第448回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
GANET CROW “Misty Mystery”
TSB YTV・アニメ「名探偵コナン」オープニング テーマ - 第 2 位 ( △ )
尾崎亜美「愛のはじまり」
NHKラジオ第1放送「ラジオ深夜便」深夜便のうた - 第 3 位 ( ▽ )
abn テレ朝・ドラマ「新・警視庁捜査一課9係」劇中効果音楽 [吉川清之]
♪ 2012年 7月に再登場しています。 - 第 4 位 ( ☆ )
CS 時代劇専門チャンネル・時代劇「鬼平犯科帳 ‘69 ‘71」テーマ音楽 [山下毅雄]
♪ 2012年 9月に再登場しています。 - 第 5 位 ( ★ )
NHK総合・ドラマ10「ラストマネー ~ 愛の値段」劇中効果音楽 [林ゆうき]
♪ 豊かな和音を連結する旋律の巧みな劇伴音楽。
IPサイマル放送の“radiko”が、10月 3日 正午から 長野県エリアで実用化試験配信を開始すると発表になりました。長野県のほか、静岡県・石川県・鹿児島県エリアでも実用化試験配信を始めます。現在“radiko”は、首都圏・関西圏・中京圏のほか北海道・福岡県・広島県で、本配信や実用化試験配信が続いており、サービスエリアを拡大しつつあります。
さらに“radiko”は、 復興支援プロジェクトとして、東日本大震災 被災 3県のラジオ放送を全国に配信しています。長野県エリアでは、FM長野 と SBCラジオをまず配信。その後 全国短波放送である ラジオNIKKEI(ラジオ日経)が加わる事も想定されており、いよいよCMを含むFM長野の総ての放送を、インターネットで同時に聴ける時代が到来しました。
NHKラジオでは、1日から 独自のIPサイマル放送“らじる☆らじる”をスタートさせました。全国で NHKラジオ第1放送、第2放送 そしてFM放送を、ネット端末で聴く事が出来ます。但しローカルニュースの放送枠は、首都圏ニュースが配信され、時報や緊急地震速報は配信されません。ニュースの速報性を自ら阻却する様で、少し硬直的な考え方だと思います。
また“radiko”が配信エリア外の聴取に対し、ブロックをかけると同様に、同じIPアドレスによる地域判定で、海外での聴取へもブロックをかけたのには 問題があります。NHKの国際放送「ラジオ日本」では、毎時 55分から 海外安全情報を流す他、ほぼサイマルでラジオ第1放送を聴く事が出来るのです。それ故に海外でのブロックが意味あるのかは 疑問です。
“らじる☆らじる”という、独善的なネーミングと、センスの悪さは別として(笑)ネット端末でIPサイマル放送が聴く事が出来る様になりつつある現状から、ラジオメディアのデジタル化は、このIPサイマル放送でまず足りると思っています。莫大な設備投資もかからずリスナーサイドからみても、難聴取地区解消やデジタル化による音質改善などの恩恵が得られます。
ラジオメディアも、デジタル化という方向性を模索していますが、ラジオ業界にテレビジョンの様な完全デジタル化を決行する体力はありません。意地になって、無理にラジオの全伝搬をデジタル化へ向わせるのではなく、本局 送信所 と 中継所間のエア受け(放送波受信中継)を まずデジタル化するとか、出来るところから創意工夫でデジタル化の実を取るべきです。
東日本大震災では、アナログラジオが 情報ツールとして威力を発揮しました。アナログラジオには、存在する意義があります。ラジオ業界が先細りになっても、その先細りの先に残ったラジオ局こそ、真の意味で存在価値のあるラジオ局だと思うのです。掛け値なしの聴取率への影響度など、まだ課題はありますが、IPサイマル放送が これから普及する事を願っています。
(追記) radiko と ラジオ聴取率の統計学的関連性について、週間放送視聴日記「第19回 国勢調査 結果速報」で考察しています。