FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第706回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK BSプレミアム・プレミアムドラマ「隠れ菊」テーマ音楽 [林祐介]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    BS Dlife・外国テレビドラマ「BONES ~ 骨は語る」エンドクレジット テーマ音楽 [Peter Himmelman]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    George Winston “Longing/Love”
    JT テレビCM音楽
    ♪ 1位 3週、登場 9週。
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Cocco「樹海の糸」
    NHK総合・ドラマ10「運命に、似た恋」主題歌
    ♪ ドラマに深遠な意味を与えてしまうほどの見事な詞とアレンジの佳曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    Band Of Skulls “Navigate”
    NHK BSプレミアム・外国テレビドラマ「クイーン・メアリー ~ 愛と欲望の迷宮」挿入歌
    ♪ 既成楽曲を多用する劇伴音楽群の中でも際立つオルタナティブ ロックの佳曲。

 3日に スウェーデンのカロリンスカ研究所は、今年のノーベル医学生理学賞を、大隅良典 東京工業大栄誉教授に授与すると発表しました。 総合テレビでは、午後 6時34分に「ノーベル医学・生理学賞に 東京工業大学 大隅良典栄誉教授」「細胞が不要なたんぱく質分解するオートファジーの仕組み解明」と、2画面に渡った NHKニュース速報が、まず流れています。

 6時42分には、臨時ニュース(チャイムなし)で 瀧川剛史 アナが詳報しました。ところが 7時のNHKニュース7では、中心気圧が 905hPaまで発達した台風18号のニュースがトップ。7時03分に 沖縄県 本島地方に大雨暴風・洪水・高潮の「特別警報」が発令されると、チャイム入りニュース速報と共に、武田真一 アナが急迫を告げる緊急アナウンスを行っています。

 午後 8時からのBSフジLIVE プライムニュースでは、大隅 教授の記者会見を生中継。ゲストの飯島勲 内閣官房参与 と 鈴木宗男 新党大地代表が、生中継の最中にワイプで顔取りされています(笑)。8時20分には、首相官邸から安倍 首相がお祝いの電話をかけ、そのやりとりが生放送されていましたが、ちょっと段取りがいまいちで噛み合っていませんでした(笑)。

 自然科学系のノーベル賞を日本人学者が受ける場合、いつもなら外国研究者との共同受賞が殆どでしたが、今回は大隅 教授単独の受賞だった点は 特筆に値します。日本人の単独受賞は、29年ぶり 3人目です。授賞発表直後に大隅 教授は「3年ぐらい色んな事があったので、これで ようやく終わると思う」と、候補だった日々の喧騒を思い起こすコメントをされていました。

 大隅 教授の研究テーマである「オートファジー」という造語は“Autofuzzy”でなく(笑)“Autophagy”(自食作用)だそうです。オートファジーとは、生物の細胞内で蓄えた たんぱく質を分解して、細胞自身が再利用していく現象を表します。生物の最小単位である細胞に、生命を維持するべく備蓄や再生エネルギーの機能がある事自体、実に深遠な話です。

 人類を含めた地球上の生命体は、その生命活動を維持するために、たんぱく質をリサイクルして、新しくたんぱく質を造るための素材とする機能を有しているのです。この点からも、エネルギーの再生という現代人類が抱えるテーマこそ、地球上の生命の根幹に立脚した、実に合理的な考え方なのかも知れません。ノーベル医学生理学賞、本当に おめでとう ございます。

第707回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK BSプレミアム・プレミアムドラマ「隠れ菊」テーマ音楽 [林祐介]
  2. 第 2 位 ( △ )
    Cocco「樹海の糸」
    NHK総合・ドラマ10「運命に、似た恋」主題歌
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    BS Dlife・外国テレビドラマ「BONES ~ 骨は語る」エンドクレジット テーマ音楽 [Peter Himmelman]
  4. 第 4 位 ( △ )
    Band Of Skulls “Navigate”
    NHK BSプレミアム・外国テレビドラマ「クイーン・メアリー ~ 愛と欲望の迷宮」挿入歌
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NHK総合・土曜時代劇「忠臣蔵の恋 ~ 四十八人目の忠臣」劇中効果音楽 [吉俣良]
    ♪ 現代ドラマの劇伴の様な和音構成ですが、整った調性感。

