FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第324回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Raphael Saadiq “100 Yard Dash”
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    宮本笑里 “Fantasy for Violin and Orchestra”
  4. 第 4 位 ( ★ )
    阪井あゆみ「横顔」
    NBS KTV・ドラマ「白い春」主題歌
    ♪ 和声が整っている佳曲。予告の裏で流れているのが残念です。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NBS フジ・木曜劇場“BOSS”劇中効果音楽 [澤野弘之・和田貴史・林ゆうき]

 テレビのベストテン番組と言えば、やはり名実共にTBSテレビの「ザ・ベストテン」が まず挙げられます。諸説ありますが 4部門集計で総合順位を決定する手法は、QR文化放送の「全国歌謡ベストテン」。そして毎週 70位近くまで総合順位を深く算出する手法は、福岡・RKB毎日放送の「RKBベスト歌謡50」。この 2番組がモデルだと、私は 推測しています。

 しかし「パタパタ」(笑)の出自が解りません。独特な「得点」表示は どこにも類例がなく、当時用いられた反転フラップ式の空港発着案内盤にヒントを得た独創だと、ずっと思っていました。ところが、どうも違っていた様です。テレビ朝日では、1月30日から 2月 8日まで放送した、開局50周年記念「50時間テレビ」で流れたVTRに、驚くべき示唆があったのです。

 8日 放送の 50時間テレビ「超大ヒット人気番組ぜ~んぶ見せます!スペシャル」では、あの「ベスト30歌謡曲」も取り上げられており、その特番を視て驚きました。ベスト30歌謡曲 に、パタパタがあったのです。ベスト30歌謡曲 は、歌謡曲ヒットチャート番組の老舗です。既に私が小学生の頃には既に、愛川欽也・五十嵐淳子の司会コンビで放送されていました。

 とにかく大きなスタジオに、1位から 30位までのランキングボードが ぐるっと囲み、順位発表の際 その曲のボードを回転させる仕組みです。ベスト30にランキングされた上位歌手が、必ず出演する訳ではありません。その点 ベストテン歌手に必ず出演交渉して、出来る限り曲を紹介する「ザ・ベストテン」のほうが、ベスト30歌謡曲より優れているのも確かです。

 ところが ベスト30歌謡曲の回転式順位ボードの1番下に得点表示、つまりパタパタがあったのです。私は すっかり忘れていました。5桁のパタパタで通常 4桁の得点が表示していました。ベスト30歌謡曲(1972年放送開始)は「ザ・ベストテン」(1978年放送開始)より先に生まれました。となると あの「得点」パタパタは、ベスト30歌謡曲 が源流となります。

 ちなみに このベスト30歌謡曲の 30曲という単位は、総合 30位まで発表していたQR「全国歌謡ベストテン」(1962年開始)と やはり全く同じです。そして ベスト30歌謡曲 の得点集計に、ベスト30歌謡曲選考委員会 という謎の要素が加味されていたのも、これまたQR 全国歌謡ベストテン の第4資料「ベストテン選定委員会の集計結果」と類似しています。

 順位の公正さでも、ザ・ベストテン を抜き去る事は出来ないと思われます。ですが パタパタ は、ベスト30歌謡曲に前から存在していました。現在 テレビ東京で放送中の「出没!アド街ック天国」が 30位から紹介していくのは、愛川欽也 氏の ベスト30歌謡曲 に対する思い入れとも映ります。「ベスト30歌謡曲」の巨大ランキングボードは、間違いなく独創だったのです。


ブログ開始は 2003年です。

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