FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第110回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    ABN テレ朝・ドラマ「相棒」テーマ音楽 [池頼広]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「義経」テーマ音楽 [岩代太郎]
  3. 第 3 位 ( △ )
    ABN テレ朝・月曜時代劇「八丁堀の七人」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [栗山和樹]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    中島美嘉「蜘蛛の糸」
    Kanebo化粧品 テレビCMソング
    ♪ 繊細な歌唱の本質を言い切ったタイトルと、ダークですがCMにマッチした佳曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    滴草由実「花篝り ~ はなかがり」
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
    ♪ 劇伴を重く用いるテレ朝・東映系ドラマ枠に似合う佳曲。

 8日に 最新作が放送されたNBS長野放送(フジ系)「鬼平犯科帳」(1989年 7月 ~ 2005年 2月・現在まで 139回 本放送)を、整理済のテレビ番組録画テープから、久々に視てみました。平成では、最大 かつ 最高の時代劇シリーズです。徳川幕府の特別警察「火付盗賊改」の長官、鬼平と恐れられた長谷川平蔵の活躍を、江戸の風情と共に描きだしています。

 原作は 池波正太郎。原作者が残したエピソードを丁寧に制作する姿勢からは「鬼平」人気の源泉を見る思いがするのです。主役・長谷川平蔵は、父の代を継ぐ鬼平役者である 中村吉右衛門が演じています。山下毅雄が神域に達するテーマ音楽を制作した「鬼平犯科帳‘69‘71」では、平蔵の嫡男である 長谷川辰蔵 を演じ、実父・松本白鸚が演じる鬼平を近くで視てきました。

 そして鉄壁のレギュラー陣には、妻の久栄:多岐川裕美、佐嶋忠助:高橋悦史、おまさ:梶芽衣子。相模の彦十:江戸家猫八、小林金弥:中村歌昇、天野甚造:御木本伸介、大滝の五郎蔵:綿引勝彦、小房の粂八:蟹江敬三、伊佐次:三浦浩一、酒井祐助:勝野洋、木村忠吾:尾美としのり、三次郎:藤巻潤、村松忠之進:沼田爆、そして沢田小平次:真田健一郎を配しています。

 エピソード ラストの決定的な場面から、ギター・インストルゥメンタルのエンドテーマ音楽である、ジプシーキングス「インスピレイション」が流れ出し、江戸の四季の映像と共に、レギュラー と ゲストを左右に分割表示した独特のクレジット(配役発表)序列が整然と紹介されていく、その「鬼平犯科帳」タイトルバックは、我が国時代劇史上 最高の美しさです。

 洋楽である ジプシーキングス「インスピレイション」をエンドテーマに選曲した、鬼平犯科帳の初期スタッフは、天才的な放送人だと思います。特に、火野正平 演ずる密偵が、過去のしがらみから逃れられず、身を捨てる事で平蔵への恩義に報いる第9シリーズ第2話「一寸の虫」。そのエピソード ラストで「インスピレイション」の流れだすタイミングは、まさに神業です。

 また老盗賊が営む芋酒屋へ、偶然 客としてやってきた平蔵の度量に惚れ込み、平蔵 絶体絶命の危難を救う第1シリーズ第9話「兇賊」では、米倉斎加年が その老盗賊・鷺原の九平を演じました。一人働きの老盗賊が冒頭故郷に帰る設定や、平蔵に今までの罪科を目溢ししてもらう結末など、このエピソードを とても気にいっており、録画テープは 大切に所有しています。

 そして梅干し好き(笑)の老盗賊・平野屋源助に 坂上二郎、その手下・茂兵衛は 木村元。足を洗ったはずの盗賊稼業が抜け切れず、遂に通りを挟んだ向かいの白粉屋まで なんと地下トンネル(笑)を掘ってしまう第8シリーズ第3話「穴」。など など、他にも多数の録画テープを保存しています。名作「鬼平犯科帳」の録画は、これからも大事に保存していくつもりです。


(追記) 紹介した第1シリーズ第9話「兇賊」第8シリーズ第3話「穴」第9シリーズ第2話「一寸の虫」の録画はデジタル化し、MPEGファイルで保存を続けています。

(追記) 週間放送視聴日記(2011年 9月30日)に、中西龍・仁内建之・能村太郎 さん を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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