FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第664回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    城南海 ~ きずきみなみ「月と月」
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング曲
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・NHKスペシャル「新・映像の世紀」テーマ音楽 [加古隆]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・木曜時代劇「ぼんくら2」エンディング テーマ曲 [沢田完]
    ♪ 1位 3週、登場 6週。
  4. 第 4 位 ( ★ )
    MISIA「オルフェンズの涙」
    SBC MBS・アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」エンディング テーマ
    ♪ 旋律は類例のあるジャジーですが、ストリングスとヴォーカルの和声に工夫がある佳曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    Adele “Hello”
    ♪ ブルー・アイド・ソウルの和声から よりジャジーになっている佳曲。

 ビデオリサーチ社が発表している最近のテレビ視聴率調査は、とうとう限界値を叩き出し始めました。特にフジテレビの番組に現れており、芸能プロダクションの力関係だけで未熟な俳優を多用した事もあって、プライムタイムの一部ドラマでは、遂に 2%台の数字が出現しています。フジテレビは、シニア視聴層を軽視した致命的な読み違いが 結果となってしまいました。

 消費性向が低いと たかをくくっていたシニア層は、民放BS局の活況を演出しており、裏目に出た地上波テレビ局の苦悩は 水面下で深刻な状態です。大きく振れなくなってしまい、微差ばかりの視聴率・聴取率調査自体にも、限界が見えており、今後は 放送終了後に即答してくるネットでの番組の評判が、ラジオ・テレビメディアの重要な指標になってくる気がします。

 そんな中で今期の新作ドラマでは、やはり テレビ東京・金曜8時のドラマ「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」が抜きに出ています。最初キャスティングを聞いて驚きました。映画 22作を通じてハマちゃん こと浜崎伝助 役を勤めた西田敏行が、スーさん こと鈴木一之助 役にスライドし、新しいハマちゃんに 濱田岳を抜擢したのです。鮮明な主役交代を果たしました。

 濱田岳は、1998年夏のTBSドラマ「ひとりぼっちの君に」の日比野雄大 役で子役デビューしています。この「ひとりぼっちの君に」は、主役の国松新太郎 役がダウンタウンの浜田雅功。加えて 永作博美、純名理沙、蟹江敬三、加賀まりこ が客演した全 12回のシリーズで、テーマ曲・Fayray「太陽のグラヴィティー」が流れるタイトルバックが秀逸でした。

 24時間営業のコンビニ店が舞台となり、ドラマが進行していっても時系列の流れは、ある夏の日々で停止しているかの様な不思議なドラマでした。その「ひとりぼっちの君に」で、濱田岳は 天才子役として強烈な印象を残しています。俳優業を休む時期もありましたが、2年前の大河ドラマ「軍師官兵衛」の栗山善助 役で通年出演。そこから一気にドラマ出演が増えました。

 その濱田岳は、釣りバカ日誌の 2代目ハマちゃんに主役としてキャスティングされています。そして西田敏行のスーさんには、初回放送から驚くほど違和感がありませんでした。それもそのはずです。豊臣秀吉・徳川家康・徳川吉宗・西郷隆盛と、この国のトップ人事を演じ、見事にこなしてきたのですから、鈴木建設社長になっても違和感がないのは道理です(笑)。

 国民俳優・西田敏行は、ここでも実に懐の深い演技力を遺憾なく発揮しています。濱田岳・西田敏行の新コンビは、初回から練り上がっていました。ドラマの筋も 2015年の現代を起点に、釣りバカ日誌の急所だった、ハマちゃんの釣りの弟子が会社の社長という公然の秘密が、少しずつバレていく水戸黄門的要素(笑)を、上手く各エピソードへ盛り込んでいます。

 吹越満・きたろう・小野了・名高達郎・猪野学・伊武雅刀・広瀬アリス・榊原郁恵・市毛良枝と、枠を支える俳優陣に隙がありません。好評な金曜8時のドラマ「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」。テレビドラマ シリーズの続編を超えて、濱田岳・西田敏行コンビで映画版を 1本制作してみては? と、ドラマを視ながら思ったのは、きっと私だけではないはずです。


ブログ開始は 2003年です。

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