FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第608回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK BSプレミアム・ザ プレミアム「おそろし ~ 三島屋変調百物語」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [中村由利子]
  2. 第 2 位 ( △ )
    NBS フジ・ドラマ「すべてがFになる」劇中効果音楽 [川井憲次]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK BSプレミアム・プレミアムよるドラマ「タイムスパイラル」劇中効果音楽 [池頼広]
    ♪ 1位 1週、登場10週。
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    柴田淳「車窓」
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    SBC TBS・金曜ドラマ「Nのために」劇中効果音楽 [横山克]

 西アフリカから端を発した「エボラ出血熱」は、世界的大流行の懸念が止みません。このワクチン無きウイルス感染症は、犠牲者の予測が全世界で 140万人から 500万人と言われています。仮の話ですが いわゆる 指数関数的(幾何級数的)に感染者が増えれば、全世界で パンデミック(流行爆発)し、犠牲者は 億の単位まで達するとの恐るべき予測もあります。

 しかし、それは人類がエボラ出血熱に対して、無知のまま無策であった場合の想定です。全体の半数近い感染者を抱える西アフリカに位置するリベリアでは、懸命の治療で患者増加のペースに減速傾向が見え始めています。充分な対策を講じて油断がなければ、世界に広がってしまう指数関数的(幾何級数的)な患者・犠牲者の増加は、ブロック出来る可能性も出てきました。

 エボラ出血熱は、他の疾病と比較して重篤になる確率が圧倒的に高い危険な感染症ですが、新型インフルエンザの様に空気感染はせず、医療機関がエボラ出血熱患者に対して二次感染予防に最大限の対策を怠らなければ、全世界へのパンデミックは ある程度防げると理解しています。ただ世界各国の動きで気になったのは、米国・オバマ 大統領の危機管理に係る対応です。

 オバマ 米大統領は、10月28日に「医療従事者が感染流行国の最前線に行くことを妨げたくない」との理由で、医療従事者が帰国した後の強制隔離など、厳しい防疫対策を導入した 一部州の対応を批判したのです。現に西アフリカでエボラ出血熱の治療に携わって帰国した、米メーン州の女性看護師が、人権を盾に潜伏期間内の自宅での隔離を拒否する騒ぎが起きました。

 この女性看護師はサイクリングを強行し(笑)警察が追尾する事態も発生しています。はっきり言って慎重の上にも慎重なエボラ出血熱に対する対策が求められている今、別に監禁されている訳でもないのに、潜伏期間 21日程度の我慢が出来ず、人権や自由の名の元に行楽外出を強行する この女性看護師は、医療従事者としての資質が優れているとは とても思えません。

 また医療従事者帰国後の強制隔離など、厳しい防疫対策の導入を批判するオバマ 大統領にも、危機管理の面から甘さが目立ちます。感染流行国から帰国した医療従事者には、念には念をいれ社会的ポジションや生活を完全保障した上で、潜伏期間中は ゆっくり休んでもらうのが筋だと思うのです。医療従事者としての責務からも簡単に、その結論は導きだせます。

 5日に投開票された米国・中間選挙は、上院・下院共に共和党が勝利し、オバマ 大統領には任期残り 2年間 逆風が吹き荒れます。どうもオバマ 大統領の弱点は、教条的な自由主義の解釈です。リビア情勢への躊躇でイスラム国の台頭を招いたオバマ 大統領は、また妙な自由主義の解釈で、エボラ出血熱への根本的対策が後手になってしまうのではないのかと心配しています。


ブログ開始は 2003年です。

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