FM長野リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第864回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    城南海 ~ きずきみなみ“ONE”
    テレビ東京・金曜8時のドラマ「特命刑事 カクホの女2」主題歌

  2. 第 2 位 ( △ )
    CS AXN・外国テレビドラマ「刑事コジャック」前期シリーズ 劇中効果音楽[John Cacavas]

  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK BSプレミアム・プレミアムドラマ「盤上の向日葵」劇中効果音楽 [佐久間奏]
    ♪1位 4週、登場 7週。

  4. 第 4 位 ( ★ )
    テレビ東京・単発ドラマ「さすらい署長スペシャル」劇中効果音楽 [濱田貴司]
    ♪選曲 山本逸美のクレジット有。リスト対象は、21時32分から流れた劇伴佳曲。

  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    松任谷由実「深海の街」
    テレビ東京・報道番組「ワールド ビジネス サテライト」エンディング テーマ曲


 結論から言うと極めて難解です(笑)。この書籍だけでなく「大嘗祭」そのものが難解なのです。天皇陛下御即位の儀式の中で、最も重要な大嘗祭を理解しようと、民俗学者・折口信夫が著した「大嘗祭の本義」を読んだのですが、理解への作業を止めるべきだとの妙な結論に達してしまいました。皇位継承に伴う大嘗祭とは、理解を超越した最重要な宮中祭祀なのかも知れません。

 1930年(昭和5年)に発表された、折口信夫「大嘗祭の本義」は、戦後批判も多く集まりましたが、内容を否定できるほどではありませんでした。著作権保護年数が経過したため青空文庫に蔵しており、気軽にネットで読み始めたのですが、文語体のためか どうも難解です。現代語訳の書籍を入手し精読を試みても、やはり難解のままだった(笑)のが、読後の正直な感想です。

 理解出来なかったという結論を先に出しましたので(笑)大嘗祭の本義を読んで気づいた点だけを書いてみます。まず、大嘗祭の本義というタイトルです。講演の記録が主で、当初は 民俗学より見たる大嘗祭 という演題だったのですが、もっと深く論じようと、折口信夫が相当の覚悟で まとめた著述です。やはり 本書からの摘み食いをする様な批判とは、次元が異なります。

 次に大嘗祭を行う主基殿・悠紀殿を守備するため、衛門が配置されている事に驚きました。古式ゆかしく太刀 や 弓矢を持っていますが、これは兵士です。護衛隊を要する皇室儀式は、大嘗祭だけなのです。また幄舎には、三権の長を始め国家の中枢が招待され、外から見守っています。以前読んだ明治天皇紀には、大嘗祭に西郷隆盛が参議として幄舎で参列している記録がありました。

 基本的に大嘗祭は、天皇一世一度の新嘗祭なのですが、ここに折口信夫が唱えた「真床襲衾」(まことおふすま)という、とてつもない概念が現れます。新嘗祭では絶対有り得ない概念です。どういう意味か、ここでは書きません(笑)。ただ事実として平成の大嘗祭には、主基殿・悠紀殿に寝座が備え付けられており、この寝座の存在は、誰にも否定が出来ないのです。

 平成2年に宮内庁は、主基殿・悠紀殿に備え付けられた寝座に、天皇は儀式上一切触れないとの妙な見解(笑)を わざわざ発表しています。ただ大嘗祭が、午後 4時半から翌日午前 3時半までと、皇室儀式として極めて稀な深夜に行う事からも、この概念を完全否定する事は 難しいのです。また真床襲衾(真床覆衾)という語彙は、日本書紀の神代紀にも厳然と現れています。

 真床襲衾の本義について興味のある方は、ご自身でお調べになってください(笑)。14日から 15日にかけて、天皇陛下一世に一度だけ行われる大嘗祭は、皇室儀式の中でも秘儀中の秘儀に違いありません。折口信夫が民俗学を、演題 や 著作タイトルから外した事にも現れている通り、民俗学や歴史学の考察からは、超越した世界に大嘗祭は存在しているのです。


ブログ開始は 2003年です。

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