第310回ランキング
第 1 位 ( ⇒ )
DREAMS COME TRUE「連れてって 連れてって」
ダンロップ テレビCMソング第 2 位 ( △ )
NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]第 3 位 ( △ )
しまざき由理「AGAIN ~ アゲイン」
CS ファミリー劇場・ドラマ「Gメン’75」主題歌第 4 位 ( ▽ )
平原綾香「ノクターン」
NBS フジ・木曜劇場「風のガーデン」主題歌
♪1位 8週、登場14週。第 5 位 ( ★ )
城南海 ~ きずきみなみ「ピアノ」
abn テレ朝・木曜ミステリー「おみやさん」主題歌
♪少しフラットな曲調だが澄んでいる佳曲。
今年のNHK大河ドラマ「天 地 人」は、お隣り新潟が舞台です。
戦国大名・上杉景勝に仕え導いた知将・直江兼続の生涯を、火坂雅志の原作から追っていきます。関東地区の世帯視聴率は 第1回 24・7%、第2回 23・5%と前作「篤姫」を上回る好調な出足です。
脚本は 小松江里子が担当。シナリオの進め方は歴史背景の取材に基づく慎重な姿勢を まず感じました。
私としてはHTB北海道テレビの人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」6番目のレギュラーとの呼び声も高い、スタイリストである小松江里子 氏を どうしても想起してしまいますが(笑)全く同姓同名な別人です。
音楽は 大島ミチルが担当。大河ドラマ48作目にして、初めて女性音楽家がスコアしています。
15年ほど前、毎朝放送されていた「NHKニュースおはよう日本」のテーマ音楽(当時)について、NHK情報誌「ステラ」の投稿コーナーへ「このテーマ音楽を作曲したのは誰ですか?」と、私は問い合わせをした事がありました。
それほどテーマ音楽が劇的で余りにも素晴らしかったからです。ニュース番組テーマ音楽の制作者を尋ねる質問は珍しかったのか採用されています。そして次の様な回答でした。「テーマ音楽は、大島ミチル さんという女性音楽家が作曲しました」。
さらに同じ大島ミチル制作でもNHK金曜時代劇「とおりゃんせ ~ 深川人情澪通り」(1995年 9月 ~ 1996年 3月・全23回 本放送)の劇伴音楽は、また違った繊細なメロディラインが現れています。
大島ミチルの劇伴音楽には、力感溢れる和音構成とフェミニンで繊細な旋律要素が上手く溶け合っているのです。
今回の「天 地 人」テーマ音楽は、ファンファーレ的な劇的和音に叙情性ある旋律が やはり裏打ちされています。特に配役序列発表のラストである「トメG」(第2回放送では織田信長・吉川晃司のあたり)からの転調は、リストの選曲理由に特筆したほど実に美しく独特の調性感があります。
大河ドラマ「天 地 人」の今後の展開に期待しています。「天 地 人」テーマ音楽の初聴となる第1回放送タイトルバックのクレジット序列では、上杉謙信 役の 阿部寛がトメ(最高俳優)になりました。
なおこの「天 地 人」の最終回は 11月22日 放送と予定しており、例年の大河ドラマより早期終了となります。
そして11月29日からは 5週連続で、いよいよスペシャルドラマ「坂の上の雲」第1部を放送。3年をかけて本放送するスペシャルドラマ「坂の上の雲」で 阿部寛は、秋山好古・陸軍大将を演じます。
2009年 NHK大河ドラマ「天 地 人」11日 放送・第2回「泣き虫与六」タイトルバック・クレジット(配役発表)序列は … ○ 妻夫木聡 / △ 北村一輝 / △ 田中美佐子 → 高嶋政伸 → 東幹久 / △ 宍戸錠 → 萬田久子 → 平泉成 → 大出俊 → △ 山本圭 / △ 吉川晃司 / △ 笹野高史 / △ 加藤武 / ○ 高島礼子 / ◎ 阿部寛 … となっています。
ここに掲載されたピンクレ(1画面に1人だけ配役が紹介される)俳優を格付け対象としました。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや区切り方にも意味合いがあり、それらを分析。無印 → △ → ○ の順でランクは上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは独自な格付けをしています。