第547回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
SBC TBS・月曜ミステリーシアター「名もなき毒」劇中効果音楽 [横山克] - 第 2 位 ( ▽ )
AZU “Circles of Life”
ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌 - 第 3 位 ( △ )
天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
NHK総合・連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌 - 第 4 位 ( ▽ )
NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」劇中効果音楽 [中島ノブユキ] - 第 5 位 ( ★ )
NHK総合・ドキュメンタリー番組「ドキュメンタリー同期生」テーマ音楽 及び 演出効果音楽 [東谷尚]
♪ 音楽制作者不明。和声と調性が整った劇伴を使用しています。➝ その後 音楽制作者追記済。
30日 午前 0時から「特別警報」の運用が始まりました。特別警報とは、重大な災害が起きる急迫の場合に発表する、従来の警報・注意報より高いレベルのスーパー警報です。特別警報は「その地域で数十年に一度の現象が予想される場合」のみ発令されます。この特別警報には、従来の大津波警報、噴火警報(レベル 4 ~ 5)緊急地震速報(予測 6弱以上)も含まれます。
この特別警報の運用開始を受けて、特別警報が発令された場合、対象となる県域・広域(首都圏・関西圏など)のNHK総合テレビ・Eテレは、チャイム付きの字幕速報で、特別警報を伝える事になりました。同時に全国の総合テレビ・Eテレ さらに BS 2波では、特別警報をチャイムなしで字幕速報。事態の推移によっては、特別警報に関する特設ニュースも放送します。
ラジオ第1放送 と FM放送では、特別警報発令と同時に全国へ向けて速報。ラジオ第2放送でも特別警報が発令された県域・広域で速報を行います。FM長野を始めとする民放ラジオ局など、日本民間放送連盟としての特別警報に関するマニュアルは、まだ発表されていませんが、重大な警報のため、緊急地震速報 開始の時と同様に、民放も対応していくと思われます。
そして これは私見ですが、大雨特別警報、暴風特別警報、高潮特別警報、波浪特別警報、大雪特別警報、暴風雪特別警報なども、緊急警報放送(EWS)の運用基準に加えるべきだと考えます。現在の緊急警報放送は、東海地震の警戒宣言や 津波警報 さらに災害対策基本法 第57条に基づく 都道府県知事や市町村長からの要請。以上 3種に基準が限定されています。
特に 災害対策基本法 第57条に基づく都道府県知事や市町村長からの要請による放送は、1985年の開始から僅か数例しかありません。緊急警報放送とは、速やかに送出されるべきであって、災害情報の高速化・高度化の観点からも、要請を待つという性格のものではないと考えます。この「特別警報」の発令も、緊急警報放送の放送開始基準に加えるべきです。
今回の特別警報 運用開始で少し気になったのは、その始期です。4月 1日の年度初めではなく、8月30日と ずいぶん中途半端な時期から始まりました。集中豪雨などが多くなる 7月前に開始するのが筋だと思うのですが、現に 7月28日に起きた山口・島根両県の集中豪雨は、特別警報の発令基準に達していたにも係わらず、運用開始前だからと発令されませんでした。
気象庁は、もう少し特別警報の運用準備を、スピードアップすべきだったと思います。公共公益性を高く有するラジオメディアでは、緊急地震速報 や J-ALERT さらに特別警報を、やむを得ず放送するといったスタンスではなく、その放送局の存在理由に係わる重大なコンテンツであるといった発想の転換をして、通常番組より優先した迅速な警報放送に努めるべきです。
(追記) 週間放送視聴日記(2018年 7月20日)に、特別警報は究極の気象警報を掲載しました。