FM長野リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第94回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Fayray「口づけ」
    NBS 東海テレビ・ドラマ「愛のソレア」主題歌

  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・金曜時代劇「慶次郎縁側日記」テーマ音楽 [川崎真弘]

  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「新選組!」劇中効果音楽 [服部隆之]
    ♪第41回 放送では 20時07分 と 20時32分に流れた劇伴音楽がリスト対象。

  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    安良城紅“Here alone”
    ABN テレ朝・木曜ドラマ「黒革の手帖」エンディング テーマ曲

  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    サザン・オールスターズ「愛と欲望の日々」
    NBS フジ・木曜劇場「大奥・第一章」主題歌


 このブロクでも たびたび書いていますが、約 300本にも及ぶテレビ番組録画テープを 全部デジタル化するのは 人生の大事業です(笑)。オーバーかも知れませんが、本当に そう思っています。まずは何度も視返しているテープや、DVDの市販化が難しいレアなドラマ作品から、画質劣化する前に優先してDVDにする事が肝要だと考えています。

 NHK総合「ドラマ・人間模様」シリーズ第1作「冬の桃」(1977年 4月 ~ 5月 全7回 本放送)の録画テープも そんな対象作品の ひとつでした。漂泊の俳人 西東三鬼が神戸に在住していた太平洋戦争 当時の伝記的な物語です。主役の西東三鬼 役に小林桂樹。娼婦の波子:三田佳子、アパートメントホテルの管理人で通称パパさん:笠智衆、が共演しています。

 有名な「水枕 ガバリと寒い 海がある」「中年や 遠くみのれる 夜の桃」。思想犯として京大俳句事件の際に摘発されてしまう原因の一句「昇降機 しづかに 雷の夜を昇る」。戦時中に孤児を詠んだ「算術の少年 しのび泣けり 夏」。さらに晩年 達観した心情から生まれた「秋の暮 大魚の骨を 海が引く」など西東三鬼には沢山の代表句があります。

 西東三鬼は、戦後の現代俳句運動の先駆者的な俳人ですが、ドラマでは、戦中にかけて妻子を捨てた後、神戸のアパートメントホテルで同居した娼婦や在留外国人との生活に加えて、小さな医院の医師(田崎潤)と 三鬼の子供を身籠る看護婦(倉野章子)さらに三鬼を思想犯として監視する専従特高刑事(西村晃)との可笑しくも悲しい交流の日々が描かれています。

 原作は、西東三鬼 著「神戸俳愚伝」「続・神戸俳愚伝」。ドラマに登場するアパートメントホテルは、俳句仲間が「三鬼館」と呼んでいました。脚本・早坂暁、演出・深町幸男 NHKディレクターというドラマ人間模様「黄金コンビ」で制作。テーマ音楽から 劇伴音楽まで、弦楽五重奏曲や フルート四重奏曲など、全てモーツァルトで構成した画期的なドラマとなっています。

 個人的には、この西東三鬼の神戸時代へ妙な憧憬を抱いてしまいます(笑)。自由に生きていく事とは、制限ある人生を達観する事から始まる気もします。今週整理をしたテープの中から、この「冬の桃」が出てきました。BS再放送の録画で画質も良い状態でした。まさしくレアな価値のある優れたテレビドラマですので、今回DVDに焼いた次第です。


(追記) 2010年12月に、総てのアナログ録画テープのデジタル化が完了しました。


ブログ開始は 2003年です。

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