FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第644回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Perfume “Pick Me Up”
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    ストレイテナー “The Place Has No Name”
    SBC テレビ東京・ドラマ24「不便な便利屋」オープニング テーマ
  3. 第 3 位 ( △ )
    BS Dlife・外国テレビドラマ「コールドケース ~ 迷宮事件簿」テーマ音楽 [E.S.Posthumus]
    ♪ タイトルバックの構成とテーマ音楽が合致しています。
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    安田芙充央 feat.Akimuse「遥かなるアジアの空」
    NHK BSプレミアム・ドキュメンタリー番組「井浦新 アジアハイウェイを行く」エンディング・テーマ
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次]

 昨年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」を 正月から視ていて、春 4月になった時に ふと気付いた事がありました。大河ドラマが終わった後の夜 8時55分からのローカルニュースが、長野放送局(JONK)から放送されなくなったのです。関東甲信越ブロックのニュースとして、東京の放送センターからオンエアーされる様になりました。気象情報も長野県が一緒になっています。

 平日の同じ時間帯は「信州845」として、変わらず長野局からローカルニュースがオンエアーされています。土曜 と 日曜の夜 8時台から 翌朝まで、長野局からのニュースが無くなったのです。昨年 9月の御嶽山噴火直後など例外はあるのですが、現在も土曜・日曜の夜のローカルニュースは、長野局からではなく 関東甲信越ブロックからの送出を受けて放送しています。

 JFN加盟の県域FM局でも、FM岐阜 では、平日は 地元広域紙のニュースが放送されていますが、土日は JFNの全国ニュースだけになります。また FM石川 でも、平日は 地元新聞2社のニュースが交互に流れますが、土日は やはりJFNニュースのみです。更にFM山口では、ローカルニュース枠を全廃し、総てのニュースがJFNニュースだけとなりました。

 JFNも この傾向は 充分理解している様で、ここ 10年ほど土曜 と 日曜のJFNニュース配信回数を拡充しています。特に日曜夜は、天候の急変などのニュース項目を重視して、夕方 4時55分から 10時55分まで計 6回に渡り加盟局へ配信。FM長野でも 午後5時55分・8時55分・10時55分の3回、JFNニュースをFM長野ニュースとして放送しています。

 NHK総合の土日夜は、長野局からローカルニュースが送出されなくなり、関東甲信越ブロックとは言え、東京の放送センターから広域のローカルニュースへ変わった事と同じ動きです。そして この土日のローカルニュースを廃止する流れは、人員やフォーマットの合理化が進んでいる米国のラジオでも、先行して広がっています。日本でもその傾向を受け継いでいるのです。

 ラジオ放送番組の同一化が進むと、JFN加盟局のローカルニュースも広域化が進む可能性は、今後あるでしょう。本社演奏所のあるスタジオから生放送で送出される、放送局のサービスエリアを取材対象とした純粋なローカルニュースを、狭義のローカルニュースと定義すれは、やはりローカルニュース全体の有無を含めた休止傾向が進むのは、否定できない事実です。

 もちろん音楽放送を主体としたFMラジオ放送局の定時ニュース報道は、幅広くヘッドラインをコンパクトに伝える事が大切であり、当然全国規模でのニュースの集約が適切なはずです。サービスエリア内の気象情報や選挙での当確者速報。そして緊急災害報道を全国ニュースに含ませる工夫は 当然あり得ます。土日のローカルニュースの縮減は、重大な徴候を示しているのです。

 将来まで続くニュース配信社との連携強化は、ニュースを制作する地上基幹放送事業者である以上、不可欠となってきます。全国・ローカルの区別なくニュース番組を編集・発信する局は、必ず生き残るはずです。土日のローカルニュース廃止傾向こそ、ラジオ局の場合、番組の広域同一化や、強いては経営統合に向かう道筋のマイルポストである事は 間違いありません。


(追記) 2023年 4月から FM長野ニュースは、土曜・日曜の信濃毎日新聞 制作を廃止し、JFNニュースに切り替えました。


ブログ開始は 2003年です。

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