FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第940回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    WGB “Starlight”
    NBS フジ・ドラマ「イチケイのカラス」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    abn テレ朝・木曜ドラマ「桜の塔」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [村松崇継]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    Maica_n “replica”
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Liz Fohl “Walking Through My Dream”
    テレビ東京・ドラマ25「ソロ活女子のススメ」劇中挿入歌
    ♪ 曲目不詳。英語歌詞 女性ヴォーカルで流れる挿入歌が、豊かな和声を感じさせる佳曲。➝ その後 曲目追記済。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「青天を衝け」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [佐藤直紀]

 3年近くも続けてきた、合計 2000ファイルを超えるテレビ録画・ラジオ録音コレクションの統合管理システム構築ですが、ラジオ録音に関しては、何とか目途がついてきました。殆どのラジオ録音ファイルを、本管理 1本、バックアップ 2本、計 3本のUSBメモリだけで統合管理する事になります。このブログでも、完成しましたら報告や詳細を発表する予定です。

 佳境に入った作業の中で、その作業を忘れるほど聴き入ってしまったラジオ録音がありました。QR文化放送「セイ!ヤング」と、TBS東京放送「ヤングタウン東京」の録音ファイルです。両方ともオープニングを重点的に録音してありました。それもそのはずです。このふたつのラジオ番組は、テーマ曲が素晴らしいのです。そのテーマ曲が流れるオープニングが 圧巻でした。

 LFニッポン放送「オールナイトニッポン」と、TBSラジオ「パックインミュージック」のテーマ音楽が、インストルメンタルであったのに対して、鈴木邦彦作曲のQR文化放送「セイ!ヤング」テーマ曲は、ロックテイストながら短調で調性をとった歌詞入りの楽曲です。しかも唸りをあげるE.Gtに、男女混声合唱が加わっている、いま聴いても斬新なアレンジでした。

 なかにし礼の歌詞には、やはり当時の学園紛争に疾走していたティーンの高揚感が迸っています。深夜番組「セイ!ヤング」の放送開始は、長く午前 0時30分からでした。午後 11時からは 百万人の英語。午後 11時30分には、大学受験ラジオ講座が放送されており、堅い教養教育番組を聴いた受験生リスナーが、このテーマ曲で一気に解放される狙いもあったのです。

 TBSラジオ「ヤングタウン東京」は、土曜日の夜に、TBSホールからの公開放送でした。初期の司会だった桂三枝 師匠 と 小島一慶 アナウンサーが記憶に残っています。桂三枝 師匠は、午前 5時まで番組を担当していました。小島 アナが独特の抑揚で「どよ~のよるはぁ~!」とシャウトすると、場内から「やんたん~とうきょ~」とコールがあり、テーマ曲が流れ出します。

 このテーマ曲には「土曜の夜に何が起こったか」という原題があり、村井邦彦が作曲。やはり短調でボサノバの雰囲気を含み、ラジオ番組のテーマ曲とは思えないほど優れた和声を有しています。そして セイ!ヤング のテーマ曲と同じく、やはり印象的な男女混声合唱なのです。但し後期になると このテーマ曲は、ロックアレンジを強めてキャンディーズが唄っています。

 私も長年ラジオを聴いてきましたが、番組のテーマ曲が 男女混声合唱というのは、珍しいと思います。ふたりの邦彦。鈴木邦彦 と 村井邦彦が、それぞれの立場で制作した「セイ!ヤング」そして「ヤングタウン東京」のテーマ曲は、男女混声合唱という共通点、そして半世紀以上経ても色褪せない優れた和声 と 調性を有した、ラジオ番組主題歌の最高傑作なのです。


(追記) 週間放送視聴日記(2023年12月15日)に、ラジオ番組録音コレクション統合管理を開始 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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