FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第479回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK BS1・ドキュメンタリー番組「アスリートの魂」テーマ音楽 [林ゆうき]
  2. 第 2 位 ( △ )
    abn テレ朝・ドラマ「Answer ~ 警視庁検証捜査官」劇中効果音楽 [横山克]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「平清盛」テーマ音楽 [吉松隆]
  4. 第 4 位 ( △ )
    平原綾香 “NOT A LOVE SONG”
    abn テレ朝・木曜ミステリー「新・おみやさん」主題歌
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    絢香 “The beginning”
    横浜ゴム テレビCMソング
    ♪ 1位 2週、登場 7週。

 やっと視る事が出来ました。25年ぶりです。CS 時代劇専門チャンネルでは、NHK大河ドラマの最高傑作『独眼竜政宗』(1987年 1月 ~ 12月・全50回 本放送)を、現在放送しています。主演の伊達政宗 役に、渡辺謙を大抜擢した この大河ドラマは、豊臣秀吉 役に 勝新太郎を配役。大河ドラマ史上最高となる年間平均視聴率 39・7%を記録しています。

 徳川家康:津川雅彦、父・伊達輝宗:北大路欣也、母・お東の方:岩下志麻、伊達成実:三浦友和、片倉景綱:西郷輝彦、鬼庭左月:いかりや長介、最上義光:原田芳雄、そして大内定綱:寺田農。この大内定綱が まず印象的で、2度も若き日の政宗に謀反を起こしますが、頭を丸めて降参し、懐の広い政宗の寛恕を受け、その後は 伊達家の忠臣として仕えます。

 父輝宗が畠山義継(石田太郎)に捕えられ、苦渋の中で銃撃を決断するシーンや、蒲生氏郷(寺泉憲)石田三成(奥田瑛二)によって露見した 秀吉への造反工作の審問の場で、政宗が証拠書類の花押に、鶺鴒の眼(まなこ)の有無を論じ、正面突破を謀ったシーンなど 名場面が多くあります。中でも圧巻だったのは、小田原帰順の際、政宗 と 秀吉が初めて対面するシーンです。

 秀吉 役の勝新太郎は、渡辺謙との事前打ち合わせ や リハーサルを全て断り、この石垣山のシーン本番撮影で、俳優としての初対面をするという信じられない要求を出しました。伊達政宗 と 豊臣秀吉の歴史上の初対面を、俳優・渡辺謙 と 勝新太郎の初対面に合致させようとしたのです。渡辺謙は、あらゆるアドリブを想定して準備し、この一発本番に臨んだそうです。

 この石垣山のシーンは、第23回「小田原へ」で対面した瞬間に、次回へ続く(笑)となり、第24回「天下人」の冒頭で対面シーンの続きが展開します。その第23回「小田原へ」のラストで、勝新太郎が演ずる豊臣秀吉が登場した時の迫力は 例え様もなく、私は 本放送当時 何十回も録画で このシーンを視て、翌週の第24回「天下人」の本放送を待ちわびていました。

 この帰参シーンには、勝新太郎の陪席として、津川雅彦、林与一、大木実、湯浅実、唐沢民賢、石橋雅史らの豊臣家重臣が登場し、実に幅広いキャスティングを視る事が出来ます。大河ドラマの「秀吉」役で最も迫力があったのは勝新太郎であり、そして この小田原帰順・石垣山対面のシーンが、NHK大河ドラマ史上最高の名場面だと、私は 未だに信じています。

 音楽は 池辺晋一郎が担当。テーマ音楽は、電子楽器「オンド・マルトノ」を使用し、タイトルバックの進行へ曲調を合わせる編曲の はしりというべき作品です。特に演技の動きに合わせた劇伴音楽が とても上手く、その後の大河ドラマに影響を与えていきます。池辺晋一郎は、この後の大河ドラマでも、ジェームス三木 脚本の作品に、劇伴のコンビを組む事となります。

 この「独眼竜政宗」は、録画テープ紛失の状態で、今回 主要エピソードをデジタル録画出来ました。ただ時代劇専門チャンネルの放送では、残念ながら 導入パートがカットされていました。また後半に「政宗の一日」を紹介する回があり視たかったのですが、どうも視損なってしまった様です。いつの日かNHKで 全話放送される時、もう一度視たいと念願しています。


(追記) 2014年 4月から 1年間に渡り、NHK BSプレミアムで「独眼竜政宗」の全話放送があり、2015年 3月14日に「政宗の一日」を紹介するエピソードが流れました。第49回「母恋い」冒頭約 10分ほどのパートで、視聴・録画する事が出来ました。


ブログ開始は 2003年です。

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