FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第938回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Maica_n “replica”
  2. 第 2 位 ( △ )
    WGB “Starlight”
    NBS フジ・ドラマ「イチケイのカラス」主題歌
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    10-FEET「アオ」
    テレビ東京・ドラマ24「バイプレーヤーズ ~ 名脇役の森の100日間」オープニング テーマ
    ♪ 1位 5週、登場 8週。
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「立花登青春手控え」メインテーマ [羽岡佳]
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「青天を衝け」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [佐藤直紀]

 総務省から発表になった、民放AMラジオ放送停波「実証実験」の具体案(考え方)に関して、パブリックコメントの募集が行われ、昨年末に結果が発表となりました。現在 総務省は、最終方針の検討に入っています。56の放送事業者・関連団体から意見提出があり、長野県からも SBC信越放送が意見提出しています。長野エフエム放送からは、意見提出がありませんでした。

 パブリックコメント結果表には、読み取り方があります。総務省の回答(考え方の開示)で「参考とさせて頂きます」「賛同の意見と承ります」と書いてある時は、スルーした(笑)と判断できるのです。そのスルーした意見以外で、総務省がどう修正したか? あるいは どう反論したか? がポイントとなります。そのポイントの意見 と 回答を読み解いていけばよいのです。

 総務省が原案修正に応じたのは、ただ1点。エフエム愛知からの「放送法 第2条17号で、FM放送は 超短波放送と規定されているのだから、FM放送との記載を超短波放送に変えるべき」という意見だけです。総務省がFM放送(超短波放送)に修正すると白旗を揚げています(笑)。相当放送法令に精通してないと気付かない事柄で、FM愛知さんには 恐れ入りました。

 しかし、明確な原案修正に達したのは、このFM愛知さんの鋭い意見 1点のみでした。その他 今回提出された意見で示されたアイデアに対して、総務省が具体的に賛意で応じたのは、実証実験期間内の国主導による共通コールセンター設置ぐらいなものです。後は、総務省の原案に則して、民放AMラジオ放送停波の実証実験が行われていくことか確実となっています。

 総務省が原案に頑なだと解ったのは、FM転換の経費に関して、国への財政支援を求める意見が複数あったのに対し、FM転換は AM放送事業者の経営判断で行われるのであって、FM放送事業者との公平な競争環境を確保する観点から、国の財政支援は想定していないと、総務省が断言した点です。radikoなどのネット配信も、世帯カバーの対象外と言い切っています。

 AM廃止してFM転換を決行するならば、費用は総て自前。既存民放FM局の世帯カバー率平均値の90%は確保しなければならないと、厳しく放送サービスの維持を図る一方、転換後の親局となる現行FM補完中継局の増力はNG。90Mhz以下のFM周波数利用も、今までの条件を踏襲と、確認された総務省の方針からは、相当ハードルを高く設定した事が解ります。

 既に マスメディア集中排除原則は緩和され、ラジオは 4波まで、資本の支配関係が認められているのです。またローカル番組を制作しない放送番組の同一化を認める案も遡上に載っています。まず 2023年に予定されている第1次 実証実験への参加局は何局あるのか? そして その実験で、どの程度停波が確定するのか? だんだんと民放AM廃止が現実味を帯びてきました。


(追記) 週間放送視聴日記(2021年 8月27日)に、民放AMラジオ44社が停波してFMに を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年 6月 9日)に、AM停波 第1次実証実験に不参加続出 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年11月10日)に、KRY山口放送から始まるAM局のFM転換 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2024年 3月15日)に、AM停波 第1次実証実験の先にあるもの を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2024年 5月10日)に、AM停波 実証実験で radiko が除外される理由 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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