FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第597回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    竹内まりや「深秋」
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」劇中効果音楽 [服部隆之]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「ペテロの葬列」劇中効果音楽 [横山克]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    JUJU「ラストシーン」
    NHK総合・ドラマ10「聖女」主題歌
    ♪ ドラマ「ギルティ」主題歌と 旋律パターンは類似していますが佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・連続テレビ小説「花子とアン」劇中効果音楽 [梶浦由記]

 お盆が過ぎても 暑い日が続いています。私のお盆休みは、連続 6日間 取れましたが、歯の詰め物が取れてしまったのと(笑)エアコンからポタポタ水滴が落ち始め、その対策に追われた 6日間でした。ちなみにエアコンのほうは、ドレンホース(排水ホース)の詰まりが原因で、それを取り除いたら簡単に水漏れは 止まりました。この暑さで、エアコンを酷使していた様です。

 昨年 最高気温極値を出した高知県 四万十市 江川崎では、この日本記録を守り抜こうと(笑)地元の四万十市 商工会が、江川崎の直売所にアメダスの大型モニターを設置。ライバルの(笑)岐阜県 多治見市 と 埼玉県 熊谷市の最高気温を 10分おきにライブ表示し、監視体制を引いていました(笑)。しかし、この夏の最高気温推移からも、昨年ほどの猛暑ではありません。

 今週の週間選曲リストでは、NHK総合で現在放送されている土曜ドラマ「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」主題歌 と 劇伴音楽が 1位・2位を占めました。週間選曲リストで 1位・2位を同一ドラマで占めたのは、2011年の「科捜研の女」以来 3回目となります。「芙蓉の人 ~ 富士山頂の妻」は、テレビドラマとして極めて稀な、高地気象観測をテーマとしたストーリーです。

 「芙蓉の人」は、事実に即した山岳小説で、新田次郎の名作です。草創期の天気予報の精度を上げるためには、富士山頂での冬季気象観測が不可欠だと考えた民間気象学者・野中到が、自費で富士山頂に観測所を建設。生命を賭して 1892年(明治25年)に、1日 12回の山頂越冬観測を決行。その夫と 行動を共にした千代子夫人の心情を、感動的に描いています。

 原作者である作家・新田次郎は、気象庁 観測部 測器課長として 1964年(昭和39年)に竣工した富士山レーダーの建設を指揮し、作家として描いた野中 夫妻の富士山頂 気象観測の想いを大きく結実させた人物です。「芙蓉の人」は、1982年にNHK少年ドラマシリーズとして、野中到:滝田栄、野中千代子:藤真利子で放送されており、私は 本放送を視聴しています。

 その時に視た、水銀気圧計による気圧観測不能のエピソード と シーンが未だに忘れられません。私は、気圧計という気象観測器具が大好きで、我が家には 円形のアネロイド式気圧計が 2台あります。気温や設置場所の高度などで常時補正の必要がある水銀気圧計は、富士山頂であるが故に 水銀柱が下がり過ぎ(460ミリメートル)計測不能になってしまったのです。

 過去、ヴァイオリニストの 鰐淵晴子や、フルート奏者の 神崎愛が、女優として名を成し、映画・テレビドラマで活躍しました。ただ松下奈緒の場合、どうしてもピアニスト・音楽家のイメージが消え去りません。女優としてではなく、これだけドラマで演技が出来るピアニストに成長したのは、日本の音楽史上初ではないかと考えてしまいます。本業は、どちらなのでしょうか?

 16日の第3回放送で、松下奈緒 演じる野中千代子が 冬の富士山を登りつめた時、山頂に望む野中観測所の遠景は、激しく回転する風速計と共に大変美しかったです。気象観測施設は、風景に溶け込みます。「芙蓉の人」のドラマ と 小説は、野中到・野中千代子 そして 新田次郎が、富士山頂 気象観測へ注ぎ込んだ情熱 と エネルギーに裏打ちされている深遠な物語です。


ブログ開始は 2003年です。

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