第1095回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
中島みゆき「新・地上の星」
NHK総合・ドキュメンタリー番組「新プロジェクトX ~ 挑戦者たち」主題歌
♪ 編曲は 瀬戸一三。 - 第 2 位 ( △ )
NHK総合・ドラマ10「燕は戻ってこない」劇中効果音楽 [Evan Call] - 第 3 位 ( ▽ )
米津玄師「さよーならまたいつか!」
NHK総合・連続テレビ小説「虎に翼」主題歌 - 第 4 位 ( ⇒ )
NHK総合・大河ドラマ「光る君へ」テーマ音楽 [冬野ユミ] - 第 5 位 ( ⇒ )
家入レオ「ワルツ」
abn ABC・連続ドラマ「ミス・ターゲット」主題歌
21年も週間選曲リストを毎週作成していると、その時 その時 に色々な傾向が出ます。洋楽が過半数を占める時もありますし、旧譜楽曲が占める勢いの時もあります。今週は、NHK関連のテーマ曲 と 劇伴が過半数を超えています。こういう時もあるのです。大河ドラマ「光る君へ」連続テレビ小説「虎に翼」両方とも意外に(笑)面白い作品だと思って視聴しています。
そのふたつのドラマに共通して気になる点がありました。テーマ音楽が流れるタイトルバックが見づらいのです。何が見づらいのか? 配役・スタッフのクレジットです。朝ドラ「虎に翼」は、タイトルバックの映像色彩に、配役・スタッフのクレジット文字が重なり合い判別が付きかねません。タイトルバック映像の白の部分に、白文字を重ねても読み取れる訳がないのです。
大河ドラマ「光る君へ」のタイトルバックでは、光の反射を演出したシーンに、同じく白色系の配役・スタッフのクレジット文字が重なる事があります。これまた読み取れる訳がありません。特に朝ドラ「虎に翼」の冒頭 2週ほどは、主役 と トメぐらいしか読み取れませんでした。案の定 視聴者からのクレームが続出したのか、最近の「虎に翼」は、文字に黒フチをつけています。
「虎に翼」「光る君へ」両方のタイトルバック制作スタッフに共通して言えるのは、ノンクレジットの映像だけしか視ずに制作をし、配役・スタッフのクレジットが流れるのを、全く考慮してなかったという点です。またプロデューサーなど上層部の事前チェックが入らなかった事も 容易に想像できます。ノンクレジットのタイトルバックだけで 最終決裁を出してしまったのです。
ドラマのタイトルバックの本義は データ放送です。ドラマのタイトルから演出者まで、エピソードの全配役 と スタッフを、文字データで視聴者に伝達するのが目的なのです。しいては その文字データから、著作権関係者を明確にする役割も果たします。データ放送の本義を忘れて、ノンクレジットの映像が全てだとタイトルバックを制作すれば、大きな欠落を生ずるのです。
「鎌倉殿の13人のスタッフクレジット」と題した記事にも書きましたが、どうもNHKの制作スタッフ上層部には、このタイトルバックの本質 と 必須要素が理解出来ていない様です。大河ドラマにしても 連続テレビ小説にしても、長年培ってきた放送文化を、タイトルバックから破壊していく事だけは、厳に慎むべきです。「光る君へ」の今後の展開に期待しています。
NHK大河ドラマ「光る君へ」12日 放送・第19回「放たれた矢」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 吉高由里子 ➝ △ 柄本佑 ➝ 黒木華➝ 吉田羊 ➝ 高畑充希 ➝ 三浦翔平 ➝ 町田啓太 ➝ 渡辺大知 ➝ 竜星涼 / △ 塩野瑛久 ➝ 上地雄輔 ➝ 本郷奏多 ➝ ファーストサマーウイカ ➝ 秋山竜次 ➝ △ 石野真子 / ◎ 岸谷五朗 】
ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印 △ ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。