FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第22回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    諫山実生「朝陽の中で微笑んで」
    ABN テレ朝・木曜ドラマ「動物のお医者さん」主題歌
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    TSB YTV・ドラマ「伝説のマダム」劇中効果音楽 [中村竜哉]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    NHK総合・外国テレビドラマ「ER ~ 緊急救命室」テーマ音楽 [Martin Davich]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    元ちとせ「千の夜 と 千の昼」
    コカ・コーラ日本茶飲料 テレビCMソング
    ♪ 高いレベルのアレンジ と サビのヴォーカルに鮮烈な印象がある秀逸曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「武蔵」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [エンニオ・モリコーネ]

 NHKは、震度 6弱以上の大地震発生時に、教育テレビやラジオ第2放送・デジタルハイビジョン放送も含め全波、すべての通常番組を即時打ち切って「チャイム入り地震速報」を放送しています。このチャイム入り地震速報の放送基準が運用されたのは、阪神・淡路大震災の後からです。例えニュース番組の最中でも、チャイムが鳴り地震速報に切り替わります。

 思い起こせば 1995年 1月17日の「阪神・淡路大震災」の時は、地震発生が午前 5時46分と、第1報から「NHKニュース おはよう日本」のBK(大阪放送局)担当だった 宮田修 アナや、東京・全国担当の今井義典 キャスターが速報を続けました。しかし、ニュースの時間帯だったため、第1報で「チャイム」を鳴らし、地震速報にシフトする事が出来ませんでした。

 第1報直後 慌てて全波同一放送を開始していますが、午前 6時30分 過ぎになると、教育テレビ・ラジオ第2は、通常番組に戻してしまいました。結局 震災当日通しで同時放送出来たのは、総合テレビ・衛星第2テレビ・ラジオ第1放送・FM放送の 4波だけで、重大な局面だった神戸の地にも、ラジオ第2放送の語学講座が 通常番組として流れ続けたのです。

 大地震発生時には、全放送波を総動員して、被災が推定される地域 と 震度を全国へ速報する事は、救命救援活動の立ち上がりに関わるNHKの重要な使命です。また被害に遭われた被災者は、ラジオから情報を得ようとする場合、普段の様にチューニングして、放送局を選局する余裕が全くありません。偶然でも受信した局で、必ず地震速報が流れていなければならないのです。

 総ての放送波から地震情報を出し続け、あらゆる状況の被災者のラジオに早く伝達する事も、災害緊急放送の鉄則です。ところが阪神・淡路大震災が起きたのは、ニュース番組の直前で、番組編成の盲点を突く発災だったのです。これらの反省から NHKでは、震度 6弱以上の地震発生時は、必ず「チャイム入り地震速報」を、全波で全国放送する基準が明確になりました。

 26日に 岩手県南部・宮城県で、震度 6弱の強い地震が発生しました。震源地が深かったためか地震の規模と比較して、甚大な人的被害が現れませんでしたが、最大震度は 基準を超えて、音楽的にも特異な、トーンチャイム楽器を抑えた音圧で かつ早いテンポで打つ、イ長調 和音の粛々とした あの臨時ニュースと同じ「チャイム」が、今回の地震速報でも鳴りました。


(追記) 週間放送視聴日記(2011年 3月11日)に、東日本大震災 当日の記載があります。


ブログ開始は 2003年です。

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