第514回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
スターダスト・レビュー “Crying”
テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング曲 - 第 2 位 ( ▽ )
城南海 ~ きずきみなみ “Silence”
NHK総合・時代劇「薄桜記」主題歌 - 第 3 位 ( △ )
BSフジ・時代劇「鬼平犯科帳‘71」テーマ音楽 [山下毅雄] - 第 4 位 ( ★ )
NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」テーマ音楽 [坂本龍一]
♪ 主旋律に類似性があるのは気になりますが、聴き込む価値もある佳曲。 - 第 5 位 ( ☆ )
abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」劇中効果音楽 [川井憲次]
♪ さらにタイトルバックで使用された新アレンジの劇伴がリスト対象です。
年末・年始のため、日数が経過した事をお許しください。12月16日の総選挙の結果を受け、26日に特別国会が召集され、安倍晋三 自由民主党総裁が、第96代(57人目)の内閣総理大臣に選出されました。指名後 直ちに組閣に移り、午後 4時51分に、菅義偉(すが よしひで)内閣官房長官が閣僚名簿を発表しています。NHK総合・民放テレビ各局が生中継しました。
【内閣総理大臣指名獲得 得票率:衆議院 68・6% 参議院 45・7%(決選投票 45・7% )】
まず注目したのは「第2次 安倍内閣」という名称です。首相経験者が再び組閣をした場合「第2次 内閣」になるのだそうです。調べてみると明治時代では、第2次 伊藤博文 内閣(1892年 ~ 1896年)など、第2次 内閣が多く存在します。元勲達は、文字通りの再チャレンジを重ねてきました。戦後は、第2次 吉田茂内閣(1948年 ~ 1949年)以来となります。
とにかく目玉は、麻生太郎 元首相の副総理大臣(内閣法 第9条の第1順位指定大臣)兼任となる 財務・金融担当大臣 就任です。遠くは高橋是清 元首相の大蔵大臣就任。直近になると 2001年の第2次 森改造内閣で、宮澤喜一 元首相 と 橋本龍太郎 元首相ふたりが入閣しましたが、それ以来の総理大臣経験者の入閣になります。また谷垣貞一 前総裁も入閣しました。
また岸田文雄 外務大臣の所属派閥は 岸田派です。聞きなれない派閥ですが、宏池会が母体だそうで、今回 4人が入閣しています。それとは逆に無派閥大臣も 5人おり、安倍 首相自身が無派閥です。福島県第2区選出の根本匠 衆院議員が任命された「復興大臣」は、今までの内閣府特命担当大臣でなく、東日本大震災による復興庁設置法に基づく独立した国務大臣となりました。
さらに内閣府に限って置く事ができる 特命担当大臣が、第2次 安倍内閣で多いのも気になるところです。あの論客・山本一太 参院議員が入閣した担務は 沖縄・北方担当大臣、その昔の北海道・沖縄開発庁長官が復活したかのようです(笑)。さらに無派閥の古屋圭司 国家公安委員長には、拉致問題の他に「国土強靭化」という聞き慣れない特命担当もついています。
国土強靭化とは、防衛大臣・国土交通大臣の職域と重複している感じもします。他にも、今までと異なる沢山の担務がついています。あまりの担務の多さに、このブログで、日本一の図書委員と取り上げた、国立国会図書館連絡調整委員会委員という文部科学大臣の不可思議な担務は、今や組閣名簿に記載されない事もありますが、公式の閣僚名簿では、ちゃんと残っています。
【内閣総理大臣臨時代理 就任予定者 官報掲載順位:1位・麻生太郎 副総理大臣 2位・菅義偉 内閣官房長官 3位・谷垣禎一 法務大臣 4位・甘利明 経済再生担当国務大臣 5位・石原伸晃 環境大臣】
総選挙の自民党大勝以降 期待感から日経平均株価は上昇し、安倍首相もやたら安全運転を心掛けており、週刊新潮・週刊文春が狙い撃ち(笑)してしまう様な、特段のスキャンダルもなく発足 3週目に入っています。副大臣・政務官・自民党人事では、相当苦心して慎重な人選を行っていました。来る 7月の参院選でも勝ち、衆参の捻れを一気に解消しようとの目算の様です。
参院選は、3年に 1回必ず行われます。政権側は、衆院の様に解散で選挙のタイミングを取ることは出来ず、過去の結果を見ても概して与党に厳しい結果が出ています。安倍首相は、来年の参院選こそ必勝の心積もりだと受け取れます。失敗を経験した安倍首相の再チャレンジ内閣。その先行きの懸念も把握の上、期待感を上手く演出した安全運転で、まずは始動しています。