FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第318回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NBS KTV・ドラマ「トライアングル」劇中効果音楽 [澤野弘之・林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    COLDPLAY “LIFE IN Technicolor 2”
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Kalafina “Lacrimosa”
    TBS MBS・アニメ「黒執事」エンディング テーマ
    ♪ 和声と調性が きちんと取れているアニソンの佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    JUJU「やさしさで溢れるように」
    日産自動車 テレビCMソング

 6日に 北陸地方で大きく展開していた、老舗CDショップ チェーンの「山蓄」が倒産しました。長野県では 馴染みがないと思いますが、山蓄は、本社があった石川県のラジオ局と深く結び付き、地元音楽シーンをリードしてきた、全国的に有名なミュージック ショップでした。FM石川(ハローファイブ)が、独自の路線を歩めたのも、山蓄の影響だったと認識しています。

 10年ほど前に、JFN加盟局の中でも際立っていたFM石川を一度聴きたいと思い立ち、私は 金沢へ旅行しています。そして その個性的な番組や、山蓄など地元音楽産業の強いタイアップで音楽シーンをリードしていくFM石川(ハローファイブ)のスタイルについて、FM長野へ意見の手紙を出した事がありました。それほどFM石川は、モデルケースだと思っていたのです。

 しかし この 10年の間に、インターネットの普及 と 構造不況で、CD店頭売りの音楽産業が疲弊市、FM石川 看板番組の“KANAZAWA HOT 100”は、放送時間が 4時間から 1時間55分まで短縮。遂に山蓄も倒産してしまいました。この墜落で象徴される様に、景気の先行きに危機感を持った全国のラジオ局からは、手荒な春の番組改編が散見できます。

 さらに北陸から衝撃的な報道が流れてきました。KNB北日本放送の相本芳彦 アナウンサーが、富山3区から民主党公認で立候補するとのニュースです。私は ショックを受けました。富山3区は 国民新党・綿貫民輔 代表の地盤です。ところが綿貫 氏は、比例代表・北陸信越ブロックに転出するとの事。相当な根回しやアタックが、相本 アナに あったと推測されます。

 相本アナは、富山県民なら誰でも知っている、名実 共にKNBラジオ人気ナンバーワンのアナウンサーです。平日 午後の看板ワイド番組のパーソナリティと、KNBのラジオセンター部長を兼務していたほど、名実ともに これからもKNB 北日本放送の屋台骨を支えていく大きな存在のアナウンサーでした。北陸地方最高のラジオパーソナリティと言っても、過言ではありません。

 特に70年代から 90年代にかけては、日曜日 午後の洋楽ヒットチャート番組を、長年 生放送で担当していました。毎週KNBの洋楽チャートTOP20を自ら集計作成し、そして放送を続けてきた、全国に数人しかいないラジオチャート番組の全てが解るディスクジョッキーでした。その相本 アナが、突然の衆院選 出馬表明をし、KNBを退職されてしまったのです。

 2004年の参院選でも、YBS山梨放送の大柴堅志 アナウンサーが、山梨選挙区から保守系無所属候補として立候補。善戦したものの落選しています。大柴 アナもYBSラジオを通じてラジオメディアを愛し、地元酒蔵メーカーが 1社スポンサーのコンパクトな邦楽チャート番組を、土曜ワイド番組の中核として開発した、ラジオチャート番組の本質が理解できる方でした。

 大柴 アナは、常連リスナーひとり ひとり との繋がりを、親身になるほど大切にした稀な器量の放送人でした。私が当選の可否を超えて残念なのは、大柴 アナにしろ、今回の相本 アナにしろ、一度立候補を表明してしまえば、もう二度と社員アナウンサーとしてマイクの前に立てなくなる事です。根本からラジオが解る人材が減っていく今、それが一番残念でなりません。


ブログ開始は 2003年です。

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