FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第968回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    遥海「声」
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女 21」主題歌
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK BSプレミアム・外国テレビドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」テーマ音楽 [Patrick Gowers]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    AI「アルデバラン」
    NHK総合・連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」主題歌
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    Billie Eilish “No Time To Die”
  5. 第 5 位 ( ★ )
    Alicia Keys “Best Of Me(Originals)”
    ♪ 素直な聴覚に従うとリズム&ブルースの典型と言える佳曲。

 NHK大河ドラマ「青天を衝け」で、考証ミスと言える事件がありました。7日 本放送の第34回「栄一と伝説の商人」北大路欣也の徳川家康解説シーンで、掲げた 4国の国旗の内、オランダ、ロシア、英国の国旗を上下逆さまにして撮影し、放映してしまったのです。国旗を考証する専門家がいたのにも係わらず、事前のチェックを通さなかったのが原因でした。

 オランダ・ロシア・イギリスの国旗は、上下がほぼ対称のデザイン。しかもオランダ・ロシアの国旗は 三色旗と、確かに間違いを誘発しやすい国旗です。問題なのは、国旗を考証する専門家が委嘱されていたのに、その専門家による事前の映像チェックをスルーした点です。この事件を知って、やっぱりかと「青天を衝け」制作スタッフの凡庸さを、再確認(笑)した次第です。

 放送開始時のこのブログで、青天を衝けのテーマ音楽に関して、制作者でなく、劇伴のイメージを要求し決定するNHKスタッフの音楽和声感が、ゼロに近いと酷評しています(笑)。さらにそのテーマ音楽と共に、タイトルバックで発表される出演俳優のクレジット順序(クレ順)が、毎回大混乱している事実は、制作スタッフの認識の甘さを如実に物語っているのです。

 第28回「篤太夫と八百万(やおよろず)の神」では、トメGがなんと 10名で、トメが 大倉孝二。大抜擢されたと思いきや、翌週からクレ順が、あっちにいったり、こっちにいったり(笑)しまいにはトメGから外れてしまう始末です。この原因は、単純明快。国旗事件と同様に、大河ドラマ クレ順の伝統 と 重要性を、制作スタッフが全く軽視していたに他なりません。

 芸歴の浅い俳優を、軽い気持ちでトメGに混入し、ベテラン俳優の芸プロあたりからクレームが来て、収拾がつかなくなり、毎回トメGやクレ順全体を混乱させ、クレ順の権威性を消していこうと意図したと思われます。そうならば、これは放送文化の破壊行為です。制作スタッフは、放送文化として過去の大河ドラマから学ぶ努力を、事前に一切していなかったと推察されます。

 なにか長期放送の土曜時代ドラマ(笑)でも制作する様な軽い気持ちだったのかも知れませんが、大河ドラマは 甘くありません。クレ順混乱 と 収拾目的の破壊願望は、事前チェックを軽視しスルーした、今回の国旗事件でも象徴的に現れています。次の大河「鎌倉殿の13人」は まだなのでしょうか? 改悛した(笑)「青天を衝け」最終回までの展開に期待しています。

 NHK大河ドラマ「青天を衝け」14日 放送・第35回「栄一、もてなす」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 吉沢亮 ➝ 高良健吾 ➝ 橋本愛 ➝ 成海璃子 / △ 山崎育三郎 ➝ 犬飼貴丈 ➝ 愛希れいか / △ 大倉孝二 ➝ 山内圭哉 ➝ 岡部たかし ➝ 朝倉あき ➝ 安井順平 / △ 忍成修吾 ➝ △ 福士誠治 ➝ ◎ 中村芝翫 】

 ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印  △  ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。


ブログ開始は 2003年です。

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