第486回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
菅原紗由理「いつの日も」
NBS フジ・単発特別番組枠「金曜プレステージ」エンディング テーマ - 第 2 位 ( △ )
NHK BS1・ドキュメンタリー番組「アスリートの魂」テーマ音楽 [林ゆうき] - 第 3 位 ( ▽ )
NHK総合・大河ドラマ「平清盛」テーマ音楽 [吉松隆] - 第 4 位 ( ⇒ )
柴咲コウ “ANOTHER:WORLD”
NBS フジ・土ドラ「未来日記 ~ ANOTHER:WORLD」主題歌 - 第 5 位 ( ★ )
MISIA「恋は終わらないずっと」
NHK総合・ドラマ10「はつ恋」主題歌
♪ 和音構成に特徴がない様に思えますが、自然な力感を受ける佳曲。
いつの間にか社会保障 と 税の一体改革について、民主党 と 自民党・公明党の合意が出来ていました。これに基づく法案が成立すると、現在 5%の消費税が 2014年 4月に 8%、2015年10月からは 10%になるそうです。消費税の増税は決まりましたが、最低保障年金などの年金改革に関しては、全く合意が得られないまま、見切り発車の状態です。
今 国民年金の保険料を 40年納付した場合、年 78万8900円が満額支給されます。国民年金の利点は 物価スライド方式、すなわち どんなインフレーションでも、ひと月 6万5741円の金員価値が保障されます。しかし、衣・食・住の内どうにか満たされる可能性があるのは、はっきり言って「食」だけです。住居費までは、どう考えても保障されません。
ギリシャは、今 未曾有の経済危機に見舞われ、国家として重大な岐路に立たされています。5月 6日に実施した総選挙(1院・比例代表制)では、組閣が成立せず、再び解散され 僅か 1ヵ月後の 18日に再選挙となりました。国民の審判である総選挙の結果で、国がまとまらないのは、最初の国民の審判に、先見性 と 柔軟性を含んでいなかった事を意味します。
CNNでは、ギリシャ再選挙の開票速報特番を放送していましたが、出口調査結果を視て驚きました。緊縮支持の新民主主義党が 30・5%、緊縮撤廃の急進左派連合が 30・0% 。全く国論を二分する予測が出たのです。結局 最終結果は、新民主主義党が 129議席、同じく緊縮支持の全ギリシャ社会主義運動が 33議席になり、どうにか連立の見通しがつきました。
ギリシャは、社会主義の歴史を重ねてきた国です。現在 ユーロ圏であるEUに加盟していますが、労働し得る国民の約 2割が国家公務員(笑)という非常に湾曲した国政を続けてきました。自由主義に追いつかないギリシャと、先進国の日本を重ね合わせるのは、相当無理がありますが、選挙による政権交代を経ても、変わらず国家機関が疲弊している点に共通の根はあります。
私個人としては、行き詰まった社会保障を維持するためには、消費税アップも やむ無しだと考えています。しかし、生活必需である食料品 と 贅沢品が同一税率と言うのは、やはり問題があります。軽減税率のシステムは、日本の消費税制に絶対必要であり、世界各国で実施されている消費間接税を見ても、食料品に特別な低税率を課している国が ほとんどです。
基礎となる年金は、衣・食・住 全てを最低保障してこそ成立します。モラルなき利潤追求優先の社会が続けば、飛ぶ鳥を落とす勢いの高額所得者が、10年後 生活に困窮しないという保障はありません。どんな人生の変遷があっても、老後の衣・食・住 全てを満たす最低保障年金の制度構築 と 速やかな実施が、この国の社会不安を取り去る大きな第1歩になると思うのです。