FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第797回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    majiko「ひび割れた世界」
    NBS 東海テレビ・オトナの土ドラ「限界団地」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    家入レオ「もし君を許せたら」
    NBS フジ・ドラマ「絶対零度 ~ 未然犯罪潜入捜査」主題歌
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」エンディング テーマ音楽 [丸山和範]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「西郷どん」テーマ音楽 [富貴晴美]
    ♪ まだ奄美歌唱の当てはめに違和感を覚えます。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    クレイジーケンバンド「山鳩ワルツ」
    NHK総合・ミニ音楽番組「みんなのうた」6 ~ 7月 オンエアー曲

 6日から 8日にかけて、西日本の広い範囲で発生した集中豪雨は、大きな被害を及ぼしています。気象庁は、今回の豪雨を「平成30年7月豪雨」と命名しました。スーパー台風が本土を直撃したのではありません。ノーマークの集中豪雨が、西日本を激しく襲ったのです。 唯一この災害を強く緊急警告していたのが、11府県に発令し続けていた「大雨特別警報」でした。

 【犠牲者 263名 行方不明者 8名 負傷者 484名】

 特別警報は、その地域で数十年に一度の現象が予想される大災害が差し迫っている時にのみ、原則として都道府県単位で、気象庁から発表されるスーパー警報です。NHKの場合、発令された都道府県では、ラジオ第2を含む全波で特別警報を伝えます。また全国には、NHK-FMも含み速報されます。私は、岡山県の特別警報発令を、NHK-FM長野で聴いています。

 特別警報が発令されると、気象業務法 第15条の2で、都道府県や市町村には、対象住民に速やかに伝える法的な義務が生じます。しかし広島市の担当者は、まさか自分の街に特別警報が出るなんて とメディアにコメントし、特別警報のシステムを全く熟知してなかったと報道されたのです。伝達の法的義務も理解していなかった様では、損賠の可能性すら生じます。

 同じく広島県のラジオメディアである広島FM と RCCラジオは、大雨特別警報を迅速に伝えていましたが、その後 最も被害が発生している時間帯に、通常番組を続けていました。大雨特別警報は、緊急地震速報と異なり、急迫の状態が長時間続きます。繰り返し伝えていく事が、ラジオメディアとしての責務だったはずです。やはり民放は、緊急災害報道に脆弱性があります。

 結局 広島FMやRCCラジオは、多数の行方不明者が発生した後に、特設ニュースなど番組編成を弄り始めています。これでは何の為の特別警報なのか解りません。気象庁は、特別警報をシャープに発令して、シャープに解除します。甚大被害の発生可能性が無くなったと判断すると、すぐ特別警報を解除します。特別警報は、番組の中に何度もアナウンスを入れるべきなのです。

 5日に総務省で、今後のLアラートの在り方検討会の初会合が開かれました。FM・AMのラジオメディアで Lアラートを、どの様に正確迅速かつ省力化で伝えるのか? 特に局舎で社員が無人となる深夜・休日における、ラジオからのLアラート伝達手法についても課題です。Lアラートには、当然特別警報も含まれます。緊急地震速報の様なシステム化は、必要かも知れません。

 減災のために、ラジオメディアに必要なのは、事後の感想でなく、発災時の情報です。まだ地方自治体の防災担当者やラジオ局の間には、特別警報を甘く捉えている方や、従来の気象警報と同レベルだと、誤解している方も まだ多いのです。強く認識しなければなりません。2013年から始まった特別警報は、緊急地震速報や噴火警報も含む究極の警報システムなのです。


ブログ開始は 2003年です。

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