FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第884回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    Billie Eilish “No Time To Die”
  3. 第 3 位 ( △ )
    スカート「標識の影・鉄塔の影」
    テレビ東京・ドラマ25「絶メシロード」主題歌
  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHK BS プレミアム・外国テレビドラマ「刑事コロンボ」劇中効果音楽 [Dave Grusin]
    ♪ 初回放送ラストシーンに流れている秀逸の劇伴。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    Creepy Nuts「オトナ」
    テレビ東京・ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」オープニング テーマ
    ♪ 1位 5週、登場10週。

 「新型肺炎」(COVID-19)は、全世界でパンデミックとなり、その猛威は とどまるところを知りません。英国では ジョンソン首相が罹患し、日本では ザ・ドリフターズの志村けん 氏が犠牲になりました。2009年の新型インフルエンザ程度だと、たかを括っていた人々でさえ、極めて強い感染力と、重篤な病状に進行する可能性の高さに、戦慄を覚え始めています。

 今年開催予定だった東京夏季五輪は史上初の「延期」となりました。新たな大会日程は、2021年 7月23日から 17日間と、IOCが性急に決定しています。私は、先週から今週にかけて、所用で松本市役所、仕事で安曇野市役所へ行ったのですが、華々しく飾り付けられていた聖火リレーを周知させる懸垂幕や 展示物は、どちらも跡形もなく撤去されていました。

 今回の延期決定で、大変気になるのは、マラソン競技を札幌市で分散開催を性急に決めてしまった時の様に、新型肺炎のパンデミックが 1年で収束すると勝手に見込んでいる点です。「新型コロナウイルスによる前例のない危機を克服した人類の祝祭になる。」とのバッハ IOC会長のコメントは、最近のスポーツ界に蔓延している感動の先物買い以外の何物でもありません。

 かと言って、麻生 副総理の国会答弁の様に、40年周期に着目して「呪われたオリンピック」と発言してしまうのも どうかと思いますが(笑)このCOVID-19を甘く考えて、社会行動を起こしては 致命的なミスに繋がります。パンデミック化したウイルスは、高確率で変異を起こし、その変異したウイルスが強毒性を有するか否かで、2次流行に雲泥の差が生じるのです。

 桜を見る会の糾弾に ほろ酔い加減だった(笑)日本のマスメディアは、COVID-19に関して警鐘を鳴らすのが遅れていました。私が視聴したCNNテレビでは、最も重要な流行曲線のグラフィックを掲げて、新型肺炎のカーブが、新型インフルエンザのカーブより、指数関数的に急上昇する予測を示したにも係わらず、これを報道する日本のマスメディアは 皆無だったのです。

 結局、鈴木直道 北海道知事が掲げた、道内「緊急事態宣言」の6文字、小池百合子 東京都知事が掲げた「感染爆発 重大局面」の8文字を、間接的に報道する事によって、かろうじて広範な国民に深刻さが伝わりました。平時でないと雄弁にならない、スポーツ報道では、芸能ニュースの如くカラ人気を煽る、日本のマスメディアに伝染していた資質欠陥が露わになっています。

 先々月に起きていたクルーズ船内での急激な感染拡大は、重大な予兆シグナルを示していました。そして今週 イタリアで、医師 50名が新型肺炎で亡くなっていた事例は、新たな予兆シグナルを発しています。都市封鎖、そして鎖国という信じられない語彙まで飛び出している昨今、パンデミックは、東日本大震災をも超越した国難にまで進行しつつあります。


(追記) 週間放送視聴日記(2021年 7月23日)に、東京夏季オリンピック 開会式 を掲載しました。

第885回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    Billie Eilish “No Time To Die”
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    スカート「標識の影・鉄塔の影」
    テレビ東京・ドラマ25「絶メシロード」主題歌
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Michael kaneko “These Night”
    最近のSSW系の中では、久しぶりに調性の整っている佳曲
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK BS プレミアム・外国テレビドラマ「刑事コロンボ」劇中効果音楽 [Dave Grusin]

