FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第449回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    GANET CROW “Misty Mystery”
    TSB YTV・アニメ「名探偵コナン」オープニング テーマ
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・ドラマ10「ラストマネー ~ 愛の値段」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  3. 第 3 位 ( ★ )
    ジプシーキングス「インスピレーション」
    NBS フジ・金曜プレステージ「鬼平犯科帳スペシャル」エンディング テーマ
    ♪ 絶対欠かす事が出来ないエンド タイトルバックを彩る秀逸曲。洋楽ですが、例外で曲目等を原語表記していません。
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    尾崎亜美「愛のはじまり」
    NHKラジオ第1放送「ラジオ深夜便」深夜便のうた
  5. 第 5 位 ( ☆ )
    都竹宏樹「青いバス」
    NHK総合・紀行番組「のんびり ゆったり 路線バスの旅」テーマソング

 42年間続いていた SBC(TBS)ナショナル劇場「水戸黄門」が、打ち切りと発表になりました。「水戸黄門」に関しては、長年にわたって高視聴率をマークしていましたが、最近では 月曜夜の本放送より、平日夕方の再放送の視聴率が高いという逆転現象もあり、制作能力の低下も指摘されていました。引き潮の様に、地上波時代劇からの制作撤退が相次いでいます。

 そんな地上波時代劇が衰退する流れの中、30日に NBS(フジ)金曜プレステージ枠で「鬼平犯科帳スペシャル ~ 盗賊婚礼」が放送されました。鬼平犯科帳スペシャルは 好評で、2010年 6月18日に放送された「高萩の捨五郎」の視聴率が 13・9% 。2011年 4月15日 放送された「一寸の虫」は 14・3%と、高い数字をマークし続けています。

 原作者である故・池波正太郎 氏の強い指示により、オリジナルに基づかない制作をせず、既にレギュラー放送された 139本で原作は ほぼ使い切り、現在リメイクでスペシャルが制作されています。平成最高の時代劇との声もある「鬼平犯科帳」も歳月を重ね、主役の中村吉右衛門が、遂に歌舞伎俳優として人間国宝(重要無形文化財保持者)の地位まで昇りつめました。

 味のある老密偵である相模の彦十 役は、三代目 江戸家猫八 氏から 長門裕之 氏へバトン タッチしましたが、両名とも お亡くなりになりました。江戸家猫八 氏の相模の彦十こそ、まさにハマリ役でした。また初代ナレーターの中西龍 元NHKアナウンサーは、鬼平ナレーション担当中に大病を患い、第6シリーズ辺りで、弱々しい声になってしまったのが大変残念でした。

 歴代NHKアナウンサーの中で、最も技量が優れたアナウンサーを 5人挙げるとすれば、和田信賢・宮田輝・高橋圭三・青木一雄そして中西龍です。中西龍 アナの独特の抑揚とリズムによる朗読能力は、NHKアナウンサー随一でした。特に長年担当されたNHKラジオ第1放送「ひるのいこい」や「にっぽんのメロディー」は、ラジオ番組として絶品の味わいがありました。

 とりわけ勤務シフトから担当されたラジオ第2放送「気象通報」が圧巻で、無機質とも言える気象データの読み上げに、まるで観測地点の風景が飛び出してくる様な世界観を、ラジオのスピーカーから醸し出していました。中西龍 元アナが 亡くなられた後に担当されたのが、名声優の仁内建之 氏でしたが、第7 ~ 8シリーズを担当しただけで逝去が続いてしまったのです。

 フジテレビの鬼平犯科帳シリーズは、23年続いています。この間 一貫してプロデュースしてきたのが 能村庸一 氏です。フジテレビの時代劇プロデューサーとして、同局の時代劇を数多く企画・制作してきました。鬼平犯科帳シリーズでも、ジプシーキングス「インスピレーション」が流れるスタッフ クレジットの冒頭に、プロデューサーや企画者として紹介され続けています。

 実は 能村庸一 氏は、フジテレビへアナウンサーとして入局しています。そして仁内建之 氏の後を継ぎ、三代目ナレーターを勤めているのが、その能村庸一 氏です。プロデューサー自らナレーションを勤めるドラマは、テレビ史上初めての事だと思います。現在 鬼平犯科帳でナレーションを担当している 能村太郎 氏とは、プロデューサーである 能村庸一 氏ご本人なのです。


ブログ開始は 2003年です。

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