第221回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
柴咲コウ「ひと恋めぐり」
SBC TBS・愛の劇場「砂時計」主題歌 - 第 2 位 ( ⇒ )
工藤静香「雨夜の月に」
NBS 東海テレビ・ドラマ「麗わしき鬼」主題歌 - 第 3 位 ( ▽ )
NHK総合・大河ドラマ「風林火山」テーマ音楽 [千住明] - 第 4 位 ( ☆ )
NHK総合・木曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負 最後の闘い」劇中効果音楽 [梅林茂]
♪ 前作に引き続き殺陣シーンで流れる、打楽中心の劇伴音楽に圧倒的な存在感があります。 - 第 5 位 ( ▽ )
いきものがかり “SAKURA”
NTT東日本 テレビCMソング
昨年 廃止騒ぎがあった NHK-FMですが、この春は 従来と違った番組改編の傾向が見られました。全国を網羅するFM放送の送信所・中継局を、全て無駄するが如き、NHK-FM放送の廃止は、到底困難な事です。NHK組織を合理化するための減波ならば、アンテナを共有している中波を ひとつ減らすのが現実的です。将来性を深く考察しない減波の議論でした。
NHK-FMが廃止になっても、難聴対策としてラジオ第1放送をFM波で送信し続ける可能性は 極めて高いのです。それ故にラジオ第1を同時放送する枠の増加には、深い思惑も垣間見えてきます。民放FMを意識してきた NHK-FMの編成に対し「民放FMで代替えができる」と、その姿勢を廃止の理由にされたのですから、たまったものでは ありません(笑)。
今回の改編では、まずクラシック音楽番組が拡充しました。久しぶりに月曜から 日曜まで 全日 夜はクラシック番組があり、目玉であるN響 定期演奏会の生中継は、いつでも放送出来る体制となりました。深夜などにリラックスして聴ける番組も増え、タレントDJの多用や ぎこちないトークを中心に平気で編成する民放FMに迎合していた路線から、離脱を始めています。
最近私は、AMラジオ局を 聴かなくなりました。情報源は、ネット そしてコンパクトなFMの定時ニュースで充分だからです。NHK-FMでは、朝 7時・正午・夜 7時と定時ニュースが、ラジオ第1と同時放送され、全国のFM放送の基幹ニュースとなっています。この 3回の定時ニュースの聴取だけで、世の中の動きが把握できる必要な情報源として、充分事足ります。
また深夜 1時からラジオ深夜便が同時放送されており、1時間おきにニュースが流されています。クリアな音質でラジオ深夜便を聴くと、AM局を聴く必要性が どんどん薄まっていくのです(笑)。またFM長野ニュースとして放送されているJFNニュースは、国内・国外の最新ニュースを 5分間に凝縮している、最も完成度の高いFMラジオ局のニュース番組です。
このラジオリスナーとしての情報源は、FM長野ニュース と NHK-FMの定時ニュースだけでも充分なのです。コンパクトな全国ラジオニュースは、報道の理想形を具現しています。そりゃテレビも視ますが(笑)FMラジオ放送に囲まれた日々は、私にとって理想的なスローライフです。クラシック番組を聴きながら昼寝が出来る休日は、至福の時(笑)なのです。
根強いファンが存在するから廃止できないといった消極的理由でなく、NHK-FMには、全曲完奏で音楽放送する佳き伝統を継承しながら、音楽ラジオ放送の原点は何か? いつもFM長野を始め民放FMへ問いかけていくべきです。NHK-FMが、クラシックを中心とした音楽放送をベースとして、異なった路線で、民放FMと一緒に緩やかに共存する事を願っています。