 夏季五輪が開催される年は、閏(うるう)年。厳密には、100年で 1回の調整 と 400年に 1回の再調整があるのですが、私の生きてる間は(笑)夏季五輪 と 閏(うるう)年は一緒になります。そして閏(うるう)年には、米国大統領選もあります。任期途中で大統領が欠けても補選はなく、このサイクルは守られます。そして米大統領選は、世界有数の間接選挙です。

 私の様な開票速報マニアになると、その一般投票よりもシステムの根幹である選挙人投票( Electoral college )に興味があり、各州の選挙人が持参した誓約書や、上院本会議場で行われた開票の模様を、YouTubeで何度も視ています。大変興味深いのですが、あくまでも選挙人投票は 儀式的なもので、やはり米大統領選は、一般投票での選挙人獲得数で当選者が決まります。

 8年前の このブログで、ヒラリークリントン 候補について、ファーストレディから自ら大統領を目指した強い権力志向に 懸念を書いた事がありました。結局 ヒラリークリントン 候補は、2008年の予備選において、現職のオバマ大統領に敗れています。しかし、ヒラリークリントン 候補は、そのオバマ政権で 国務長官 を約 4年務め、中央政界で一定の経験を積んでいます。

 一方のトランプ 候補は、実業家であり資産家ですが、基本は テレビタレントです。多くのバラエティ系テレビ番組に出まくって、テレビメディアを出演者の立場から熟知しています。だからこそ扇動的に大衆の人気を煽り、共和党候補の指名獲得まで のしあがってきたのですが、選挙の洗礼を受けた公職経験は全くなく、政治家としては 素人以外の何者でもありません(笑)。

 ヒラリークリントン 候補には、国務長官時代に 私的メールへ国家機密を書き、送りまくっていた(笑)大失態 と 健康問題があり、トランプ 候補となると、尊敬に値しない人間性が露呈するスキャンダルや言動が、次から次へと出てきます。米大統領選の歴史の中で、共和・民主党候補両方に、これだけ有権者のアンチが多いケースは、かつてありませんでした(笑)。

 共和党の一部では、いくつも飛び出してくるスキャンダルの収拾がつかないトランプ 候補を降ろして、ペンス 副大統領候補を、正大統領候補に昇格させようという動きさえあります。もしそれが実現してしまえば、ペンス 副大統領候補に、大きく支持が集まってしまうかも知れません。現在のところ全米の世論調査では、ヒラリークリントン候補の優勢で推移しています。

 10日の第2回候補者討論を CNNテレビで視ましたが、討論に招待された一般有権者が、ふたりの候補者に お互いの尊敬できる点を述べよと最後に質問して、場内から大喝采を受けていました。その質問に対して、ヒラリークリントン 候補は、トランプ 候補の子息を褒め、トランプ 候補は、ヒラリークリントン 候補の決して諦めないガッツを褒めていました(笑)。

 民主的な選挙では、投票まで ひと月あれば、逆転など充分起こり得ます。この点は、日本も米国も同じです。米国の歴史で初めての女性大統領が誕生するのか? それとも米国の歴史はもとより 世界史的にも類例のないタイプの男性大統領が誕生するのか? 11月第1月曜日の翌日の火曜日という、独特な指定がされている一般投票日に向けて、世界から注目が集まっています。

