第645回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
Perfume “Pick Me Up” - 第 2 位 ( △ )
BS Dlife・外国テレビドラマ「コールドケース ~ 迷宮事件簿」テーマ音楽 [E.S.Posthumus] - 第 3 位 ( △ )
NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次] - 第 4 位 ( ▽ )
ストレイテナー “The Place Has No Name”
SBC テレビ東京・ドラマ24「不便な便利屋」オープニング テーマ - 第 5 位 ( ★ )
abn テレ朝・ドラマ「刑事7人」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [吉川清之]
♪ 強調した和音構成の繰り返しが目立ちますが、際立つ旋律も有する劇伴群。
以前 ブログで「冥王星を惑星から除外」と、国際天文学連合が決定したニュースについて書いた事がありました。珍しいジャンルのニュース速報だった点と、国際天文学連合が下した惑星除外の決定に、妙な政治的な印象を受け、プロセスを やんわりと批評しています。今から 9年前です。その時は既に探査機「ニューホライズンズ」が、地球から冥王星へ旅立っていました。
そして遂に 14日 ニューホライズンズは、冥王星に最接近(フライバイ)し、鮮明な映像を 遥か 50億キロ離れた地球の人類に届けてくれました。ハップル宇宙望遠鏡を使っても、ぼんやりとしか見えなかった冥王星の素顔が、100メートルの大きさも判別出来る、解像度を有した望遠撮像装置が搭載されたニューホライズンズによって、見事に明らかになりました。
その冥王星の映像で やはり目を引いたのは、ハート型をした大氷原です。しかも地球の氷河の様に変動しており、回りには 大気の存在も確認されています。殆ど知られていなかった元・第9惑星である冥王星の全貌を、探査機「ニューホライズンズ」は、一気に明らかにしてくれました。そして ニューホライズンズ の飛行計画に、私は 改めて強い興味を持ったのです。
ニューホライズンズは、時速換算で 5万6000キロという猛スピードで冥王星へ向かいました。その猛スピードで進む外側の動力部とは裏腹に、9年間の内 約 3分の2もの長い期間を、ニューホライズンズ内部は 眠っていたのです。つまり機能を停止した状態を維持し、週 1回 無事の便り(笑)や数ヵ月に 1度のシステムチェックを地球の管制ルームへ送信していました。
ニューホライズンズの猛スピードは、たとえ冥王星へ接近しても落とす事ができません。冥王星最接近時の約 12時間ほどは、地球との交信を断ってまで撮影と観測に集中させます。そして冥王星を通過した後に ニューホライズンズは、何百項目もの調査データを、なんと 16ヵ月もかけて少しずつ地球へ送信していくのだそうです。近代的探査機に健気さを感じてしまいます。
今回の最接近で、撮影・観測の集中作業が無事終了したとの電波信号(エンジニアリング・シグナル)は、無事送られてきており、その直後 速報として高解像度撮影された冥王星の全景写真が地球に届きました。ニューホライズンズによって、大氷原と大気の存在が確認された冥王星の素顔は、もしかすると惑星として原始の地球の姿を残しているのかも知れません。
その冥王星の素顔を知った今、なおさら 9年前のブログで書いた通り、地球上の生命体には 全く不都合はないのですから(笑)冥王星が、太陽系の第9惑星でも構わないと、私は思い続けています。ニューホライズンズからの観測データを詳細に分析して、その学術的見地と経緯から、冥王星を第9惑星に復活させる粋な計らい(笑)を、国際天文学連合には 期待しています。
(追記) 週間放送視聴日記(2017年 9月22日)に、はやぶさ大地 冥王星 を掲載しました。