FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第992回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Emi Evans「海の向こう ~ ニライカナイ」
    NHK総合・連続テレビ小説「ちむどんどん」挿入歌
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    Florence+The Machine “My Love”
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    NHK総合・時代劇セレクション「慶次郎縁側日記」テーマ音楽 [川崎真弘]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Anonymouz「カタシグレ」
    テレビ東京・金曜8時のドラマ「嫌われ監察官 音無一六」主題歌
    ♪ 多少転調に引っかかりを覚えますが、ヴォーカルに和声を感じさせる佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「鎌倉殿の13人」テーマ音楽 [エバン・コール]

 ベトナム、アフガニスタンと、第2次世界大戦以降で米ソ大国が、本格的な軍事紛争に突入したのは、相手が遠隔の国家でした。アルゼンチンが軍事政権末期に、イギリスと交戦したフォークランド戦争も、遠隔国家同士で遠隔な島の領有権を争いました。ところが今回のウクライナ と ロシアの戦いは、内陸部の隣国同士です。過去の世界大戦の発端と、地勢が類似しています。

 このブログで開戦時に紹介したウクライナラジオ。平時は、総合・音楽・文化と3つの大きなチャンネルに分かれていますが、ウクライナが劣勢の時は、全チャンネルが 24時間ライブで戦況を伝える「特別放送」を実施しました。それが3月31日に音楽チャンネルを再開。4月11日には 文化チャンネルで、ウクライナのアーティスト戦時動向を伝える新番組を始めています。

 再開された音楽・文化チャンネルでは、国内で上映されたオペラの生中継や、ユーロビジョンソングコンテストの準決勝ネット投票まで行っていました。また総合チャンネルも、特別放送を続けながら、朝夕の生ワイドを中心として、通常番組が戻りつつあります。通常生ワイド番組の中で戦況を伝え、他の時間帯は 特別放送を行い、24時間ライブの体制をとっています。

 ただラジオは、スタジオを維持できれば、放送が続けられるものではありません。送信施設がなければ、電波は 飛ばないのです。首都・キエフ(キーウ)のスカイツリーともいえるテレビ塔は、ロシアからのピンポイント攻撃を受け機能停止に追い込まれました。ウクライナラジオのFM放送もストップしましたが、小規模中継局を増設し、ネットワークを保っています。

 また殆どFM送信だったウクライナラジオは、AM送信を積極的に再開しました。戦前は、1波のみ維持していたAM送信を、開戦直後に 4波まで増波。FM放送が止まっている時は、リスナーにAM受信を推奨しています。AMは、FM総合チャンネルとのサイマル放送です。またウクライナラジオは、放送著作権を開放して、あらゆる形態の再送信をフリーにしています。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、お笑い芸人から政界で登り詰めた人物です。現在までの言動には、常に人気を最優先に考え、底の浅い知見でシャープに人々を煽る傾向が見られます。危ういのは、そんな大統領をサポートする大統領府内にも、秀でた人物が戦時の表舞台に登場していない点です。側近も同レベルだとすれば、今後の戦況に覚悟が必要となってしまいます。

 全世界がまさかと思う中で、第2次世界大戦以降では、キューバ危機に匹敵するほど、核戦争の勃発確率が高まっています。ウクライナ大統領府が煽動的なら、可能性は さらに高まります。正義という心地良い語彙に酔わずに、ロシア と ウクライナの目指す戦勝とは、それぞれどこまでなのか? きちんと見極めないと、全世界で特別放送を聴く可能性も生じてくるのです。


ブログ開始は 2003年です。

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