第708回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK BSプレミアム・プレミアムドラマ「隠れ菊」テーマ音楽 [林祐介]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    Cocco「樹海の糸」
    NHK総合・ドラマ10「運命に、似た恋」主題歌
  3. 第 3 位 ( △ )
    Band Of Skulls“Navigate”
    NHK BSプレミアム・外国テレビドラマ「クイーン・メアリー ~ 愛と欲望の迷宮」挿入歌
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    BS Dlife・外国テレビドラマ「BONES ~ 骨は語る」エンドクレジット テーマ音楽 [Peter Himmelman]
    ♪ 1位 1週、登場 7週。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜時代劇「忠臣蔵の恋 ~ 四十八人目の忠臣」劇中効果音楽 [吉俣良]

 ここ海のない信州では、縁遠いラジオ放送なのですが、全国の海岸線に点在する主要灯台には、定時になると観測した気象データをアナウンスする、海上保安庁の船舶気象通報局「灯台放送」がありました。50年以上続いた放送でしたが、先月 30日正午を以て運用を終了し 全局停波しました。その閉局の理由とは、気象通報の役割が インターネットに移ったためだそうです。

 灯台放送は、各主要灯台にアンテナを含めた送信施設があり、周波数 1670・5KHz、出力 50Wで放送していました。普通のAMラジオは、1605・0KHzまでしか受信出来ませんが、茨城に住んでいた頃、私の所有していた通信機型受信機や ソニーのICF―EX5など高性能ラジオでは、海岸線から離れていても、海沿いの地域ならば受信可能でした。

 このブログでは、一貫して ラジオ・テレビ局とは、国から免許を受けた無線局との認識を示してきました。灯台放送は、AMラジオ帯に隣接する周波数ながらも、その無線局のイメージに近い放送内容でした。電波の送信は、放送時のみしか行いません。サインオンの後「各局 各局 各局」と 3回繰り返しコールします。この独特なコールは、無線局の一括呼出そのものでした。

 そして自局の呼出名称は、灯台名から選ばれています。最新の風向風速・気圧・波の高さなど放送した後で、例えば高知県足摺岬灯台なら「終わり。こちらは あしずり。さようなら。」とコールし 即サインオフします。この最後の「さようなら」というコールは、業務的な船舶気象通報局と思えないほどの哀感があり、送信する灯台に合致した情景さえ浮かんでくるのです。

 最近の灯台放送は、自動音声による送信ですが、1980年代頃までは 灯台常駐職員が、生放送でアナウンスを行っていました。受信報告書を灯台に直接郵送すると、手作りのベリカード(受信確認証)に、放送を聴いてくれた事への感謝の言葉を添えて、担当の灯台常駐職員から送られてくる、実に粋な時代もありました。自動音声送出に比べると、本当に隔世の感があります。

 私自身も、ラジオではなく、松本 特別地域気象観測所のページを、携帯にブックマークしてあり、そこから最新気象テータを入手しています。また自宅の窓から大きなアンテナが見える、国土交通省 松本砂防事務所の雨量データページもブックマークしてあり、10分おきの更新は、台風や雷雨の時は 重宝しています。今や最新の気象情報は、ネットに頼る様になってしまいました。

 ラジオ メディアにとって、面白い放送、興味を引く放送より、まず「役に立つ放送」こそ満たさなければならない要素なのです。灯台放送が静かにその役割を終えた今、社会にとってのラジオメディア自体の必要性が、どんどん稀薄になっていく気がします。灯台放送は、日々の放送を続ける事によって、その最も大切な点を教えてくれていました。灯台放送。さようなら。

第709回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK BSプレミアム・プレミアムドラマ「隠れ菊」テーマ音楽 [林祐介]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    Cocco「樹海の糸」
    NHK総合・ドラマ10「運命に、似た恋」主題歌
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    Band Of Skulls“Navigate”
    NHK BSプレミアム・外国テレビドラマ「クイーン・メアリー ~ 愛と欲望の迷宮」挿入歌
  4. 第 4 位 ( ★ )
    清浦夏実“Dawn of a New Day”
    SBC TBS・金曜ドラマ「砂の塔 ~ 知りすぎた隣人」挿入歌
    ♪ 女性ヴォーカルによる北欧民謡的旋律の美しい佳曲。リストインの段階で曲目不詳。➝ その後 曲目追記済。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜時代劇「忠臣蔵の恋 ~ 四十八人目の忠臣」劇中効果音楽 [吉俣良]

