FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第913回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    Aimer「悲しみの向こう側」
    三和酒類iichiko テレビCMソング
  2. 第 2 位 ( △ )
    米津玄師「迷える羊」
    大塚製薬 テレビCMソング
  3. 第 3 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    いきものがかり「きらきらにひかる」
    abn テレ朝・木曜ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」主題歌
    ♪ 1位 6週、登場10週。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「子連れ信兵衛」劇中効果音楽 [栗山和樹]
    ♪ フラメンコを摘出したような面白い和音構成です。

 今年 3月末までと法定期限があった民放AM局のFM補完中継局置局は、2014年のKNB北日本放送 本局FM補完中継所から始まり、期限ギリギリで開局したRFラジオ日本を以て、全国の置局が完了しました。このFM補完中継局がベースとなって、2028年に想定されているAM放送の廃止へと、民放AM局は 準備 と 行動を開始する事になります。

 長野県でも、SBC信越放送のFM補完中継局の置局が完了しました。NHK-FMの 25局、FM長野の 10局と比較して、SBC補完中継は 7局と、最小限です。FM長野の中継局がある 松本、岡谷諏訪、木曽福島、大鹿には 置局されていません。大鹿中継局を除き、残りを独創的な中継局 1カ所だけでカバーしているからです。その名は「高ボッチFM補完中継局」です。

 私は、この高ボッチFM補完中継局の構想を知った時、大変驚きました。松本市を含む中信地区から諏訪・大北地区まで大きくカバーする中継局という考え方には、無理があるのではないのかと、思わざるを得ませんでした。松本市街地だけを考えても、鳥居山からダイポール アンテナで垂直偏波による中継送信をしているのは、電波伝播上の合理的な理由が存するのです。

 高ボッチFM補完中継局の全景写真も見ました。NTTドコモの高ボッチ無線中継所に併設しているとは言え、第1級のラジオ送信施設です。完全な自立鉄塔で、3つもある余裕のアンテナ ステージには、八木の送信アンテナが、2方向へ申し訳なさそうに付いているのです(笑)。今後の発展性は充分確保されており、とても 100WのFM補完中継局の類いではありません

 もちろん現状では、多目的な無線通信中継施設を兼ねていますが、SBC信越放送の高ボッチFM補完中継局は、まるで本局送信所の様な施設を有しています。私は、全景写真を見た瞬間から、空想的な考えを めぐらせてしまいました。高ボッチFM補完中継局を、送信出力 1KWで本局送信所にしてしまったら どうなるか? 長野市-高ボッチ間のSTLは、到達可能なのです。

 ただどう考えても、高ボッチ本局から東信地区のカバーは 困難です。まさか 美ヶ原に 100Wの新設中継局を置くなんて事は、さらに座上の空論ですが(笑)小海に置局済なので、そうなれば全県カバーは 可能となります。ここまで考えてしまうほど、高ボッチFM補完中継局の施設発展性は、同送信出力で既存の善光寺平中継局施設と比較しても、尋常でないのです。

 テレビの地デジ化の際に SBCは、FM長野の本局送信所を旧施設に残したまま、美ヶ原の送信施設をNHKと共同で新設しました。SBCも、まさかFM補完中継の時代が来るとは 読み切れなかった様で、今では 旧施設のアンテナが、SBCのFM補完本局送信と、FM長野本局送信を兼ねています。ところが今度は、高ボッチに独創的な中継局を置局してしまったのです。

 現在FM長野の松本中継局は、FM長野が単独で使用しています。その所有関係を反映してかどうかは解りませんが、長野エフエム放送の最新決算公告を見ると、有形固定資産が、前代未聞の 0円(正確には 1円)となっています。こんな民放のバランスシートを見たのは、初めてです。老朽化した施設の減価償却は厳しく、FM長野の行く道は、どうも一本しかない様です。


(追記) 週間放送視聴日記(2020年11月13日)に、民放AMラジオ放送廃止の実証実験原案 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2021年 8月27日)に、民放AMラジオ44社が停波してFMに を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年 6月 9日)に、AM停波 第1次実証実験に不参加続出 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年11月10日)に、KRY山口放送から始まるAM局のFM転換 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2024年 3月15日)に、AM停波 第1次実証実験の先にあるもの を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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