FM長野リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第758回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    JUJU「いいわけ」
    NHK総合・ドラマ10「この声をきみに」主題歌

  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    狩野泰一&宮本貴奈「音紬ぎ」
    NHK Eテレ・古典芸能番組「日本の話芸」テーマ音楽

  3. 第 3 位 ( △ )
    NHK総合・ドラマ10「この声をきみに」劇中効果音楽[fox capture plan]

  4. 第 4 位 ( ▽ )
    BS Dlife・外国テレビドラマ「NCIS ~ ネイビー犯罪捜査班」テーマ音楽 [Maurice Jackson]

  5. 第 5 位 ( ★ )
    Maika Loubté“THE CHOYA 2017”
    CHOYA 成熟篇 テレビCM音楽
    ♪曲目不詳。洗練された調性を有する僅か15秒間のオンヴォーカル インストゥルメンタル。→ その後 曲目追記済。


 5日に スウェーデン・アカデミーは、今年のノーベル文学賞を、カズオ・イシグロ 氏に授与すると発表しました。カズオ・イシグロ 氏は、ご両親が共に日本人で、長崎県長崎市生まれの日系英国人です。NHKは、5日 午後8時04分に「ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏 日系イギリス人のベストセラー作家」とニュース速報を打ちました。

 ところが、その後 1時間ほど各局ともに全く報道がありませんでした。あまり当たらない(笑)ノーベル賞の事前取材でも、やはり全くのノーマークで、報道資料集めに時間がかかったのだと思われます(笑)。20時から始まったBSフジLIVE プライムニュースでも、生出演した安倍 首相とのディベートを淡々と伝えていました。

 ノーベル文学賞に関しては、とある国内著名作家のファンが、毎年発表の時期にイベントを催し、落選を噛みしめています(笑)。ノーベル賞は、そんなイベントでの劇的効果を期待できるほど、甘い国際アワードではありません。特に文学賞は、受賞者の居住国や出身国のバランスが重視され、特筆できる理由がない限り、日本関係作家の受賞は、ここ数年 難しいと思われます。

 昨年のノーベル文学賞受賞者は、受賞者として値するのか疑問が沸くほど、人としての礼儀や社会性から かけ離れた対応をし、ノーベル委員会が右往左往しました(笑)。選考し授賞を決定した委員の資質さえ問われかねない顛末に、秘密のベールに包まれた選考審査過程でも議論になった事は間違いなく、ノーベル委員会は懲りたのだと思います。

 今年の受賞者カズオ・イシグロ 氏には、授賞連絡の際に、まず授賞式には出席されるのかどうか尋ねてきたのだそうです。その問い合わせに対して「他の予定はキャンセルして出席する」と即答しています。ユーモアがあり心底でペーソスの効いた応対をしたカズオ・イシグロ 氏こそ、真のノーベル文学賞 受賞者です。ノーベル委員会は、きっと素直に安堵した事でしよう(笑)。

 カズオ・イシグロ 氏の「日の名残り」を、ハヤカワ文庫で読んだことがあります。同じ英国の作家スーザンクーパーの「コーンウォールの聖杯」が好きで、図書館でもう一度借りたいと探していた時に 日の名残り の存在を知りました。日の名残り は、今で言えば ダウントン・アビー的な執事の世界が舞台で、英国貴族階層の名誉感情 と 斜陽の日々が描かれています。

 図書館経由の通読だけなので所有しておらず、受賞決定後 慌てて注文しようとしましたが、既に在庫切れ入荷待ちの状況でした。電子書籍なら入手可能ですが、このブログでも書きました通り、やはり紙の本(笑)でないと と言った感じです。出版の早川書房では、老社長が記者会見し、いかに著者が誠実な人柄なのか、エピソードを挙げて力説していました。

  そして日本に感謝したいとのカズオ・イシグロ 氏本人の言に、あの 日の名残り に描かれた歴史に翻弄されても貫こうとする、大英帝国の貴族階層を支える独特な世界観に、実は日本的な優しい達観も貫いていると気づきました。コーンウォールの聖杯 の隣に 日の名残り を早く揃えてみたいです。ノーベル文学賞、本当に おめでとう ございます。


ブログ開始は 2003年です。

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