 21日に鳥取県中部で、震度 6弱の激しい地震がありました。鳥取県倉吉市を中心に家屋倒壊などの被害が発生。2000年の鳥取県西部地震(最大震度6強)と同じく、揺れは広範囲に伝わり、380キロ離れた長野県松本市の当地でも、震度1の地震を観測しました。今回の地震は「鳥取県中部の地震」と呼称されています。この呼称は、気象庁による正式な命名でありません。

 【負傷者 26名】

 鳥取県は、面積 3507平方メートル、人口 57万人。お隣の島根県は、面積 6708平方メートル、人口 69万人と、両県ともに全国の都道府県の中でも規模の小さな県です。ですから県域に限定された民間放送局は ありません。FM山陰(本社演奏所:島根県松江市)の放送エリアは、鳥取・島根両県を広域で受け持っており、民放テレビ局も 2県に跨る広域放送です。

 実際の送信事情は、BSS山陰放送の本社演奏所を、県庁所在地の鳥取市でなく、島根寄りの米子市に置いているほど、ふたつの県が入り組んでいるのです。そこで、ラジオ・テレビ共にローカル番組は別内容にして、県域放送を貫いているNHK鳥取放送局(JOLG)と、島根放送局(JOTK)では、全国的にもレアな、主要送信施設の相互乗り入れを行なっています。

 鳥取放送局 米子中継所は、島根放送局 松江本局送信所に併設されており(笑)総合テレビの電波のみ珍しい域外中継をしています。昔から米子市や境港市などの鳥取県西部地方では、元々島根放送局の電波が良好に受信でき、民放で広域放送に慣れてしまった事から、あまり気にせずに多くの視聴者世帯が、NHK総合テレビを、隣県の島根放送局で視ていた実態がありました。

 そこで1998年に、民放テレビの送信所もある 島根放送局 松江本局送信所(澄水山)の隣りに、鳥取放送局 米子中継所(枕木山)を併設してしまう、当時では 極めて珍しい域外中継を実現。米子市や境港市でも、自分の県のNHK総合テレビを良好に視聴出来る事になりました。私はその置局レポートを、専門誌「放送技術」で当時読み、大変感心した記憶があります。

 今回の地震では、あるJFN加盟局の緊急地震速報と、直後の放送内容を検証できました。地震発生が 午後 2時07分と、生ワイド オンエアー中だったにも係わらず、緊急地震速報アナウンスは、速報自体が終わった後も、生アナウンスに切り替わらず続き、緊急地震速報があった事と、大地震直後の心得など、収録された音声が流れる、5分近くの非常に長いものでした。

 このブログでは、特に民放FM局に関して、緊急地震速報直後の放送内容が大事と書いてきましたが、これだけ長い緊急アナウンスを自動送出すれば、緊急地震速報直後のスタジオの混乱などは オンエアーされずに済みます。しかし、それは対応を先送りしている事に過ぎず、最も重要なアナウンスを自動送出に依存すると、生放送・生ワイドの本来の意義が薄れてしまうのです。

 生ワイト中に発災した、東日本大震災のRFCラジオ福島・深野健司 アナによる来襲時実況は、ラジオパーソナリティが教科書にすべきものです。全国どこで大地震が起きても、おかしくない状態が続いています。緊急地震速報直後、そして発災直後の放送内容には、特に留意して頂きたいものです。今回の地震で被害に遭われた皆さんへ、心から お見舞い申し上げます。


ブログ開始は 2003年です。

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