 7日に 安倍晋三 内閣総理大臣は、新型インフルエンザ等対策特別措置法(コロナ特措法)第32条1項に基づく『緊急事態宣言』を発出しました。

 6日の早朝から読売新聞や日テレのCSニュース専門チャンネルなどが、緊急事態宣言の検討に入ったと速報。その後 各メディアが一斉に報道。夕方には、安倍 首相が具体的に対象 7都府県を指定して、緊急事態宣言を予告。翌 7日午前に諮問委員会の意見聴取などの法的手続きを経た上で、宣言の条件となる 衆参議院運営委員会での事前報告 と 質疑がありました。

 議院運営委員会で総理大臣が質疑に応じるのは 45年ぶりだそうですが、私が驚いたのは、お昼休みに審議を行った点で、正午からの 1時間に国会中継を視聴したのは 初めてです。連続テレビ小説の再放送も休止となりました。その頃からテレビの電子番組表が、一斉に変更されていきます。首相記者会見に合わせて、民放各局が相次いで報道特別番組を臨時編成したのです。

 そして、午後 5時43分に安倍 首相が、対策本部で緊急事態宣言を表明。メディアは、緊急事態宣言がされたと一斉に速報しました。7時からは、NHK総合と テレビ東京を含む民放キー局全局、BS民放主要 5局が安倍 首相の緊急事態宣言に関する声明を生放送しました。ここまで揃ったのは 類例がありません。まさに初めて出現した 国家非常事態時のテレビ放送でした。

 その後の記者会見で、日本経済新聞社の記者から興味深い質問がありました。緊急事態宣言の発効時間は いつか? この質問に、安倍 首相の右往左往するシーンが映っています。回答は、官報で公示された瞬間。記者会見の時点では、まだ発効してなかったのです(笑)。緊急事態宣言は、官報特別号外が 国立印刷局の掲示板に貼りだされた、深夜 11時30分に発効しています。

 ラジオでは、FM長野を含むJFNが、緊急事態宣言に関する報道特別番組を、午後 7時から全国に生放送。JFNとして稀な臨時番組編成を行いました。安倍 首相の声明が、NHK-FMと同時にFM長野でも流れています。これも極めて稀な事です。このブログでも、午後 4時54分から終日、JFN報道特別番組に関して「臨時のお知らせ」を全ページに掲載しました。

 緊急事態宣言の対象行政区域は、東京都・大阪府・福岡県・神奈川県・千葉県・埼玉県・兵庫県です。期限は 1ヵ月と定められましたが、延長も当初から視野に入っていると思われます。緊急事態宣言による大きな権能は、臨時病院(医療施設)の設置を、例え私権制限してでも可能にした点と、イベントや芸能興業の自粛要請が、公開されるため事実上 強制力を有した点です。

 法令による大規模緊急事態宣言は、戦後初めてとなります。直近での非常事態措置は、1936年(昭和11年)2月27日から 7月16日までの「二・二六事件」戒厳令まで遡ります。穏やかに令和新時代を迎えた時、さらに憲法改正論議で緊急事態条項に関して冷めた意見が多かった時、まさか 2020年に、非常事態措置の実践例が現るとは、誰しも思っていませんでした。

 この緊急事態宣言では、外出自粛要請に反する行動に対して、刑事罰を科せません。都市封鎖(ロックダウン)せずに「新型肺炎」(COVID-19)の猛烈な大流行をブロック出来るのか? 私は疑問を持っています。2009年 新型インフルエンザが、約 1年で結局 900万人(国立感染症研究所発表)まで患者数が達した事実を想起せざるを得ません。

 政府は 10日現在、中国、韓国など 73か国(地域)からの入国拒否をしています。対象国に直近で滞在した外国人は、原則的に入国させておらず、これは 事実上の鎖国政策に他なりません。日本は、島国で国境線を全て海に囲まれています。国際航空で鎖国する防疫効果は、陸続きな他国の比較にならないほどですが、発生した国内での蔓延までは止められません。

