがありません。間違いなく宛名は 私宛てですが、送り状に書かれた差出人が手書きだったので、本当に松本市役所かどうかさえ疑わしく思いました(笑)。取り合えず受け取って、怪訝な気持ちで中を開けてみると、中には 表彰状と筒、それに防災グッズのセットが入っていました。

 表彰状には、5年間 国民健康保険税を完納して かつ一度も利用しなかったので、国民健康保険団体連合会が表彰すると書いてありました。防災グッズは 賞品だそうです(笑)。ほっとしながら、入っていた付箋に書いてあった、市役所の部署に電話をして発送を確認をしました。その時の電話で こう言ったのです。「5年が限界なので、すぐ保険を使うかも知れません。」(笑)。

 その時が 年明けにやってきました。先日の 3連休に左下の奥歯が、突然ジンジン痛み出してきたのです。詰め物が取れてしまったのを 1年以上放置していた歯です。それでも市販の鎮痛剤でやり過ごそうとしたのですが、3連休最終日には、とうとう市販の鎮痛剤も あまり効かなくなるほど ジンジン痛みます。もう限界です。年貢の納め時が やってきました(笑)。

 民間の歯科医院での、飛び込み受診は無理だと思い、前から評判を聞いていた地元病院の歯科センターに、休み明けの朝一番で窮状を電話したところ、予約なしの急患で診てもらえるとの事。これには 本当に助かりました。その歯科センターに急行し(笑)初診を受けると、詰め物がとれた奥歯から細菌が入り込み、神経の回りで大暴れ(笑)しているとの診断結果でした。

 今 抜歯したら もっと細菌が大暴れするとかで、取り合えず消毒してもらい、抗生物質 と 痛み止めの頓服を処方してもらいました。お陰さまで抗生物質を 3日間飲み終えた頃は、だいぶ楽になった次第です。他の歯も診てもらいましたが、虫歯が何ヵ所かあるとの事でした。治療をしなくてはなりません。もちろん次の予約を入れて、この歯科センターへ通う事にしました。

 この 5年間 健康保険のお世話には ならず、ドラックストア経由のセルフメディケーションで健康を維持してきました。今回の歯科受診で、当然 健康保険を利用しましたので、無診療期間は 止まっています。近くのドラックストア内にある薬局で処方箋を提出して、抗生物質 と 頓服を購入しましたが、支払った金額は 僅か数百円と健康保険のありがたみを改めて感じました。

 別に無理をして国民健康保険を 5年間使わなかったのではありませんが、やはり体の不調の時は、健康保険を堂々と(笑)使って、躊躇なく病院に行くべきです。今回の歯科急患で無診療期間記録は、途切れてしまいましたが、松本市役所から頂いた健康保険からの表彰状は、5年間 大過なく健康だったという証明書ですので、大切に保管しておこうと思っています。

第619回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次]
  2. 第 2 位 ( △ )
    鈴木常吉「思ひで」
    SBC MBS・ドラマ「深夜食堂3」オープニング曲
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NBS フジ・ニュース情報番組「Mr.サンデー」オープニング テーマ音楽 [林ゆうき]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    SBC TBS・金曜ドラマ「ウロボロス」劇中効果音楽 [木村秀彬]
    ♪ リスト対象は ENAが唄う英語歌詞の劇伴佳曲です。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NBS フジ・ドラマ「ゴーストライター」劇中効果音楽 [眞鍋昭大・笹野芽実・得田真裕・末廣健一郎]

 今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主役は、女優・井上真央です。25日にNHK総合で放送された作家・宮尾登美子 さんの追悼番組で、第1回を そのままオンエアーした、名作BSドラマ「蔵」(1995年)は、井上真央が子役だった頃の代表作でした。井上真央は、ここ松本平が舞台となった 2011年の朝ドラ「おひさま」で、ヒロインを演じています。

 そして 第62回 NHK紅白歌合戦では、ここ 10年で唯一紅組が優勝した時の司会でした(笑)。幕末志士の先駆けとして殉じた吉田松陰の実妹を、その井上真央が演じており、今までのテレビドラマでは、大きく取り上げなかった歴史上の人物です。そのせいか視聴率は、第1回の16・7%から 13・4% ➝ 15・8% ➝ 14・4%(関東地区)と推移しています。

 吉田松陰の実妹である杉文は、生涯で 2度嫁ぐ事になります。1人目は 久坂玄瑞(東出昌大)。2人目が 小田村伊之助 後の楫取素彦(大沢たかお)です。一気に駆け抜ける生涯だった兄・松陰とは異なり、2度目に嫁いだ夫が、男爵位まで登り詰める維新功労者であった事から、杉文(楫取美和子)は 鹿鳴館外交に至るまで、明治時代の表舞台へと歩んていきます。

 音楽は 川井憲次が担当。川井憲次の劇伴の特色と言えば「科捜研の女」劇中効果音楽に象徴される、アレンジを微妙に変えながらの徹底した和音構成の繰り返しでした。そこに美しい転調が挟まれます。今作は、川井サウンドの得意技ともいえるスキャットと、吉田松陰の遺した和歌に基づく歌詞を大規模な合唱にした、最近の大河テーマ音楽にはない量感溢れるスコアリングです。

 今回の「花燃ゆ」テーマ音楽は、表面の旋律に際立った和音構成繰り返しは みられませんが、裏でホーンセクションや パーカッションが刻んでいるリズムは、確かに和音構成を繰り返しており、コーラスから スキャットへは、その裏リズムを上手く連結し絶妙に転調しています。そしてラストのスキャットでは、途中から大胆な打楽器による繰り返す和音が鳴り響くのです。

 今週の第4回冒頭では、ぺリーが乗り込んでいる黒船に密航しようとした、伊勢谷友介演ずる 吉田寅次郎(松陰)が、黒船側から通報捕縛され、唐丸籠で護送される時、大沢たかお演ずる 小田村伊之助が、寅次郎(松陰)に向かい「いっつもじゃ。お前は いっつもそうやって のめる様に先をせぐ。なんで待てん。なんでせぐんじゃ。」と恫喝していたシーンがありました。

 恫喝された 吉田寅次郎(松陰)は、唐丸籠の中で実に複雑な微笑を浮かべていました。私は 視ていて、イスラム国に捕らわれ苛烈な運命を突きつけられている、フリージャーナリスト 後藤健二 氏を思い起こしたのです。「お前は いっつもそうやって のめる様に先をせぐ。なんで待てん。なんでせぐんじゃ。」と言った大沢たかお の台詞が、なぜかオーバーラップしていました。

 幕末に前のめりで突貫した吉田松陰と、2015年の現代に、その目的や論理をビデオで堂々と語っていた後藤健二 氏が、妙に重なり合う気がしてなりません。最近の大河ドラマに顕在化していた、台詞や設定に関する歴史考証上の問題点もなく、第1期の原作・脚本の宮村優子は、大変佳くライティングしています。大河ドラマ「花燃ゆ」の今後の展開に期待しています。

 2015年 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」25日 放送・第4回「生きてつかあさい」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 井上真央 ➝ △ 大沢たかお ➝ △ 伊勢谷友介 / △ 原田泰造 ➝➝ 優香 / △ 石丸幹二 / △ 麻生祐未 ➝➝ 泉澤祐希 / △ 井川遥 ➝➝ △ 内藤剛志 ➝➝ △ 檀ふみ ➝➝ △ 奥田瑛二 ➝➝ ◯ 長塚京三 ➝➝ ◎ 北大路欣也】

 ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印  △  ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。


ブログ開始は 2003年です。

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