FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第375回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」劇中効果音楽 [佐藤直紀]
  2. 第 2 位 ( △ )
    LOVE PSYCHEDELICO “Dry Town ~ Theme of Zero”
    NBS フジ・ドラマ「絶対零度 ~ 未解決特命捜査」メインテーマ
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽 [佐藤直紀]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    abn テレ朝・ドラマ「臨場」劇中効果音楽 [吉川清之]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    abn ABC・ドラマ「警視庁失踪人捜査課」劇中効果音楽 [Audio Highs・横山克]
    ♪ サスペンスドラマに相応しい洗練された劇伴。

 NHKラジオ第1、そしてNHK-FMでオンエアーされている「ラジオ深夜便」が、放送開始 20周年を迎えました。この「ラジオ深夜便」を、私は「昭和天皇の贈り物」だと思っています。その理由は、戦後のNHKラジオ第1が、最終のニュースの後 午前 0時で放送終了。午前 5時に その日最初のニュースを流す、5時間の放送休止編成から説き起こす事ができます。

 1988年(昭和63年)昭和天皇が お倒れになり ラジオ第1放送は、間断なきご病状報道のため、深夜に特別編成を開始しました。放送休止となっていた午前 0時以降、毎正時に昭和天皇ご容態に関する最新ニュースを 数分間放送し、それ以外は停波せずクラシック音楽を終夜 流し始めたのです。実は このクラシック音楽放送が「ラジオ深夜便」の源流点でした。

 クラシック音楽放送は 意外に好評で、ラジオリスナーの間へ静かに浸透していきます。しかし、翌年 昭和天皇の追悼特別編成が終った 1989年(平成元年)1月 9日に、このクラシック音楽放送を打ち切りました。その打ち切りに喪失感を強く受けたリスナーから要望が NHKへ相次ぎます。そこで同年 4月から実験的に始まったのが「特集・ラジオ深夜便」なのです。

 私は当時 行政書士試験の勉強をしており、初期の「特集・ラジオ深夜便」をリアルタイムで聴いています。とにかく呼びかけていました。「この深夜にNHKラジオを聴いている方は いらっしゃるのでしょうか? お聴きになっていましたら、ぜひお葉書を お寄せください。」 穏やかで優しく語りかける呼びかけに、沢山の聴取報告の葉書が全国から寄せられました。

 朝 5時までの担当者は アンカーと称し、地震が全国どこの地域で発生しても すぐ宿直アナが速報します。大きな安心感を番組からもたらしましたが「特集」の不定期放送のため、停波の日は 反響が逆に沢山のクレームへ変わります。その積み重ねが空前の人気とリンクし、選挙開票や緊急報道時を除き、1年 365日 生放送のスタイルとなって、ラジオ深夜便が確立したのです。

 午前 4時台の「こころの時代」(現・明日へのことば)は、当初 教育テレビ同番組の録音再構成でした。「こころの時代」は、視聴率調査で毎回「コメ印」がついていたほど、最もお堅い宗教・人生観に関する教養番組です。ところがラジオ深夜便では、民放の約 30倍以上の聴取率を獲得します。その番組構成も民放ラジオ局には、絶対有り得ない発想から生まれたのです。

 ラジオ深夜便 は、放送開始から 20年経ても変わらぬ人気を保っています。ただ落語などの演芸放送が、減少ぎみなのは 少し気になっていました。それには 故・玉置宏 氏の問題があり、名作落語を放送出来ない環境も原因だと推測されます。そのためか最近ロングインタビューが多い気もします。深夜の演芸放送は、大変魅力的で、これも ラジオ深夜便 が開発しました。

 私は、情報タイムから 1時台・演芸、2時台・洋楽、3時台・邦楽、4時台・こころの時代 が ベストな編成だと思っています。これは 微々たる意見(笑)かも知れません。現在でも「ラジオ深夜便」は、全国で圧倒的な聴取率を獲得。リスナーの満足度は、極めて高いものがあります。自分が主役(笑)の民放のパーソナリティには、理解し難い別世界としか映らないのです。

 アンカーの中では、明石勇 氏の時間帯ごとのナビゲーションが大好きです。ラジオ深夜便の原点を聴く思いがします。また柴田祐規子 アナは、その美的な声質からも、ラジオ深夜便を背負っていくアンカーだと思っています。FM長野リスナーの私としては“JET STREAM”➝ ラジオ深夜便というシフトパターンが、いつまで続いて欲しいと、心から願っています。


ブログ開始は 2003年です。

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