 近年の国内観光は、どこから見ても中国韓国からの観光客に依存し切ってたのです。JR松本駅では、外国観光客が ひとりもいなくなった構内に、英語・中国語・韓国語のアナウンス録音が空しく流れていました。「二・二六事件」戒厳令まで遡らないと類例が見当たらない緊急事態宣言の発出は、観光・文化芸能の分野まで、リセットもあり得る変革を起こそうとしています。


(追記) 2020年 4月16日、緊急事態宣言は、対象地域が 全国に拡大されました。

第886回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]
  2. 第 2 位 ( △ )
    Michael kaneko “These Night”
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    Billie Eilish “No Time To Die”
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    スカート「標識の影・鉄塔の影」
    テレビ東京・ドラマ25「絶メシロード」主題歌
  5. 第 5 位 ( ☆ )
    松任谷由実 “AVALON”
    JRA 日本中央競馬会 テレビCMソング
    ♪ 数少ないスポーツ中継CMの中で流れる和声が群を抜く佳曲

 この春のFM長野の自社制作番組は、特段 新番組の開発はなく、大きな番組改編は ありませんでした。パーソナリティの異動は、向井優 アナウンサーが退社した以外 変化が見られません。全国のJFN加盟局を調べても、社員アナの減少傾向が顕著になってきました。アナウンサー専業のラジオ局社員の必要性自体が、どんどん希薄になっている事を裏付けています。

 また 日曜日のFM長野ニュースに関して、全てJFNネットになり、信濃毎日新聞制作で松本本社スタジオから放送するスタイルが、撤廃されました。5年前のブログに、土曜日曜のローカルニュースと題して、JFN加盟局で土曜日 と 日曜日のローカルニュースが消えつつあると書いた事がありましたが、遂にFM長野も、日曜日のローカルニュースが無くなってしまいました。

 TOKYO FM(エフエム東京)は、昨年秋に発表した中間決算報告で、若年層に絞っていたリスナーのコアターゲット層を設定し直すと初めて示唆。その後の番組審議会でも、新方針が確認されました。この 4月改編では、コアターゲット層を一気に 18才から 49才まで広げています。もはやコアターゲットとは言い難いのですが(笑)根幹から編成方針が変わりました。

 しかし、前述の中間決算報告書でも、土曜日曜のネット番組から、編成の改革に着手すると明言されていましたが、結局 土曜日の一部番組がマイナーチェンジしただけで終わりました。それでも東京ローカルでは、金曜日に新しいチャート番組が誕生するなど、実験的な新番組が散見できます。また“JET STREAM”の機長を、福山雅治に交代したのも大きな動きです。

 ラジオ局において、コアターゲット層を大きく変える行為は、既得の制作スタッフ・出演者・スポンサーの関係をゼロベースから見直す事に他なりません。TOKYO FMクラスならば、どんなにスピードアップしても 5年程度の期間は必要だと思います。私も 20年ぶりでTFMのタイムテーブルを入手しました。これから その動きを観測していきたいと考えています。

 FM大阪は、ステーションネームを、FM OH!から FM大阪に戻すとの、実に興味深い発表をしました。「新型肺炎」(COVID-19)の影響が、これから放送事業会社の経営を直撃するのは 不可避です。全国に拡大した緊急事態宣言の対象地域と共に、JFN加盟局へも重大局面が、音もなく近づきつつあるのです。FM長野には、先読みした自社制作に期待しています。


