FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第542回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    GLAY “DARK RIVER”
    NHK総合・ドラマ10「激流 ~ 私を憶えていますか?」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    AZU “Circles of Life”
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」劇中効果音楽 [中島ノブユキ]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「八重の桜」テーマ音楽 [坂本龍一]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
    NHK総合・連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌
    ♪ 14年ぶりのCD新譜は、鮮烈な詞をオブラートするトラディショナルなバラード。

 21日 投開票の『第23回 参議院議員通常選挙』は、自民党が改選議席を ほぼ倍増する大勝。連立与党で 絶対安定多数を確保し、衆参のねじれ現象は 一気に解消しました。インターネットによる選挙運動が解禁となった、第2次 安倍内閣として初の国政選挙で、連立与党は 大きな勝利を収め、民主党から 自民・公明連立への政権交代が、国民から是認される結果となりました。

 【獲得議席数:自民 65 民主 17 公明 11 共産 8 維新 8 みんな 8 社民 1 諸派 1 無所属 2】

 今回の開票速報でも 各局が投票締切の午後 8時ジャストに「出口調査」による予測を、一斉に発表しました。3年前の参院選から出口調査の共通化が進み、共同通信社 と NHKに、実施母体は 2極化しています。特に共同通信社の大規模出口調査は、在京民放テレビ キー局との連携を さらに深め、全国の民放テレビ・新聞社の出口調査が、共同通信社へ集約されてきました。

 NHKは、8時ジャストに改選議席の 80・1%にあたる 97名もの議席当確を打ちました。民放各局も、これでもかと(笑)当確ラッシュを繰り広げます。ところが 10分経過し、15分経過すると、各局共に似たような当確議席数になってきます。出口調査の共通化が原因なのか、8時20分頃の未確定議席数は、各局共に 23 ~ 28と、見事なほど一致していました。

 しかし、そこから当確の伸びがピタリと止まります。NHKは、8時45分に 比例区で 48名中 40名の議席当確を一気に打ちましたが、氏名の表示される議員当確は 26名に留まり、GTVの開票速報を視ていても、9時台に入ると、やたらドキュメンタリー形式のレポートが多くなり、データ重視の開票速報番組の本旨からは、やや離れた内容になっていました。

 また以前は、独自の開票速報特番を放送していたNHK-BS1は、通常の番組をオンエアー。NHKが 全員の比例当確を打ったのは、翌朝の午前7時でした。長時間化するNHK開票速報の脇で、フジテレビは、8時45分からサッカー東アジアカップ 日本 VS 中国戦を放送(視聴率:18・9%)。テレ朝も 深夜 0時05分から全英オープンゴルフを放送しています。

 FM長野では、8時55分からのFM長野ニュース(JFN)。10時からJFNネットの開票特別番組を 2時間放送しましたが、長野県区の当選・当確情報は、翌朝の“OASIS 79・7”フラッシュ ニュースまで ありませんでした。長野県選挙区の当選者は、6回連続の自民 1、民主 1。NHKでは、全選挙区中 3番目の早さで当確が打たれるほどの無風でした。

 出口調査偏重主義が蔓延して、実際の開票を待たずに、大勢が判明してしまう最近の開票速報特番ですが、最も出口調査が機能しにくく、当確の冒頭乱発(笑)がない国政選挙の選挙制度は いったい何か? 考えてみました。やはり全国を 10程度のブロックに分けた「大選挙区制」が、得票順位が当落に強く反映され、最も出口調査での予測がし難い選挙制度だと思われます。

 例えば 1ブロック定員 30名の大選挙区の場合、上位 10名ほどは早期の当確が打てますが、とても出口調査だけでは、25位から 35位前後のボーダーラインにおける当確判定は困難です。やはり開票実数の動向を見ないと当確は打てません。そして なによりも無風区が存在しない選挙制度なのです。衆参ともに一人一票制にすれば、実際の開票作業も早く終了します。

 これから道州制の議論が、少しずつ深まっていくと思われます。この道州制こそ、この大選挙区ブロックの区割りにも直結してくるのです。衆議院・参議院 共に、定数是正の問題から 選挙制度の抜本的改革が急務になっている今日、出口調査が機能しにくい選挙制度というのは、案外民意の反映 と 集約が両立できる、的確に未来の国の形を指し示すシステムかも知れません。


ブログ開始は 2003年です。

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