FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第851回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    Survive Said The Prophet “Right and Left”
    Honda テレビCMソング
  2. 第 2 位 ( △ )
    にゃんぞぬデシ「勘違い心拍数」
    テレビ東京・ドラマ24「Iターン」オープニング テーマ
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「雲霧仁左衛門」テーマ音楽 [遠藤浩二]
    ♪ 2020年 5月に再登場しています。
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    Qyoto「花時雨」
    カンテレ・ドラマ「時空探偵おゆう 大江戸科学捜査」主題歌
  5. 第 5 位 ( ★ )
    Liam Gallagher “Shockwave”
    ♪ オアシスな旋律が随所に聴き取れるストレートロック佳曲。

 参院選 投開票日の前日、私は 加入しているCATVから、CS TBS NEWS(旧 ニュースバード)で延々生中継されていた、宮迫博之・田村亮 の記者会見を視ていました。反社会的団体が絡む闇営業謝罪かと思いきや、所属していた吉本興業からのパワハラ告白と化し、なにかサスペンスドラマでの記者会見シーンを視ているかの様な、妙に演劇的な印象を受けました。

 22日に開かれた吉本興業 岡本昭彦 社長の記者会見も視ましたが、宮迫・田村記者会見と全く真逆な、先生に怒られた児童のシドロモドロな言い訳の様で(笑)これが一流企業トップの記者会見かと目を疑う、実に素人臭い内容でした。岡本 社長は、ダウンタウンのマネージャ時代に何度もテレビで視ていますが、あの頃のほうがメリハリはあったと思います(笑)。

 1990年代頃まで 吉本興業は、芸能プロダクションで唯一の東証1部上場企業でした。それが2009年に突然 上場を廃止しています。現在東証1部上場している芸能プロダクションは、アミューズ と エイベックスの2社だけです。そして公正取引委員会から注意を受けたジャニーズ事務所も、芸能界へ強い影響力を行使する企業規模の割には、株式公開の道を一切採りません。

 吉本興業にしても、ジャニーズ事務所にしても、タレント養成のシステムには 共通項があります。NSC(吉本総合芸能学園)卒業生として、そしてジャニーズ ジュニアとして、多くのタレント候補を支配下で維持し、その中から少数を抜擢していくのです。ピラミッドの裾野を大きく広げていかないと、常に新しい人気タレントを供給していく事は 困難になります。

 それ故に多数のピラミッドの裾野へギャランティを、湯水の如く支払ってしまう事になれば、経営を揺るがす巨大な人件費を要してしまうのです。吉本興業の様に、契約を口約束だけにして、信じられないほど少額のギャラしか支払わず、ジャニーズ ジュニアもゼロを含む完全歩合制なのは、こう言った理由があるからです。しかし このシステムには 問題点が多すぎます。

 コンプライアンスが厳格に問われる有名企業である 吉本興業で、全所属タレントと契約書を交わさず、単に口頭で結ぶ諾成契約が横行していたとは、いくら前述のシステムを維持する目的とは言え、ブラック企業の烙印を押されても異議は挟めないはずです。そしてブラック企業は、核心の問題になっている反社会的団体の素地に変質し得るのです。この素地の温存は、許されません。

 吉本興業内では、大崎-岡本体制に反旗を翻したタレントも散見しますが、例えば 浜田雅功、西川きよし、そして中田カウス 師匠(笑)あたりが、まるで黙秘権の行使の様に発言をしないのにも深い意味がある様です。吉本興業と、公取委から前代未聞の注意を受けたジャニーズ事務所 は、このままのシステムに固執すれば、盛衰に係わる事態に発展する可能性があります。


ブログ開始は 2003年です。

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