 FM長野 自社制作番組リスト


 2020年 4月 現在
  1. 【1】ラジモ!
       月 ➝ 木 1600 ~ 1855
       小林新・飯野美紗子・大久保ノブオ・本間香菜子・ダイナマイトマンダム・小出マサト・寺岡歩美
  2. 【2】Oasis 79.7
       月 ➝ 木 0730 ~ 1000
       伊織智佳子
  3. 【3】claps!
       金 0730 ~ 1049
       高寺直美
  4. 【4】346 GROOVE FRIDAY!
       金 1600 ~ 1900
       三四六
  5. 【5】FM-NAGANO SATURDAY D
       土 1100 ~ 1200
       高寺直美

 開局時(1988年10月)から 32年間の全リストは、Basic List に掲載しています。

第887回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Michael kaneko “These Night”
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]
  3. 第 3 位 ( △ )
    松任谷由実 “AVALON”
    JRA 日本中央競馬会 テレビCMソング
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    Billie Eilish “No Time To Die”
  5. 第 5 位 ( ★ )
    LOVE PSYCHEDELICO “Swingin’ ”
    テレビ東京・ドラマBiz「行列の女神」オープニング テーマ
    ♪ リフが旋律と溶け合っている典型的なデリコサウンド。

 7日に 7都府県に発出されたコロナ特措法「緊急事態宣言」は、16日に全都道府県まで対象が拡大しました。直近の非常事態措置である 1933年の 二・二六事件 戒厳令は、行政戒厳区域が 東京市(当時)に限定されていました。全国を対象とした非常事態措置は、類例がありません。これは見えないウイルスを敵とした戦争状態です。日本は、その只中にいます。

 この事態でも、日曜の東京・吉祥寺では 買い物客で混雑していたそうです。また音楽イベント主催者は、払い戻しを避けて延期開催に望みをつなぎ、ファンは 根拠なき楽観で、まだチケットを買い求める有様です。危機管理能力とは、満たされた平時の感覚を、如何に早く切り捨てて、退避行動に移れるかに尽きますが、被害の拡大を重視しない人々は、まだ多数を占めています。

 ラジオ・テレビの番組表も、私が見た経験が無いような異様な状態になっています。例えばNHK-FMでは、やたら「選」という文字が目立ちます。選とは 傑作選つまり再放送です。出演者がタレントの場合、または複数要する場合、片っ端から選が付く再放送に変更されました。テレビドラマも、新作の放送は僅少で、殆どのレギュラー放送枠が、傑作選と称する再放送です。

 大河ドラマ「麒麟がくる」連続テレビ小説「エール」も、既に撮影が停止しています。両方共に本放送は続いてますが、このままでは放送中断が避けられない情勢です。さらに 7月クール新番組を予定していた民放テレビは、撮影未了で これから編成が散々たる状況になる事も想定されます。東日本大震災でも あり得なかった最大級の国難が、放送業界にも直撃しそうです。

 「新型肺炎」(COVID-19)は、大多数の感染が終息の前提となる病であり、私自身 感染を覚悟しなければなりません。いつ感染して罹患するのか? その時が、医療崩壊した後なのか否で、自分の生存可能性は、大きく異なります。そして この生存可能性は、私だけが対象なのではありません。前述の繁華街に繰り出し、イベントに期待する人々は、意識が脆弱なのです。

  数日前にどうしても仕事があり、松本駅からJR大糸線の電車に乗りましたが、午後 2時頃なのに、人の動きが殆どない異様な光景でした。但し 全国規模で見ると、前述の吉祥寺の例もあり、緊急事態宣言で求められた人との接触 8割削減は、実に厳しいハードルです。終息させる集団免疫が、国内全域で保持されるためには、さらに大きなハードルを超える必要があります。

 いったい「緊急事態宣言」の必要性が、いつまで続くのか? そして COVID-19が終息して、いつ経済活動が正常化出来るのか? とても数ヵ月単位での予測は出来ません。「新型肺炎」(COVID-19)が招く長期の影響は、生命に至らなくても、職業、社会的地位、生活水準、家族関係にまで及び、従前の価値観を大きく変質させる可能性があるのです。


ブログ開始は 2003年です。

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