FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第388回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    坂本冬美「また君に恋してる」
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽 [佐藤直紀]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    Superfly「タマシイ レボリューション」
    2010 NHKサッカー テーマ曲
    ♪ 1位 4週、登場 7週。
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    遊びでぃきらさ’z ~ あしびでぃきらさーず “Hurry up ハーリー”
    ♪ ヴォーカルは 当銘由亮。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」劇中効果音楽 [窪田ミナ]

 暑中お見舞い申し上げます。2010年盛夏の中、愛読者の皆様には どうかご自愛ください。

 私の友人が、この春から自ら志願し沖縄へ赴任しました。赴任前に沖縄のラジオ番組の録音を送ってくれと依頼しておいたところ、元々ラジオフリークなためか(笑)快く引き受けてくれました。最近では、段取りも良くなり(笑)録音ファイルがメールに添付され、どんどん送られてきます。沖縄の最新ラジオ番組を、ここ長野県 松本市で聴く事が出来る様になりました。

 沖縄には、民放AM局が 2局かつFM沖縄もあります。そしてAFN在日米軍放送もFMで放送している競争の激しい県ですが、ラジオメディアは、活性化し 高いセット イン ユースを保っています。送られてくる録音ファイルを聴いてみると、人気ラジオ番組の完成度が高く、スクラップ・アンド・ビルドが常態化してる本土のラジオ番組と、世界観が違う事に気付きました。

 ROKラジオ沖縄の早朝生放送ワイド「安盛の暁でーびる(あんせいの あかちちでーびる = 夜明けですよ)」は、全琉球を代表する超人気ラジオ番組です。毎日早朝の約 2時間、沖縄民謡のリクエストを、オールうちなーぐち(沖縄方言)で「夫婦漫才」的に綴っていきますが、残念ながら昨年暮れに、パーソナリティの吉田安盛(よしだ あんせい)さんが急逝されました。

 それでも奥様の盛和子(もり かずこ)さん と 子息の吉田安敬(よしだ やすのり)さんが元気に「親子漫才」として番組を続けています。7月21日 放送の提供スポンサー数をカウントしてみると、なんと 14社。朝のニュース・話題 と 沖縄民謡リクエストを生放送で紡いでいく「安盛の暁でーびる」は、まさに日本一の人気ラジオ番組と言っても過言ではありません。

 また土曜・日曜午後生放送「民謡の花束」の「遊びでぃきらさ(遊びにきてよ)土曜日」を聴くと、粋な琉球民謡の新唄に出会いました。このブログの週間選曲リストでは、クラシックから民謡まで、その週にラジオ・テレビで流れた音楽から選曲します。その曲“Hurry up ハーリー”を、躊躇なくリストインさせたところ、驚くべきコンタクトがあったのです。

 なんと番組パーソナリティで、この曲のヴォーカルを担当している 当銘由亮(とうめ よしあき)さんが、ご自身のブログに、この週間選曲リストを紹介して頂いたのです。本当に ありがとう ございました。記事では、なぜ長野でもラジオ沖縄を聴けるのか? そして この週間選曲リストの仕組みを、大変不思議がられていました。この様な仕組みで 聴く事が出来ています(笑)。

 他局のお話も少々(笑)。RBCiラジオ(琉球放送)の平日午後 生放送の葉書・手紙だけによる民謡リクエスト番組「民謡で今日拝なびら(みんようで ちゅう うがなびら)」には ただ脱帽です。私の生まれた頃から放送が続いています。担当している上原直彦(うえはら なおひこ)さんは、日本でも数少ないプロデューサー兼任の「全権」パーソナリティなのです。

 上原直彦さんは、沖縄の民謡知識から 世界の話題まで、うちなーぐち で話し、年間で何千枚ものリクエスト葉書を紹介していきます。番組を一緒に担当している琉球演劇の大御所・八木政男(はちき まさお)さん と 北島角子(きたじま すみこ)さんの別れの挨拶「にふぇーでーびたん」(ありがとうございました)は、いつも哀感を帯びた優しさで満ちています。

 さらに土曜夜の生放送ワイド「今晩は!仲地昌京(なかち しょうきょう)です」も これまた脱帽。「今晩は~ 今晩は~」のサウンド ステッカーは、一度聴いたら忘れられません(笑)。仲地昌京 アナは、沖縄で最もベテランのカウントダウンDJだとの認識が 私にありました。1960年代に米国施政下の琉球放送で、洋楽のヒットチャートをオンエアーしていたのです。

 今では「ナツメロ・ディスク・ドライブ」として、日本の懐メロ中心ですが、たまにかかる洋楽にカウントダウンDJの片鱗を感じます。他にも在琉のジャズシンガー・古堅まゆみ(ふるげん まゆみ)さん と 狩俣倫太郎(かりまた りんたろう)アナが担当する日曜深夜の「ジャズを聴きたくて」も面白かったです。あの雑談タイム(笑)は、本当にジャズバーの雰囲気でした。

 沖縄のラジオ番組は生放送の場合、旬のメッセージと共にリクエスト曲を紡いでいく、シンプルな構成が ほとんどです。それ故に 長年安定して放送が続いています。パーソナリティの当銘由亮 さんが、私のブログを発見して すぐ取り上げた事でも解る通り、リスナーの反響に極めて鋭い感受性もあります。その感受性に、沖縄で根差しているラジオメディアの底力を感じるのです。


ブログ開始は 2003年です。

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