FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第365回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽 [佐藤直紀]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    Mr.Children “HANABI”
    NBS フジ・ドラマ「コード・ブルー ~ ドクターヘリ 緊急救命 2nd season」主題歌
  3. 第 3 位 ( ☆ )
    NBS フジ・金曜プレステージ「剣客商売スペシャル ~ 道場破り」テーマ音楽 [篠原敬介]
    ♪ チェロと美旋律のコラボは洗練された美しさを有します。
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    YUI “GLORIA”
    進研ゼミ テレビCMソング
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    aiko「あの子の夢」
    NHK総合・連続テレビ小説「ウェルかめ」主題歌

 abn長野朝日放送でオンエアーしている「水曜どうでしょう Classic」も、今週のベトナム原付最終夜を以て、6年分のレギュラー放送パートは終了しました。この後は、不定期な本放送となる 2004年以降のスペシャルパートに入ります。現在まで相当な数の録画が貯まりました。当初は、アナログ録画だったため、現在 BS朝日で録り直しも進めています。

 その録画群の中に「リヒテンシュタイン」というファイルがあります。「水曜どうでしょう」に、その様な企画タイトルは ありません(笑)。ヨーロッパ 21ヶ国完全制覇 第6夜の放送を編集し、独自にファイルを作りました。世界で 6番目に小さい国「リヒテンシュタイン侯国」(Liechtenstein)は、私が昔から気になっている、そして大好きな国なのです。

 スイス と オーストリアの間に ちょこんと位置し、人口僅か 3万4千人。第2次 世界大戦でヨーロッパ全体が修羅場になっても、なぜかヒトラーは 触手を伸ばさず、独立が保てた立憲君主制の不思議な国。国民から税金を取らず、タックス ヘイブンで大変裕福。それ故にマネーロンダリングの巣窟とも言われてしまう怪しい国(笑)。それがリヒテンシュタインです。

 ルパン三世・第1テレビシリーズ「ニセ札つくりを狙え!」そして不朽の名作である映画版「カリオストロの城」のカリオストロ公国のモデルと言えば、さらに怪しいイメージが増幅されるでしょうか?(笑)されどリヒテンシュタイン侯国が元々大好きな私は「水曜どうでしょう」のリヒテンシュタイン道中記で、この国の佳いイメージが完全無欠なほど確定しました(笑)。

 一見(いちげん)さんの どうでしょう班が泊まった首都ファドゥーツ(Vaduz)のホテル「ガストホフ レーヴェン」(Gasthof Lowen)支配人フリッツ 氏は 底抜けに優しく良い人で、リヒテンシュタインの国民性から来ていると直感したからです(笑)。私が編集して作成した録画ファイル「リヒテンシュタイン」には、そんな想いが詰まっています。

 この小さな国にもラジオ局「ラジオ リヒテンシュタイン」があります。公用のドイツ語による音楽放送を中心としたFMラジオ局で、楽譜が読める様な素晴らしい選曲をしています。英語放送のほうは、中学生の頃からFEN(在日米軍放送)を聴きまくっていたせいか、ある程度のリスニングが出来ます。しかし このドイツ語は、私の半生にとって実に曲者なのです。

 かつて共通一次試験(現在の大学入試センター試験)の外国語を、ドイツ語で受験しようと企てた事がありました(笑)。またワイマール憲法以降の近代ドイツ法制史を学んだ経験もあります。しかし、勉強が最も中途半端になっているのは、この「ドイツ語」なのです。ですから「ラジオ リヒテンシュタイン」をネットで聴いても哀しいかな意味が解りません(笑)。

 それでもドイツ語のDJを中心としながらリヒテンシュタインの生活に密着し、毎正時は きちんとニュースが流れている様子は 聴き取れます。リヒテンシュタインは、瀬戸内海の小豆島ぐらいの面積ですが、なんと「ラジオ リヒテンシュタイン」は、国外のスイスやオーストリアにも送信所を設置。幅広く放送エリアを確保し、スピルオーバーを前提にした体制をとっています。

 この考え方は、是非とも日本の放送行政にも取り入れて欲しいものです。例えばFM長野の中継所を、岐阜県 中津川市に設置出来れば、県南の聴取環境は改善されます。県域FM局の放送は、その県からだけではなく、隣接県の施設からも放送出来るボーダレスな考え方が必要なのです。ラジオ リヒテンシュタインの送信施設の置局システムに、強くそれを感じます。

 ラジオ リヒテンシュタイン を聴いていると、水曜どうでしょう の藤村Dがフロントで答えた“from SAPPORO”のひと言に、冬季五輪開催地から やって来たお客さんだと大喜びしていた、あのホテル・ガストホフ レーヴェンの フリッツ 氏を思い出します。フリッツ 氏は、その後の冬季五輪開催地“NAGANO”という日本の地名も覚えてくれたでしょうか?

 南ドイツの文化・経済圏に位置し、高山に映える古城が美しい小さな独立国。地の利からアルペンスキーが盛んで、1980年のレークプラシッド冬季五輪・女子大回転 さらに女子回転競技において金メダル 2個を獲得し、世界の五輪金メダル獲得国の中で、最も人口が少ない リヒテンシュタイン侯国は、もちろん今度のバンクーバー冬季五輪に参加しています。


ブログ開始は 2003年です。

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