FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第264回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    JONTE「道の先」
    abn テレ朝・木曜ミステリー「新・京都迷宮案内」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    the brilliant green “Ash Like Snow”
    SBC MBS・アニメ「機動戦士ガンダム00」オープニング テーマ
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    BENNIE K「モノクローム」
    TSB 日テレ・火曜ドラマ「貧乏男子 ~ ボンビーメン」主題歌
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「篤姫」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [吉俣良]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    暮部拓哉 “HANA”
    NHK総合・ミニ音楽番組「みんなのうた」2 ~ 3月 オンエアー曲
    ♪ 平坦な旋律ですが、ヴォーカルの技巧に高い域を感じさせる佳曲。

 今回の米大統領選挙は、予備選の段階から激戦です。共和党は、穏健派の マケイン 候補(71才)が ほぼ全国党大会の指名を確実にしましたが、一方の民主党は、アフリカ系米国人候補の オバマ 候補(46才)と クリントン 元大統領の正妻で女性候補の ヒラリー・クリントン 候補(60才)が、激しいデットヒートを繰り広げて、まだ大勢が判明しない状況となっています。

 米大統領選は 間接選挙です。噛み砕いて音楽チャート的に説明すると(笑)2州ほど例外はあるものの、各州の人口で決められた「持ち点」を、その州で得票第1位となった候補が総取りで獲得。その総合得点の全米集計で、過半数を獲得した候補が大統領になれるという仕組みです。建国時から合衆国という連合国家の特性を有する前提で、この間接選挙の制度を続けています。

 しかし、ここ 2回 間接選挙の制度が危機にさらされました。特に 8年前、総「得票」と 総「得点」に異なる結果が出てしまい、世界の放送史上初めて「開票速報番組」がシステム崩壊してしまう大失態を、米マスコミは経験しています。されど憲法修正という超難関があるためか、制度は 変わリませんでした。共和党の予備選も、この総取り方式を採用しています。

 一方 民主党の予備選に関しては、総取り方式を止めて、各州の持ち点(党大会代議員)を比例配分にする方式に改めています。ところが今回の様な激戦ですと、比例配分では 差がつきません。一般投票よりも結果の数値差は 拡大し、最高権力者の選出に紛争が発生しないという間接選挙における制度理論の利点が、また息を吹き返したのですから ややこしい限りです(笑)。

 アメリカ合衆国 と ロシア連邦共和国の大統領は「核のボタン」を管理しています。野心的人物より 人生経験が豊かで高潔な大統領のほうが、同盟国の一(いち)国民としては安心できます(笑)。オバマ 候補の猛追に、初めて覆ってきた人生の暗雲を察知し、支持者の集会で思わず見せた ヒラリー・クリントン 候補の涙には、強い権力志向の裏付けを感じました。

 大統領を目指す者の涙は、もっと志(こころざし)の大きさを示す時に流すべきだと思うのです。英国のサッチャー 元首相や、暗殺されたパキスタンのブット 元首相にはない、挫折知らずで権力を志向したエリートが持つ脆さを感じます。賢いエリートは、人格高潔なトップを支える地位にあるのが理想的だなと、ヒラリー・クリントン 候補の涙を見て思ってしまいました。


(追記) 6月 4日に 予備選挙における、オバマ 候補の民主党での指名が確実になりました。
 【獲得代議員数:オバマ 候補 2132 ヒラリー・クリントン 候補 1925 】


ブログ開始は 2003年です。

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